表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
道楽草  作者: 十三岡繁
154/313

不完全なくそ野郎

 幸いにして自分の人生では、そう言った人と関わることは無かった。しかしテレビなどを見ていると、見ているだけで胸糞が悪くなるような人間は確かに存在している様だ。


 今日も番組で人探しをしている女性の父親は、DVを繰り返して家族にお金をせびり続けるという、くそみたいな人間だった。でもきっとそんな人間にもいいところが少しだけあったりするんだろうなと思うと、何かちょっと悔しいような気がしてしまう。そんなくそみたいな人間には完全なるくそであって欲しい。憎めなくなってしまう。


 宮崎駿氏が描いた漫画『風の谷のナウシカ』で(映画の内容は原作漫画とは随分と違います)、「生命は光だ!!」と言われたナウシカが「ちがう、いのちは闇の中に瞬く光だ!!」と言い返すシーンがある。光でいいんじゃないかと思いつつ、人間がそんな存在だったらそれこそ糞つまらないなと思ったりもするわけだ。


 人間とは本当に面倒くさい存在である。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