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道楽草  作者: 十三岡繁
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自動運転

 テスラが自動運転で納車する様子を動画で見た。なかなかのSF感である。確かに自動車は自動運転が常識という世界がすぐそこまで来ている気がする。しかし日本にはそれに対しては大きな障壁がある。多分置いていかれるだろう。


 その障壁とはなんなのか? シンプルに言えば本音と建て前社会である。例えば高速道路で時速100km制限のところで、それをかたくなに守って運転している人というのは、実際にはどれ位いるのだろうか? 強風の時は50km制限の時すらある。そんな事をしていたら大渋滞するに違いない。全てが自動運転になれば、渋滞も無くなり運転の技量のばらつきも無くなるので、100km制限を本当に維持して行けるようになるのだろうか?


 一般道でも、明らかに制限速度の設定がおかしい所がかなりある。見通しが良くて通行台数も少なくて、歩行者もいないような直線道路で制限速度が40kmのところは結構見かける。自動運転になった場合、そこは本当に40km以下で走行するようになるのだろうか?


 分かり易いところで速度の話を出したが、ちゃんと実態に即したルールに変えていかなければいけないような所が日本社会には多々ある。その中で果して自動車の運転に関わる部分だけを、ピックアップして本当に変えて行けるのだろうか? しかしそれができなければ多分自動運転は無理のような気がする。


 全部が全部一斉に自動運転になるのであれば或いは可能かもしれないが、少なくとも人間の運転と自動運転が混在する状況である限りは、本音と建前の使い分けはAIにはできないだろう。いや、制限を破ってしまえば違法になるんだからどうにもできない。

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