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道楽草  作者: 十三岡繁
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性転換

 魚類の中には、一生のうちに性別が変わるものが結構いるらしい。生まれたときはメスで成長するとオスになるものを「雌性先熟」逆に最初はオスで成長してメスになるものは「雄性先熟」というらしい。地上で生活する哺乳類にはこういった生物はいない。


 では「雌性先熟」と「雄性先熟」はどう違うのか?一夫多妻制の場合は「雌性先熟」、夫婦が一対一の場合は「雄性先熟」なんだそうだ。


 一夫多妻制の場合、オスは強い存在でなければならない。だから小さくて弱いうちはメスでいて、成長して大きくなったものがオスになる。では「雄性先熟」の場合はどうかと言えば、体が大きいメスの方が産卵する力が強いから、生まれてすぐの弱い状態ではみんなオスで、立派に子供を産めるぐらいに大きくなるとメスになる。なるほどという感じではある。


 人間社会では現在は一夫一妻制が殆どなので、「雄性先熟」的なのかもしれない。みんな男性的に生まれてくるけども、強く大きくなると女性的になる。逆に一夫多妻制が認められている世界では「雌性先熟」的なんだろうか?みんな女性的に生まれてきて、強く大きくなると男性的になる。


 もちろん人間は生殖能力的に性別を入れ替える事はできない。これはものの例えである。あまり突っ込んだ事を書くと怒る人がいそうなのでこのあたりでやめておく。


 しかし雄と雌は字面が似すぎていて、読んでいてどっちがどっちか分からなくなる人が多いと思う。字は男と女の方が分かり易い。「女性先熟」と「男性先熟」…とても分かり易い。人間以外に男女という漢字を使うと色々とまずい事でもあるのだろうか?鮭の男と女…哺乳類だと男豚と女豚、男牛と女牛…何か淫靡な物を感じてしまうのはきっと私の心が汚れているからなのだろう。


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