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葛藤  作者: ブンブン(仮)
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普通の人間

 物事を実行するときに心の中にできるもの。それが葛藤だ。

 これに気付いたのはつい最近のことだ。もともと知識としてあったから今()()()()()()()だけなのかもしれないが、ある出来事をきっかけに()()()()

 それが悪か善かを頭の中で決める。それが大変なのだ。だから早いところ決着のつくようにする。

 

 思考を放棄する。それが犯罪なのだ。

 葛藤。犯罪などで考えるより日常で考えたほうが早いかもしれない。

 言いたいことを言えない。したいことをしない。これが葛藤。いや、思考放棄だ。 

 思考放棄ほど楽なものはない。物事を()()()というのは主に私のような人間には難しいことだ。そんな状況にならないようにする()()()()()

 

 そんな私は今、大きな城に来ている。仕事でだ。取材の仕事に来ているのだ。

 この城はいい城ですと言われても、私には何もわからない。それについて深く学びたいなら、その場に行くしかないのだ。そして今も何もわからないでいるのだが。


 それにしても。独特な城だな。あまり城の知識などはないのだが、明らかに曲がりくねっている。

 面白い。

 絵などもたくさん飾ってあるがどれも興味をそそられるような絵ばかりだ。


 今週はこのあたりで泊まることになっている。明日にでもまた来よう。

 

 私の仕事はまあ、絵を描く仕事だ。

 雑誌などに、こういうもののデッサンをして乗せる仕事だ。やりがいはあるが、最近は転職しようとも考えている。


 ()()の人間だ。


 そんな私が、葛藤について考えている。今までも()()だしこれからも()()な人間がだ。


 つまんなくもないし、かといって面白いわけでもない。


 なぜこんなことを考えるようになってのか。そんなことはどうでもよい。


 だって私は普通の人間だからだ。


 

 

 

 

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