登場人物紹介7
ネタバレ多数です、最新話未読の方はご注意下さい。
*大事なことなので繰り返しお伝えします。ネタバレ多数です。最新話を未読の方はご注意ください。
*年齢・身体データ・魔力階位等は第百二十七話終了時点でのもの
*新規登場人物は「遠い空の下 ~砂糖まみれのチョコレート~」から「学園編 リリアside ~秘められた力と誘拐事件~」までの範囲です。
桜川 凛子 19歳
雅也と詩帆が通う大学の経営学部に通う大学一年生。
日本最大級の不動産会社として、不動の地位を築いた桜川財団の会長、桜川 重信の孫娘であり、会長の商才は息子ではなく孫娘に受け継がれたと言われるほどの才女。
しかし、そのあまりの才能のせいか、対等の友人と言うものを強く求めており、医学部の才媛である詩帆とは妙に馬が合ったようで、大学在学中は詩帆と一緒にいることが多かったようである。
後年、財団の社長に就任した彼女は、雅也の研究の数少ない民間資金提供者となるなど、卒業後も交流は深かったようである。
黒髪に少しカールをかけていて、服装も含めて非常に清楚なお嬢様らしく見えるが、性格は正反対であるらしい。
外面は完璧な人物であり、後、情報通であるなど裏の顔は割と怖い。
ドラゴン ?歳
ルーテミア王国南端の山脈の南の山裾に存在する広大な森を縄張りにする竜。劣等竜が恐竜に近い生物の魔力情報の付与によって突然変異した生物。
森の中心にある魔物化した巨大なお茶の木々を食べて、生きている。
昔は名前があったらしいが、本人曰く忘れたとのこと。
土属性魔術を第八階位まで使用できるうえ、感覚も鋭く、森の生態系のトップから彼が動くことは当分はないだろう。
姿はブロントサウルスやアパトサウルスの様な(詩帆の考察)草食恐竜に見える。
レウス・フォン・アディウス 18歳
王立魔術学院高等部三年第四席の秀才。魔術的な初期能力では主席のバンなどには及ばないが、それをコントロールや知識で補って、総合力では一歩上といわれていた逸材。その代では最も王宮筆頭魔術師に近いと言われていた。
性格はとても温厚で、どんな時でも冷静沈着なタイプだが、ただ一人恋人の命の危機には激しく動揺し、最終的に王国に対してクーデターを起こすに至った。
その後、クライスによって処刑されたと報告されている。
青い長髪に眼鏡をかけた穏やかそうな顔立ち。
魔力階位第六階位 水魔術第六階位 土魔術第三階位
フィアニス・フォン・アディウス士爵 52歳
元王国魔術省の副大臣。魔術の位階等で先代今代の筆頭術師に及ばなかったため、副大臣という役職までしか登れなかったものの、その魔術の実力は疑うことなく高度である。息子にもその力は受け継がれていたが、その息子の起こしたクーデター事件によって副大臣の地位を追われ、爵位も子爵から士爵へと二段階降格された。
しかし、本来なら一族全員処刑であっても文句の言えない重罪であり、本人は辞職する気であったようだが、省庁内がこれ以上、荒れることを危惧したクライスがレオンに頼み込み副大臣としての経験を生かして魔術省内部機関調整担当と言う新役職に就くこととなった。
白髪に銀縁眼鏡の息子に輪をかけて温厚そうな老人。
魔力階位第六階位 闇、光魔術第五階位 水魔術第四階位
エリザベート・アドルフ・ルーテミア王女 9歳
レオンが裏では怖いぐらいに可愛がっているルーテミア王国王女。彼女が二歳の時に母親である第一王妃が病死し、国王や腐敗貴族の手から匿うために、当時八歳のレオンが手を回して王城の隠し部屋で生活させていたため、死亡したとして存在すら知られていなかった。
部屋に引きこもっていたとはいえ、レオンの関係者たちがかわるがわる訪ねて、可愛がっていたため、捻くれることなく成長した。
表での貴族的儀礼は完璧だが、中身は傍若無人な我儘王女。
プラチナブロンドのストレートヘアーで、銀色の瞳は王妃譲りの彼女の自慢。
魔力階位第七階位 火魔術第六階位
ディアミス・フィーリア・フォレスティア 501歳
エルフの民の国、フォレスティア王国第一王子。シルヴィア嬢の弟。
幼い頃から魔術の才能を開花させ、魔力量以外の能力は姉を凌駕する森の民の中でも天才と呼ばれる部類の魔術師。フォレスティア王家は長子継承ではなく、男性優位の継承のため彼が生まれた後は、彼が王位継承権一位となっている。
だがディアミスは実力と、才覚ある姉を差し置いての継承を忌避し、更にはその姉が魔術修行を名目に国を出てしまったことで、性格を拗らせている。
