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魔道店主の学園生活  作者: 太元陽留
12/17

行動開始です1-4



「...な、凄......だろ...ファルサからも言ってやってく...。おい、どうした。大丈夫か」



先程までソーマを相手に(一方的に)魔道具のことを語っていたアブは、ファルサの方を向いた時に崩れ落ちたのに気づいた。

ソーマは何が何だかわかっていない様子だったが声をかけずに駆けてきた。



「おい、大丈夫か。しっかりしろ。......息はしてるな、気絶しただけか......。よかった。アデル、ファルサに何をしたんだ。」



ファルサの頭を自身の膝に乗せ体調を確認する。そして、気絶しているだけと分かり肩の力を抜くが状況からみてアデルが何かしたのだろうと思い警戒を強めた。



「俺は何もやっていないからな。飲み物にも何も入れてないし。...少し珍しい飲み物ってだけだしな。」



「珍しい飲み物だと...?充分怪しいだろうが...」



「怪しくないからな、言っておくけど...。まぁ、気絶した理由とかは直接聞いてくれ。......お、目が覚めたか。」



アブと話している間にそれなりの時間が経っていたのか、ファルサは目を覚ました。

しかし、自身が知った情報があまりにも国家を左右するものだったのでショックが大きかったのか意識が朦朧としていた。



「......うぅ......、なん...で、こんな......ことを......わた...しに...いった......んだ」



「おい、目を覚ましたばっかりだから無理をするな。」



ファルサが目を覚ましてすぐにアデルに話しかけるがろれつが回っていないのでアブが注意する。



「済まない...な。でも...、もう...だいじょうぶ...だ。アデル...、さっきの...しつもんに...答えて...くれないか」



「気分だよ、気分。まぁ、さっきの約束だけは守ってくれよ。」



「わかった...、私の命に賭けても...それを誓おう」



「一体何の話をしているんだ?」



アデルとファルサは、先程のデウス・ウェントスの話は、心の中に留めて置くことに双方納得したが、アブにとってはふたりが何の話をしていたのかさっぱりのようだ。



「ふぅ。まぁ、この話はここまでにして始めようか、本題の方を」



アデルが先程までの様子から一変、ふたりを殺すつもりで言葉に殺気を含ませながらそう言った。


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