パーティの終わり
今回普通に間に合わないかと焦りました。
なぜなら書き始めたのが土曜日の18時!!
IRIAMで配信を見ながら書いてましたわ。IRIAMはいいぞぉ!!
さて、最近ですね。半年ぶり位にYouTubeのとある配信者の配信に行ったんですよね。
行ったら、なんか「君マイクラだったら来るんだね」と言われましたね。
ぶっちゃけマイクラとかどうでもよくて久しぶりに行こうと思って行っただけなのに、そう決めつけられるようなことを言われてしまって。なんか少し複雑な雰囲気になりましたね。
まあ、きっとその人のとこにはもう行かないんでしょうけど。楽しかったですねえあの頃は。
今でも時々絡んでるネッ友と出会うことが出来たので、その配信者には感謝ですね。
それでは、本編へどうぞ!!!
「付き合っている…ですって……?」
にしても。このサラダ美味しいな。もっと食べよう。
「そうよ。だから貴方は恋人にはなれないのです」
んー。他になんかあるかな。
「貴方なんかが…愛染様と……?」
あ、見ただけでわかるぞ…このローストビーフ美味しいわ。もーらい。
というより、なんかこの会場視線が凄いんですけど。
いや来たときからずっと凄かったけどさ。
と、俺は視線を感じつつ食事を楽しむ。
こんなパーティに出席出来ることなんてそうそうないからね。楽しまなきゃ損よ。うん
気に入ったサラダをもう一度食べたくなり、また皿に取っていると。先程の海凪による爆弾発言により停止していたラクラスさんが勢いよく首を回し、俺を見た。
俺はそのとても鋭い眼光で睨みつけられ、ぼうぎょが下がった気がした。気のせいだと思うけど。
それと同時に背中に汗が伝うのを感じる。
頼むから静かに食べさせてくれよ…
と、俺は大きなため息をつく。
ラクラスさんは振り向いた後、口を開きつつこちらへ歩いてくる。
「う、嘘ですよね。愛染様がお付き合いなされてるなんて…」
「おいごら。それは侮辱か?」
「い、いえそのようなことは…」
今の発言は俺に彼女が出来ないと言っているようなものだぞ。
いやたしかに海凪と付き合ってなかったらきっと誰とも付き合ってないんだろうけどもね。海凪とは本当に成り行きだし。
「まあ、付き合ってるのは本当だよ」
まだ信じていないようなので、念のため俺からも言っておく。
流石に俺が言ったら信じるだろう。ていっても本人目の前にして恋人と嘘つく人はいないだろうけどね。
………あ、俺本人目の前で恋人と嘘ついてたわ。
「ぐぬぬ。愛染様が言うなら本当のようですね…」
ラクラスは残念そうに下を向く。
それから、俺は。愛染介介ということがばれないように、俺と海凪が付き合っていることを言わないようにサインで口止めしておいた。
いやはや。まさかここまで騒がれるのは予想外だったが、パーティは楽しかった。
あの天才歌手ラクラス・エンデヴァーが俺のガチ恋ファンで、あんな大胆だとは知らなかったが、まあ海凪に誕生日プレゼントを渡すというノルマも達成できたし、十分だろう。
さて、無事にパーティは終わったわけだが…
「なんであなたがついてきているんですか?」
「ふん。貴方には関係ないでしょう。恋人だからって私の恋は止めれないわ」
現在。帰宅のために監督が呼んでくれていたタクシーに乗ったのだが。
なぜかラクラスさんがついてきてしまい、それを見た海凪は対抗するようにタクシーに乗ってきた。
そのため、現在俺は超人気声優の海凪と、天才歌手ラクラスさんに挟まれている状態だ。
「お客様方。もうそろそろ到着しますよ」
と、タクシーの運転手が真顔で伝えてくれる。
いやこの人感情あるのかな。ていうか助けてくれ…
「わかりました。すいません」
俺はとりあえず謝罪することにする。
「料金は受け取っておりますので、問題ありません」
「へ?そうなんですか?」
「はい。先ほど出発する前に」
なるほど。監督が気を利かせてくれたのか。助かるな。
しかし礼をしないわけにはいかないので、とりあえず手持ちにあった最新刊を取り出し、それにサインペンでちゃちゃっとサインをして降りるときに運転手さんに渡す。
「これをどうぞ。最新刊持っていたら申し訳ないですけど…」
それを見た運転手さんは先ほどの無関心とは大きく変わり、眼を大きく見開き驚いた。
