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道楽草  作者: 十三岡繁
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 古代ギリシャやローマでは既にワインが好んで飲まれていた。古代エジプトではビールも飲まれていたらしい。では日本ではいつ頃から飲まれるようになったのだろうか?


 稲作が始まった、弥生時代以降に作られるようになったというのが通説の様だが、果たして本当にそうだろうか? 果実など糖分の高いものは、放置していても勝手に発酵して酒になったりする。猿が木のくぼんだ部分に果実などを貯めておいて、それが自然に発酵して酒になった、猿酒なんてものもある。


 縄文時代は14000年も続いた、世界でも類を見ない長期文明だ。その中で自然発酵に気が付かないという訳が無いと思う。山ブドウやヤマモモの様に、フルーツの原種も多々存在していたはずだ。水田は無くても陸米があった事も分かっているので、穀物由来の発酵も行われた可能性はあるのではないだろうか? 土器の中にフルーツなどを貯蔵して、ついうっかり放置すれば自然にアルコールができただろう。


 しかしどうにもその証拠になる遺物が見つかっていない。本当に文字が無いというのはもどかしい。当時の文明も文化もうかがい知れないからだ。せめて絵ぐらいはもっとたくさんかいて欲しかった。いや、その部分についても我々が気が付いていないだけで、文字に近い情報の蓄積手段も持っていたという気はする。

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