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魔道店主の学園生活  作者: 太元陽留
9/17

行動開始です1-1



アデル・リシュタインの経営する魔道具店に向かうと外からの攻撃を防ぐためなのか光の膜が薄く貼られていた。

能力を使っていないのと物理攻撃無効化をされていないのかすんなりと入れた。

入口に向かう途中にソーマが能力を使おうとしたがやはり使えなくなっている。



3人が扉の前に到着するとファルサは来たことを知らせるために扉をノックする。



......しかし、扉は閉まったままだった。



「......なぁ、いつになったら開くんだ?」



「あの...。このボタンを押してアデルが認めれば入ることができますよ」



「先に言ってくれ......」



アブの疑問に答えたソーマは、そのまま扉の横にある幅2cmほどのボタンを押した。数分ほど待っているとゆっくりと扉がひとりでに開いていく。



中に入って行くとそこは魔道具専門の店と言われているだけあって多少古びた家具や置物があるのだが掃除は行き届いており綺麗に整頓されていた。

魔道具は他の店のように大量に野晒しで置いてあるわけでなく一つ一つ丁寧にガラスケースに入れられていることからアデルの魔道具に対する愛情が手に取るようにわかった。

魔道具が置いてある棚は50年ほど前に作られたかのような見た目をしているがそれは、元々が古く見えるように加工されていて見た目に反して最近に作られたようなものばかりだった。



「...な。......なんだこの店は...」



ファルサやアブは外側の建物の様に汚い店で手入れもろくにされていないだろうと思っていた。

しかし、1度中に入って見ると整頓されていて、魔道具も豊富。

さらに大通りにある有名な魔道具専門店でも見たことがないような魔道具を扱っていることに驚き固まっていた。

ファルサは数秒後に復活して中に入って行くのだか、アブは魔道具のことが好きなのか後ろにソーマがいるのを忘れ目を輝かせていた。



「ちょっと、入口で止まらないでくださいよ。」



ソーマの声もむなしく通り過ぎて行くだけでアブは聞いていなかった。

呆れたソーマは意地の悪い顔をしながら自身の能力を覚醒させるための言葉をつぶやいて能力を使ってみると魔道具に影響を与えない為か能力無効化は無くなっていた。

能力を使えたことに驚きながらも1cmほどの火の玉を指からだしてそれでアブの首筋に軽くふれた。



「アヅッ」

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