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道楽草  作者: 十三岡繁
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東京大学漫画学部漫画学科

 経産省が、このままいけば日本の経済は2040年に新興国に追いつかれるだろうとの見通しを発表しました。今みたいな感じで行けばそりゃそうだろうなと思います。しかし少し頭を柔らかくして、今までの産業構造とは違った発想は出来ないものでしょうか?


 日本がオンリーワンで物凄く力を持っているものとして、観光の他にコンテンツ産業があると思います。分かり易い所では漫画やアニメです。最近は韓国や中国のレベルが上がってきていますが、読んだり見たりしている人ならお分かりの通り、今でも日本の独走状態です。アメリカの漫画やアニメは別物です。


 私はあまり読みませんが、ラノベという存在も海外では聞いた事がありません。話を作る人がいて、漫画にする人がいて、更にはアニメにもなって…多分私なんかが考えているよりもずっと深くて厚い層がこの国には広がっているんだと思います。これをきちんと産業活動として捉え、国を挙げて後押ししたほうがいいと思います。そんな事今でもやってるよという人がいるかもしれませんが、経産省が誘導して海外で展示会を開くとかそういうレベルの話では無いです。


 アメリカでは映画産業を重要産業のひとつとして捉えて、公立の大学などでも専門のコースを設けています。今では立派な輸出産業に育っていると思います。日本でも一部の私立学校や専門学校には漫画やアニメ制作を学べるコースはありますが、安い学費で通える国公立大学にはそんな分野はありません。


 そんな型に嵌った教育をしても、いいクリエイターは生まれないという意見もあるかとは思います。しかし人々の認識が高まればそれを職業として選ぶ人の社会的な地位は向上するでしょう。第一線で活躍した人が教育の場に入ってくるというのも産業界全体にいい効果をもたらすと思います。


 コンテンツ事業は原材料費の高騰や円安の影響は受けません。むしろゼロから湧き出て外貨を獲得できる打出の小槌です。円安の方が儲かるくらいです。この膨大な資源を活用しない手はないと思います。いっそ東京大学漫画学部漫画学科やアニメーション学科があってもいいくらいだと個人的には思ってます。但しセンター試験などというくだらないフィルターは邪魔なだけなので取り払った方がいいですね。

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