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道楽草  作者: 十三岡繁
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ユニバース25

 ネット上では結構有名みたいですが、ユニバース25という実験を最近知りました。住環境と食料が完全に満たされた状況でネズミがどのような変化を見せるのかを観察するものです。


 結果最初は増え続けますが、キャパを大分下回るところで個体数は上限を迎えて減り始め、最後は全滅するというものです。生存するための競争が無くなってしまった生物は繁殖を止め、時と共に減少してやがては絶滅する…。実験結果のディティールに関しては、長くなるのでここでは書きませんが、現在の人間社会にとても似た状況になっていると思わせるものでした。だから人間社会もそうなるかもしれないと考察する人もいます。


 それには私は賛同できません。ネズミには音楽も絵画も、生活を超えたところに存在する文化というものがありません。なので単に本能に従って生きる生物と人間とは違う存在の様な気が最近はしています。案外一見生命活動には役に立たなそうなことが、実は最も重要なものだったなんて事があるんじゃないでしょうか?


 まぁそれはそう思いたいだけと言われれば、そんな気もしてしまいます。世界中は様々な問題が山積みですが、なかなかすっきりと解決して行けそうにないですね。でも、もしかするとそれは人が人である事とのバーターかもしれないなとも思うんです。


 みんな幸せに暮らしていきたいだけなんでしょうね。どうしてそれがうまくいかないんでしょう。でもうまくいかないから、うまく行ってる…なにかやるせないです。ご興味のある方はユニバース25をググってみてください。やるせなさは払拭できなくても好奇心は少しだけ満たされるような気がします。

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