未だ王位継承を認めず、また厳格な父も何故かその点だけは認めたため、未だ王子の彼は、公務以外の全ての時間を研究に注ぎ込んでおり、特に召喚魔術の知識は、一部の例外を除けば世界随一である。
180センチの長身で、細身。銀色の長髪を腰まで伸ばしている。中性的な顔立ちで、目つきが悪くなければ姉と見間違えるほどの美青年。
魔力階位第十階位 全属性魔術第八階位 召喚魔術第七階位
ラトゾル 41歳
裏の魔術師コンビ、ジオラス兄弟の年長者で、相方のポトソルからは兄貴と呼ばれていた。火の魔術を得意とし、死体を何一つ残らず灰燼に変えることで有名な人物。
ちなみに二人の師となった人物は元グレーフィア伯爵家お抱え魔術師のエルケーニヒ。
魔力階位第六階位 火魔術第六階位
ポトソル 35歳
裏の魔術師コンビ、ジオラス兄弟の一人。闇魔術を用いた不可視の暗殺が主任務。その他、記憶を改ざんしたり、裏資料の抜き取りなど、暗殺前の下準備や諜報にも便利に使われていた男。
リリアとシルヴィア嬢に撃破された後、二人揃って黒龍とクライスの戦闘に巻き込まれ死亡している。
魔力階位第六階位 闇魔術第六階位
エリス 17歳
テルミドール伯爵家の長女。レウスの婚約者。
病弱で社交界にもほとんど顔を出していないため、その姿はあまり知られていない。
今もレウスを待ち続ける一途な少女。
くすんだ紅い髪を長く伸ばしていたが、病気が治ってからは肩の長さぐらいに切りそろえている。
ホルス 1027歳
クライスと使い魔の契約を結んだ召喚獣。種族は蒼不死鳥。
千年前の謎の大魔術師グラヴィス侯爵によって創造された高度魔導生命体。
本人曰く侯爵に縛られているらしく、自分の誕生に関する秘密は話せないらしい。しかし、その能力は不死性や機動性はもちろんのこと、涙が万能解毒薬になるなど、すさまじいものがある。
最近のマイブームは麻雀。
体長は一メートルほど。フォルムは始祖鳥に近い(雅也談)。
魔術階位不明 全属性魔術第十階位
ルーテミア王国新閣僚陣(登場人物紹介既出の面々は紹介を短縮しています)
国王
レオン・アドルフ・ルーテミア 15歳
(登場人物紹介4に既出)
宰相
ハリー・ハイドリー・フォン・ローレンス伯爵 28歳
(登場人物紹介4に既出)
財務大臣
レリック・フォン・ローレンス公爵 52歳
(登場人物紹介6に既出)
魔術省大臣兼王宮筆頭魔術師
クライス・フォン・ヴェルディド・フィールダー伯爵 15歳
(登場人物紹介1,3,4に既出)
商務大臣
エイリアス・フォン・フローズ子爵 38歳
前王時代に唯一、子爵位で大臣に就任した人物。その業務手腕は、前王時代に国の経済機構が麻痺しなかったことに現れている。
前王の極限まで腐敗した状態でも、国の経済が成り立っていたのは彼とローレンス卿がギリギリのラインを保っていたからだということはレオンも高く評価しており、近いうちに爵位が上がる予定。
ちなみに事務能力だけでなく、商才も非常に高く、彼の運営するフローズ商会は貴族の経営する商会としては王国最大規模を誇る。
後、ものすごく娘には甘い。後、初等部時代からの娘の親友であるユーフィリアにも甘い。
青い髪に黒いフレームの眼鏡……普段は格好に気を使っているが、仕事が忙しくなるとしょっちゅう髪と髭がぼさぼさになる人。
王室庁大臣
エーフィア・フォン・リュエル伯爵 21歳
王室庁大臣に史上最年少で就任した人物。先代リュエル伯爵が若くして病死したため、他の貴族家なら婿を迎え入れるところだが、王室庁という役職の性質上、父の下で王室内部に精通していた彼女が資質も問題なかったため、あっさりと当時子爵だった父の爵位を十七歳で継ぐこととなった。
先代大臣と副大臣は国王に媚を売るだけの駄目大臣だったため、実質的に王室庁雑務の彼女の父親が王室の内外を切り盛りしていたことから、当時は極秘に匿っていたエリザベート姫のことまでレオンは彼女に任せていたほど。
王城内部に関しては、彼女しか知らないことが複数あり、レオンは彼女に自分に準じるレベルの警護を付けている。
茶色に近い髪を後ろで団子にして縛っている。実は眼鏡は伊達眼鏡で、視力は普通にいい。
魔術階位? 火属性?階位 水属性?階位
軍務大臣
ライン・フィルシード子爵 40歳
