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道楽草  作者: 十三岡繁
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歌という言葉

 夜が更けてくると、ついつい動画サイトで様々な楽曲を聞いてしまいます。それは過去に心に残ったものであることが多いです。昔から持っている何らかの音源を探すことなく、ネットで検索すれば余程マイナーな曲以外はすぐに見つけられるので便利になったものです。そうしてその多くはイメージに合った動画や絵とセットになって鑑賞できたりします。


 もっとじっくりと歌詞を読み解きたくて、歌詞を文字に起こしたものを探し当てて改めて読んでみる事もあります。しかしそういう時は往々にして、ちょっとよく意味が分からなかったりします。文として読んでも良く分からないのに、音楽に載せた歌として聞くと何の疑問も無くすんなりと心の中に入って来ます。不思議ですね。この現象を何と呼べばいいんでしょうか?


 きっと音楽というものは、それ自体も言葉のようなものなんでしょうね。文字による言葉のように左脳ではなく、もっと感覚的な右脳に語り掛ける為の手段じゃないかなとふと思いました。だから歌はきっと左右の脳に同時に語り掛けてくれるんでしょうね。


 思うと漫画も絵と言葉の両方で脳にアプローチしてきます。これも歌と一緒で、絵として表現された部分は右脳に訴えかけているように思います。アニメとなると更にここに音や音楽も加わるわけですから、脳が受け取る情報は物凄い量になるんでしょうね。


 しかし更にそれらを超える文章というものもあるわけです。表現や情報が過ぎるとイメージは固定化され過ぎて、個人が受け取るときの余巾が少なくなるという難点があるように思います。


 文章の良さは最初は左脳から入った情報を、脳内で右脳に受け渡すように自分の中で勝手なイメージに変換できるところじゃないかと個人的には思っています。加えるにしても音楽ぐらいが丁度心地いいという場面は少なくないんじゃないでしょうか。

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