第四次産業
地方といえば農業や漁業、林業などの第一次産業に向いているというイメージがある。しかし逆に創作に近い高次な産業…アートであったり漫画や小説、音楽等に関する活動には、街中とはまた違った刺激とヒントに溢れているのではないだろうか?
但し高次の産業もそれを消費してくれる存在があってこそなので、人間の多い場所との繋がりは切っても切れないものだ。だからこそのIT技術だと思う。つまり地方活性化を言うのであれば、ベースになる一次産業と高次の産業の両輪を刺激してやれば、その間の第二次、第三次もそれなりについてくるのではないだろうか?
自分の住む地域が消滅可能性自治体などと呼ばれて傷付いている人も多いと思う。大きく捉えて少子高齢化が進む日本という国においては、人々が集まって暮らすコンパクトシティという考え方もあるとは思う。しかし例えば人口密度が日本の中でもとりわけ低そうな北海道でも、実はドイツよりも人口密度は高い。未だに日本は人間の多い国なのだ。やりようによってはまだまだ回せるような気がする。
消滅可能性自治体と言われて、悔しそうな自治体の首長を見た。年齢は70代だ。その土地を愛し、今まで地元の為に尽力してきたのだろう。そこは尊敬するのだが、そろそろ若い人に舵取りを譲るというわけにはいかないのだろうか?かくいう自分もまだ高齢者というカテゴリーには入らないようだが、若い人たちとは違う世界観の中にいる事を最近よく感じる。確実に彼らよりは先に世を去るのだから、あとは彼らが世界を作って行けばいいと思う。
前にも書いたが第四次産業…コンテンツ産業においては日本は他国の追随を許さない資源超大国だ。これはもしかするとアメリカやロシアの核よりも凄い威力を持っているかも知れない。地方の活性化にもこれを使わない手は無いと思う。しつこいようだがまずはITインフラの整備と人材の確保である。




