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道楽草  作者: 十三岡繁
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I LOVE インド

 国連人口基金の予測によれば、今年のインドの人口は中国を抜いて世界一になる見込みだという。民族で言えば一口に中国と言ってもさまざまな民族が混在しているし、漢民族というくくりだけでも海外移住人口は物凄い数にのぼるだろう。インドに関してもパキスタンやスリランカに住んでいる人はインド人じゃないかと言われれば、日本人にとってはこれもまた微妙である。両国の国籍を持つ人口比としてはという事なのだろう。


 思い出すと大学の卒業旅行はインドに行った。カルカッタ(今でいうコルカタ)から入って、一か月かけてバックパックでボンベイ(現在のムンバイ)まで旅をした。

 良くも悪くもそこには泥臭い人間の営みがあって、その文化の違いに若かった自分の脳は震えを感じたものだ。多分あの旅行が無ければ今も東京でサラリーマンをしていたかと思う。何度も死にかけて、インドの人には騙されたりもしたが助けられたことも少なくなかった。


 日本の閉塞した社会に辟易としている人や、自分の人生に迷っている若者がいたなら、一度ザックひとつでインドを訪れたらいいんじゃないかと思う。何か見つかるかもしれないし、何も見つからないかもしれない。でも多分、感じる事は絶対にある。

 良いとか悪いとかそういう尺度では無くて、もっと人としての芯の部分にあるものを肌で感じ取ることができると思う。


 近代国家が大半の現代社会においても、人口の多さはそのまま国力の大きさに繋がる。これからインドが世界の中でどういう立ち位置になっていくのかは注目したいし楽しみである。

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