ベース
最近ネットを見て思う事……
ネットと言えば基本ベースは長らくパソコンでの閲覧だった。ネットという言葉が世間で浸透し始めたころ、HPといえばパソコンの画面表示を意識して作られていた。しかし今となっては、それではスマホで表示したときに文字も画像も小さすぎる。なので現在多くのHPはスマホ用のページを別に用意したり、主流なのはデータは共通でも、スタイルシートで表示形式をそれぞれ別指定しているものかなと思う。
しかし最近パソコンで表示しても、あきらかにこれはスマホ用に作ったHPを拡大しているだけだろうというものを見かけるようになってきた。経費節減の為にターゲットを絞っているのだろうか? 最近の若者はデジタルネイティブとはいいつつも、実は結構パソコンには疎かったりする。スマホで何でもできてしまうからだ。もちろん仕事で使うメインマシンとなればパソコンになるが、自分が必要とするソフト(今はアプリと呼ぶべきか?)以外の事はあまり興味がないのか、結構他は何も分かっていない人が多いように感じる。
これはきっとベースが変わったのだろう。ネット閲覧のベースはパソコンではなくスマホになったのだ。タブレットというものもあるが、あれは大きなスマホみたいなものだろう。ベースが変わればシステムというか流儀も変わる。きっとそこについて行かないといけないのだろうが、どうにもつらい。いまだにスマホでフリック入力をするよりは、キーボードで文字入力をした方が早い。あの若者のフリックでの入力スピードは、手品でも見ている感じがする。
自分も頭を切り替える必要があるんだろうが、どうにも急には難しい。既に銀行や税金を始め、ネットで様々な手続きができるようになった。若い人達を見ているとかなり複雑なものまで、スマホの小さな画面だけで済ませている様だ。自分ならとてもではないが一度に表示される情報が少なすぎて、満足が行く情報のやり取りができない……と、書いていて、もしかして若い人たちも完全には双方向になっていないのではないかとふと心配になった。パソコンで見ていても文字が小さすぎる様な、注意書き的な内容を本当に読めているんだろうか? 先方が騙そうと思えば騙し放題な気もする。まぁ画面が小さくても大きくても読まない人は読まないから変わらないのかもしれない。




