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親愛なるロミオへ

 親愛なるロミオへ


 こんにちは。

 お手紙ありがとう。何だか大変そうだね。やっぱりどんな国でもそれなりの立場にいると苦労するものなんだね。ノブレス・オブリージュっていうのかな。

 君とはこうして手紙を通じてのやりとりばかりだけど、文章から伝わってくる君の人柄が、周りにも伝わればいいのにと思うよ。

 色々やりたいことをやってみたらいい。ああ、でも、たまには本を読むのもいいかもしれない。例えば、昆虫図鑑とか。新しいことを知るのも、気分転換になると思うし。

 いっそのこと、こちらの国に来てみるのはどう? 歓迎するよ。ちょっと本気で考えてみて欲しいな。

 どんな立場であろうと、どんな場所であろうと、何かをするっていうことは、苦労がつきものだし、嫌にもなるだろう。分かるよ。私もそうだから。

 でも、君ならできるよ。可能性を全て捨ててしまうには惜しいくらいの能力を持っている。そのせいで苦労しているんだって、君は言うかもしれないけど。

 周りがみんな敵に見えて、全部嫌になってしまっても、諦める前に思い出して欲しいことが一つあるんだ。私がいつも君に伝えていること。

 最後まで私は貴方の味方。

 ね? 君を信じている。一人じゃない。


 あなたのジュリエットより

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