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道楽草  作者: 十三岡繁
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新月のホタル

 電波の届かない山奥で、どのようにして文章を書いたらいいのかは、試行錯誤の連続であるが、スマホに最初から入っていたメモ書き機能を使って試しにこれを書いている。


 思えばエッセイ『道楽草』の最初の文もこのキャンプ場で書いた。あまり進歩していないなと思う一方で、あれからの間に書いた小説はかなりの本数になった。

 まだまだとても自分の思ったふうには書けていないが、きっと永遠に満足できることもないのだろう。そこは本業の建築設計も同じである。


 前置きはこれくらいにして、今回のキャンプの主目的は、新月の蛍を見ることであった。恥ずかしながらこの歳になるまで、まともに夜光っているホタルを見たという記憶がない。一匹二匹なら何処かで見たような気もするのだが記憶は定かではない。


 このキャンプ場は前にも書いたかもしれないが、三十分位の軽登山をしないとたどり着けないところにある。電気も水道もなければ、あるのは屋根のかかった東屋と、かなり近寄りがたい雰囲気の便所ぐらいなものだ。


 当然訪れる人もほとんど居ない。昨晩もいつも通り我々グループしかいなかった。で、肝心の蛍の方はどうだったかといえばバッチリ見れた。何事も生まれて初めて見たり体験したりする事は感動に満ちている。


…ここからは帰宅後の加筆…

 帰ってきてから既に一晩が過ぎた。何かあちこちを虫に刺されている。これは蚊ではない。多分ブヨだ。ブヨの痒みはしつこくて数日続く。50度に熱すれば生物毒は大抵解毒できるので、虫刺されにはサウナが有効だというのが持論だ。しかし昨日立ち寄った温泉ではサウナが閉鎖されていて、帰宅後は依然通っていたスポーツクラブが閉鎖になっていて、サウナに入るには本当にサウナに行かないといけない。サウナ自体はそんなに好きというわけでもないのでそんな気にはならない。

 ドライヤーで温めるかな…。

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