店主の日常?1-3
なんか...文字数少なくてすいません...。
どうしても一話このくらいが限界です。
前置きはこのくらいで続きをどうぞ。
「このガキィ、俺達が大人しくしてるからって調子にのりやがって」
「あなたが単細胞なのが悪いのでは...。それに、今怒っているのアブだけだから周りを含まないで欲しいです」
アデルに続いてソーマもおちょくるが男はアデルに集中しているようで、
「こいつ......。どっちが不利なのかを教えてやる」
「いや、さっき言ったのってお前の隣のソーマだろ。俺関係なくね?」
「うるせぇ、ごちゃごちゃ言うんじゃねぇ。俺がやる。俺一人で十分だ」
男は、周りに問いかけると返事を待たずにアデルの方向に行こうとしたが前方にいたリーダー格の女が左手を男の進行方向にだして、それを制した。
「待て、焦るなアブ。さっきの現場を見ていなかったのか?この国内の今年入学する生徒の中でも上位に入っているソーマでさえ負けたんだ。お前が一人で行ったところで負けるだけだろう」
「いや、ファルサ。僕はまだ負けていません。油断していただけです。今度はうまく捕まえます」
ソーマは今度こそ捕まえるつもりで能力を使おうとしたがそれも止められてしまった。
「却下だソーマ・キヨシ。ここは、何人かが見張り、こちらで作戦をたてて挑んだ方が良い。無駄な体力は使うな」
「しかし......」
「では、一班と五班はこのまま監視感知能力者の中の二人は引き続き続行ほかの人は一度切り上げて作戦会議だ。以上」
途中で言葉を遮り、作戦を伝え終わると周りにいた大人達はファルサの発言を聞き、帰ろうとしたが、
「あれ、まさか。今年も逃げるのか。三年前もそう言っておきながら作戦を考えて来ていたけれど失敗したのに。もしかして、そんなことも覚えれない脳筋どもなのか。能力者って結局能力を持っているからって優越感に浸っているだけの無能だったんだね。納得したよ」
ピキッ
次の瞬間、周囲が凍りついたかのような感覚が店の周囲に溢れた。その原因は三年前にも指揮を取りながらアデルとの逃亡劇に負けたファルサから溢れ出ていたのだった。
「おいてめぇ、そんなに大人達をからかって面白いのか?大人は敬うもんだと教えてもらわなかったのか?それともただバカなだけなのか?」
周りにいた同僚は、頭に血が上っているのかと呆れており、それ以外の者達もこうなっては止められないとなかば諦めていた。
「俺は、別に三年前に作戦会議だの言っておきながら逃げられているお前になんか言ってねぇよ。それとも、自覚があるのか?なら、もっと作戦を考えてきてから来いよ。その足りない頭でも、頑張れば捕まえれると自信がつくだけで無駄な作戦の一つか二つは考えられるだろうよ」
アデルは怒り狂っているファルサにそう言い残して一人静かに店の中に戻って行った。