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道楽草  作者: 十三岡繁
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三大欲求

 創作物は人間の欲望の裏返しでもあると私は思っています。人は何かを欲していて、それを疑似的に満たす為に小説でも映像でも漫画でも創作されているのでしょう。


 人間には三大欲求と言われるものがあります。食欲、性欲、睡眠欲です。だから食をテーマにした物語は多いです。メインに据えているものもあれば、場面としての食事や、小道具としての食材なんかも欠かせません。それを全て性欲と言い切ってしまうと怒られそうですが、男女の恋愛物語なんかは、性欲の延長上にあるとも言えます(LGBTの話はややこしくなるので置いておきます)。


 仏教の五欲は財欲、色欲、飲食欲、名欲、睡眠欲だそうですが、これも三大欲求に似たようなものですね。財欲と名欲が加わってますが、その向こうにはやはり三大欲求がちらついている気がします。名誉と財力を手にした人間は、食欲と性欲に走りがちです。


 ここまで書いていて、この文章で何を書こうとしているのか……普段私のエッセイを読んでくれている方にはバレバレかと思います。食欲と性欲が創作の源になっているのに比べて、どうして睡眠欲は置き去りなんでしょうか?


 睡眠漫画とか、枕職人の話とかベッドメーカーの営業の話とかはあまりないですよね。いや、それは間接的な話なので、もっと睡眠に正面から取り組んだ話というものはできないものなんでしょうか?


 食欲に根差した物語はトレースした人の食欲を刺激します。性欲も同じですね。ならば睡眠欲を刺激される物語というものがなんとか創作出来たらなと思います。


 うーん読んでいたら眠くなってしまう話は最後まで読んでもらえませんね。映画もそうです。眠たくなる映画というのは誉め言葉になり得るのでしょうか?


 睡眠人眠平、ねむりんぼう、眠楽園、睡眠のコリーダ……私の筆力ではどれも書けそうにありません。


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