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道楽草  作者: 十三岡繁
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麻雀

 もうずいぶんと前から分かっていた事ですが、日本の高齢化が止まりません。高齢者が増えるのと同じくらいに若い世代が増えているのならば、従来通りかもしれませんが、少なくとも今はそうなっていません。


 介護の必要なお年寄りが増える一方で、介護する側の分母はどんどん減っていきます。体の衰えもそうですが、脳機能の衰え…痴呆はなかなかに家族などにとっても厳しいものです。


 少しでも痴呆の進行を抑えようという事で、各デイサービスなどでは高齢者にゲームなどをさせています。しかし単純なものが多くて、逆に頭がしっかりしている老人からは、そんなものやってられるかという声も多いようです。


 私は個人的には脳機能の衰えを防止する最も素晴らしいゲームは麻雀だと思っています。やらない人には全くイメージが沸かないと思います。国によってルールは違っていますが、日本でやられている麻雀は、それはそれはルールが複雑です。多分メジャーに行われているゲームの中では一番複雑なんじゃないでしょうか?


 メジャーなゲームと言えば他に将棋や囲碁もありますが、あそこまでシンプルだと完全に頭脳戦です。それはそれでボケ防止にもなるかもしれませんが、結構なエネルギーを使うので歳をとるときついような気がします。


 もちろん麻雀も頭脳戦ではありますが、偶然や運によってかなり勝敗が左右されます。弱い人が強い人に勝つことも一定の確率で起こりえます。そうしてやり込むほどにこの複雑なルールがいかによくできているかを知ることになるでしょう。

 

 勝敗は得点で競うわけですが、この得点を数える事が初心者にはハードルが高いです。かなりやり込んだ人でも、得点表を見ないと分からないケースも多々あると思います。すべてが頭に入っている人はそういないんじゃないでしょうか?


 麻雀では牌を並べて役というものを作っていきますが、その役を覚えることは点数計算よりも全然楽です。初心者の人でも何回かやって行けばすぐに覚えられると思います。


 私は声を大にして言いたいです。これから高齢化するみなさん。今こそ麻雀をやりましょう。昔やっていたけど、最近全然やってなくて忘れかけている人は、リハビリで麻雀ゲームのアプリをスマホに入れて今から備えましょう。

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