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道楽草  作者: 十三岡繁
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シミュレーション仮説

 新しいファイナルファンタジーが発売されるそうです。デモ画面しか見てませんがこのシリーズをファミコン時代から見てきた世代としては、そのグラフィックには隔世の感を抱きます。


 現在われわれが生きているこの世界がシミュレーションであるという、シミュレーション仮説は単なるSF話では無く、最新の物理学で真面目に議論されている仮説のひとつになってきたようです。


 まぁ壮大なゲームというわけでは無いと思いますが、好きな時代の好きな人物になってプレイできるとしたら、どの時代を選ぶんでしょうか? 戦国時代とか楽しそうですが怖そうで大変そうにも思えます。未来社会はどうなっているのか分かりませんが、分かる限りの過去を振り返ったって考えて、多分今の時代を選ぶんじゃないかと思います。


 食べ物は色々あって美味しいし、命の危険も少なければ娯楽にも溢れています。自由恋愛が許されていて、ネット社会という時代の転換点でもあり変化も感じられます。


 今から少し未来はどうでしょう? 日本に関していえば人口減で国力は落ちますし、IT音痴で経済力も低迷して、円の貨幣価値も更に下がっていく事でしょう。かつては経済大国であったアルゼンチンが日本の未来の姿の様にも思えます。だからやはりこの世界がゲームだとして、日本を舞台に選ぶなら今と同じ選択をしたかもしれません。


 しかしこの宇宙がシミュレーションだとして、ファイナルファンタジーの進化を見ていると、数百年後にはこの宇宙と同じくらいに精度の高いシュミレーションが我々にも可能になって、そのシミュレーション世界内の住人も同様にシュミレーション技術を発展させる事でしょう。そうやって何重にもなった入れ子構造が延々と続いていくというのが宇宙の正体かもしれませんね。


 今の世界はその中のほんのひとレイヤーかもしれません。

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