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道楽草  作者: 十三岡繁
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欲望という名の贈り物

 欲というものはなにかとネガティブな扱いです。欲があるから不幸になるとか、無欲が素敵とかそんな風潮です。


 でも食欲でも睡眠欲でもなにかしらやりたいと思うから人も生物も生きているわけで、全ての欲から解放される=解脱するっていう思想は、解放されたいという欲の究極形ですよね?誰か偉大な宗教家が人類を救済したいとすればそれも欲です。


 私は欲望というものは、人が生きるために…人じゃなくて生物全てです。神様がくれた贈り物なんじゃないかと思います。植物は脳が無いから考える事は出来ないというのが生物学上の常識だと思いますが、生き残りたい子孫を残したいという欲求はあるように思います。脳が無くても欲望はあるわけですね。結構欲望は生物が生物たる根源的な存在なのかもしれません。


 だから恥じたらいけないと思います。美味しいものが食べたくて、かわいい女の子(男の子)と付き合いたくてもてたくて、有名になりたくて尊敬されたくて、大勢の人に共感して欲しい…でも間違えていけないのはお金の話です。


 お金が欲しいという欲望はなんか二次的です。本当の欲望はお金を使ってなし得たいその先にあるはずです。あたかもお金が欲しいみたいに錯覚している人が多いんじゃないでしょうか?勘違いしてはいけません。お金は欲望を叶えるための手段であって、それを得る事自体は本来の欲望とは違います。


 お金というのは信用やらなにやら目に見えないものを、数値化するうまい仕組みだとは思いますが、人類はそろそろその先に進めないもんなのかなと日々思います。

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