レオンの幼少期からの護衛、ジャンヌさんの父親。剣の腕は王国随一であり、騎士団でレオンが最大限の信頼を置いていた人物。自分の立場よりも、国の安全を優先する態度を貫いていたため、官職に追いやられ、実質的に軍務大臣の動向を探るレオンと友好関係を結ぶこととなった。
前線指揮の方が性に合っていると本人は言っていたが、他に軍務卿を任せられる逸材もいないというレオンの言葉に、娘のジャンヌさんに騎士団長を任せて、最終的に軍務大臣に就任することを快諾した。
黒い長髪を後ろで一つに縛っている。細身に見えるが、当然体は筋肉質。もちろん<身体能力強化>は使えます。
魔術階位第五階位 水魔術第五階位
以下、本編未登場の大臣
教会庁大臣
セラ・フィンクリッド・フォン・ディティス公爵 21歳
前国王の政治方針に力を持つ教会の長として対立していた前教皇の一人娘。
本来なら前教皇が教会長の大臣に就任するはずだったのだが、レオンが王位に就いた後、教会内部監査で前国王に与していた腐敗した聖職者を追放した際、恨みを買った教皇が暗殺され、急遽、彼女が爵位を引き継ぐこととなった。その事件の後、力を失った前国王派が教皇選挙に勝てるわけもなく、信徒からの圧倒的な支持を得て、彼女が教皇職に就くことになり、レオンも慣例通り教皇を教会長の大臣とするほかなく、この若さで大臣に就任することとなった。
教会の理念に殉じた教皇や父母の姿を見て育った、天然の聖女。その性格をレオンは余計に不安視しているが、その性格が市民たちの支持を得ているために、どうしようもなかったそうである。
普段から黒い宗道着に身を包んでいる。髪は金髪。後、超が付くほどの美少女。
労働省大臣
ワース・フォン・ロンギット子爵 57歳
労働省の様々な部署を飛ばされまくった結果、ありとあらゆる職務に精通することとなった人物。苦労はしているが、仕事が生きがいの人物で、労働省全体でとても慕われている人物。先代の女性大臣が一応掲げていた、労働者の権利の確立のため、日夜走り回っている彼が、既定の就業時間を守っていないことは有名。
頭頂部の薄さが年々進行しているのはストレスではなく体質らしい。
ワーカーホリック(とある夫婦の共通見解)
法務省大臣
ウィルス・フォン・ロース・フェリオ伯爵 33歳
法務省の役人上がりの生真面目な人物。前王時代、消滅していた裁判制度を復活させたことで有名。
ただし、つい先日までは審理システムを前王に悪用され、都合の悪い人物に濡れ衣を着せて処刑するために利用されてしまったことを機に法務省を辞めて、王立学院で独自に前王の腐敗政治に対する新法の草案を作成していた。その後、レオンに引き抜かれ大臣となり、現在は現行法の腐敗化した事項の抹消と廃止に全力を注いでいる。
この世界でも珍しい緑がかった黒髪を短めにそろえている。視力は文書を読む生活を続けていても落ちていないらしい。
農務省大臣
レンド・シン・フォン・レンド男爵 29歳
王都近くの農業大国、レンド男爵領の若き領主。それまでも多大だった自領の生産量を当主就任後、倍加させた農業研究オタク。
大臣職などまっぴらごめんな性格だが、全国の農地に関われるというレオンの甘言に引き寄せられ、自身の知識を活用して、国内の農業生産を十年で三倍に生産する計画を立てている。
ぼさぼさの茶髪で、とても貴族には見えない人。
外務省大臣
アリア・ルクス・フォン・ニーティア伯爵 50歳
代々外務省大臣を務めるニーティア伯爵家の女性当主。前国王の代から大臣職を続けている数少ない人物。常に隣の大国、レードライン帝国と休戦状態であるため、国家間交渉のスキルの高い彼女は前国王も色々と自身の裏での活動を邪魔されても、切るに切れない人物であったらしい。
性格は常に冷静で、自分の意見は通らなくても、相手に絶対に聞かせることだけはするタイプ。
肩を越えるぐらいの赤い髪を後ろで一つに縛っている。歳の話は絶対厳禁です。ただ、どっからどう見ても三十代後半ぐらいにしか見えない……
教育省大臣
ラーサー・フォン・エディット子爵 32歳
元王立学院の校長。仕事は普通にできるらしいが、これといった特徴が見当たらない人。
髪は茶髪で、中肉中背、目鼻立ちも普通……人の印象に残らない。
ただし王国の歴史学の権威で、そのこととなると途端に饒舌になる。ただし、あくまでプライベートの時のみで、仕事中は記憶に本当に残らない人。
気になる点があれば気軽に感想の方にお願いいたします
来週中に「travel story」と「遠い空の下」を投稿させていただきます。
 




