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道楽草  作者: 十三岡繁
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実験

 実験とはトライ&エラーの繰り返しです。それを何度も何度もやることで、求めている道筋が見えて来ます。今の日本で社会実験としてやってみたいことが幾つかあります。まずは消費税の廃止です。所得税103万円の壁の話ももちろんです。


 税収が減るので財源がないと駄目だなんて話が、実行できない理由として挙げられますが、本当にそうなんでしょうか? とりあえずやってみないと分からないような気がしています。失われた30年と言いますが、緊縮財政を続けた結果、経済成長という点で日本は世界から置いていかれました。積極財政をしていたなら多分諸外国並みな成長率で、国民所得は倍増して税収も倍増していたような気がします。もちろんインフレになったと思いますので、貯蓄や資産は目減りしたとは思います。しかしその分国債も実質的には減って行くことになったでしょう。


 なので次は減税にトライしてもいいんじゃないかと思います。増税はだいぶトライしてきてこの結果だったので、逆方向も試してみたらいいと思います。それもエラーであればまた次の方法を考えたらいいでしょう。とりあえず増税や負担率の増加によってこれだけエラーが続いているので、違う実験をすべきだと思います。


 少子化対策も同じですね。子育て支援も重要な気はしますが、実際にそれでは少子化は止められなかったので、次は婚姻率の増加に実験方向を変えてみるべきかと思います。消費税を廃止したら婚姻率が上がったなんて実験結果がもしかしたら得られるかもしれません。もちろん得られないかもしれません。しかしやって見ない事には分かりません。


 私は専門ではないので詳しくは分かっていないんですが、量子コンピューターというのはある種実験装置のような物だと捉えています。条件を入れて計算したらとにかく結果が出て来る。従来のコンピューターと違うのは、計算の経過が論理的には人間の理解を超えるところにあるという感じでしょうか? それこそトライ&エラーです。医薬品なんかは今でもそうですし、化学なんかも結局はそうですよね? こと量子力学においては物理だってそんな感じじゃないでしょうか?


 減税して失敗したら誰が責任をとるんだなんて話はナンセンスです。みんなで責任とりましょう。というか黙っていても責任は全国民に被って来る事になるでしょう。それでも現状維持でどんどんと衰えていくよりは、エラーも覚悟の上でトライしてみるっていいんじゃないかと思ってます。とりあえずみなさん選挙には行きましょう。そうして実験に参加しましょう。

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