「え、これって…『ビギヒロ』の最新刊ですか?」
「はい。愛染介介本人直々のサイン付きです」
俺の言葉を聞いた運転手は更に眼を見開いた。
「んな、貴方があの愛染様だったのですか…家宝にします!!ありがとうございました!!」
運転手は本を受け取るなり、頭を思いきり下げる。
喜んでくれたのであればよかった。正直俺のファンじゃなかったら迷惑だっただろうから。助かった。
というより俺が作者だってこと気づいてなかったんかい。
行き先はとりあえず俺の家にしてもらったのだが、ラクラスさんにはそのままタクシーに残って帰っていただこう。
「それじゃあラクラスさん。また会えたら会いましょう」
俺と海凪はタクシーを降り、ラクラスさんに別れを告げる。
「え?」
ラクラスさんはなぜか降りようとしており、素っ頓狂な声が洩れた。
そして、なぜか悲しそうな顔をする。
「なぜですか?」
と、短く問う。
いや、なぜですかって言われましても…
もう夜だし。それに海凪は別に構わないけど、ラクラスさんを家に泊めるわけにはいかないからな。
ていうかなぜ降りようとしている?本当に泊まる気でいたのかこの人…
「いや、もう遅いですからね」
「問題ないです。そこらへんで寝ればいいですから」
いやよくないのだが?
確実に何か言われるの俺なんだが?というより普通にそれはやめてほしいのだが?
「いやそれはやめてください」
何言ってるんだこの人。やはりどこかネジが外れているな…
それでも帰ろうとしないラクラスさんを俺はどうにか小説で培った語彙力を使い封じ込めようとする。
それから30分近く経過し、ようやく鎮めることに成功した。
いや、この人粘りすぎだろ…めちゃ疲れた…
でも鎮めれた俺偉い。うん。
「それでは、運転手さん。よろしくお願いします」
俺は運転手さんに頭を下げつつ言う。
運転手さんは俺に感謝をしつつ、出発した。
「はあ。疲れた」
「お疲れ様」
俺が大きなため息をつくと、海凪が苦笑いをしつつ寄ってきた。
どうやら海凪が出ると更にラクラスさんが止まらなくなるだろうということで後ろから眺めていたらしい。
「ありがと。それで、海凪はどうする?」
俺は海凪のほうへ振り向きつつ訊く。
今の時間となると、もう電車もないため。タクシー以外の帰宅方法は歩きだけなのだ。
「うーん。電車もないし。歩いて帰るかな」
まあ、海凪もそういう結論に至るだろう。
しかし、歩きで帰らせるほど鬼畜ではない。
「流石に歩きはきついだろ。距離的にも」
俺は苦笑する。
「でもそれ以外なくない?タクシーも行っちゃったし」
海凪がどうするべきか。俺は勿論考えている。
というより考えていなかったらタクシーで帰らせている。
「家に泊まっていけばいいじゃん」
そう。一番最善の選択肢。『俺の家に泊まらせる』だ。
歩きで帰らせるわけにはいかない。そしてタクシーは行かせた。
その状態だと残りは俺の家に泊まるしかないだろう。
「ええ?流石に申し訳ないよ」
海凪は首を横に振る。そりゃあ遠慮しますよね。海凪の性格的も。
「大丈夫だよ。ていうか無理だったら最初から言わないし」
そう。俺は海凪が泊ってもいいように準備してある。
というより、どんな時に誰かが来ても対応出来るようになっている。
だからこそタクシーを行かせたのだ。
準備が出来ていなかったらきっとタクシーで帰らせていただろう。
しかし、その場合少し問題が発生するのだ。
…そう。犬猿の仲である海凪とラクラスさんがタクシーの中で『二人きり』なのだ-運転手さんは除く-
そうなってしまうと。後は想像をしたくない。
パーティで、俺という存在とパーティという場所だったから抑えれていただろうが。
それが二人きりの空間となったらどうなるか。きっと大変なことになってしまうでしょうね。
だからこそ、俺はラクラスさんを乗せタクシーを行かせ、俺の理性が焼き切れるかもしれないが海凪を泊めることにしたのだ。
「うーん。流石に歩いて帰るのも大変だし…じゃあ、よろしくお願いします…?」
海凪は渋々といった感じだったが、了承をしてくれた。
俺はにっこりと笑い、「おう」と返した…
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