表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
道楽草  作者: 十三岡繁
212/313

鉄腕アトム

  言わずと知れた手塚治虫氏の不朽の名作である。人工頭脳研究の第一人者である天馬博士は、高度な人工頭脳を完成させるには、最初から全てをプログラミングするのではなく、学習させて成長させることが必要だと気がつく。そうしてアトムの人工頭脳が生み出されるのだ。


 現在世間で注目を集めるAIはまさにこの手法で構築されている。学習して発達して行く。そうして学習するためには教材が必要となる。教材があるからこそAIはそれを学習して発達していけるとも言える。過去に何度も取り上げてきたが、この世界自体がシミュレーションだという仮説がある。アメリカのイーロン・マスク氏などはそれを信じて疑わないようだ。私的にはそんなことはどうでもいいと言うか、どちらにしてもあまり自分の人生や日常に、さほど影響はないだろうぐらいにしか思っていない。


 しかし仮にこのシミュレーション仮説が正解だとして、それを誰が構築しているのかはわからないが、その存在がさらなる発達を望むのであれば、シミュレーション世界の住人には、是非とも学習対象としての多様な行動を期待するのではないかと思う。


 以前死んでしまった人のあの世での評価は、善行や徳を積んだとかではなくて、より多くの行動と経験をした人こそが高くなるという話を書いたが、これは前出のAIの学習対象としての評価と一致しているような気がする。前も悪も関係ない。既存の概念に捕らわれず、より新しい事をより多くした人間が評価されるというのは、もしこの世界がシミュレーションだとすれば、ありそうな話にも思える。


 かといって、現世で犯罪となるような事をしてまであの世での評価を上げたいとは思わない。神様の思惑は知らないが、まんまとそれに乗っかるというのも癪な話である。いや、その思惑に乗らない存在になってこそ、学習対象としての評価は上がるのかも知れない。


 ところでアトムの話に戻ると、リメイク作品『PLUTO』の中では人工頭脳と呼ばれていたが、原作漫画では電子頭脳と書かれている様だ。これは同じ意味ととらえていいのだろうか? 人工頭脳であっても電子が関係しない場合もあるだろうから(今の所は電気的なものしかないが)、電子頭脳⊂人工頭脳でいいんだろうか? さらに言うとAIの和訳は人工知能である。知能は頭脳の中にあるので、人工知能⊂人工頭脳……しかし人工知能⊂電子頭脳とは限らない……どうも書いていて何が何だか分からなくなるぐらいの頭脳と知能しか持ち合わせていない様だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