登場キャラクター名鑑:その2<未改稿>
<オーマと愉快な配下達>
◆オーマ
種族:魔人
性別:男
年齢:25歳
職業:迷宮領主(上級男爵)
【説明】
配下(と候補)が少しずつ増え、【人界】での探索が実り多きものになりつつある本作主人公。
迷宮の立体地図を作成したり、ルクに被せる悪趣味な仮面を作成するなど、手先が器用なことが判明している。
【人界】で勢力を広めるべく、まずは探索を兼ねて表の身分を育成中。
エイリアン開発や迷宮の戦力拡大を水面下で黙々と行うが、支配領域の小ささから数を揃えることがネックとなっており、本格的な大侵攻にはまだまだ準備が必要だと考えている。
◆ル・ベリ
種族:半魔人
性別:男
年齢:17歳
職業:拷問士
【説明】
オーマの迷宮の留守を預かっている。
前の職業であった【獣使い】の経験と、【嘲笑と調教の女王】の加護により、オーマの次にエイリアン達の生態を理解しているため、エイリアンの巣窟と化しつつある最果ての島の切り盛りは上々。
今日も元気にゴブリンを虐待し、使い潰している。
新たに得た【魔眼】の効力は、苦痛を惹起するという実に拷問士向けなもの。
◆ソルファイド=ギルクォース
種族:竜人
性別:男
年齢:28歳
職業:牙の守護戦士
【説明】
「全盲」でありながらオーマの剣……牙として付き従う、護衛隊長的な役割をこなしている。
ただ、本人は攻勢に強く敵集団へ斬り込むこんで暴れることを本来の戦い方としているため、ル・ベリでもエイリアンのアルファ達でも良いから、ちゃんとした護衛役と交代したいと考えている。
最も、オーマの行動を間近で見ることができる点では、仕える者としては冥利に尽きることであろう。
戦の気配に、感情は燃え尽きていても、武人としての感覚は疼きつつある。
◆ルク=リュグルソゥム ← New!!!
種族:人間
性別:男
年齢:19歳
職業:魔法戦士
登場:041話「刹那を生きる禁じられた兄妹①」
【説明】
『長女国』十三魔導侯【精神魔術】のリュグルソゥム家の第三侯子。
王国を巻き込んだ陰謀によって一族を滅ぼされ、命からがら妹ミシェールと辿り着いたのが、オーマ率いるエイリアン迷宮だった。
育ちが悪いわけではないが優秀な兄達を意識し続けたため、自身の相対的な未熟さを過度に卑下している。
妹とともに『短命』の呪いを受けるも、生き足掻くためにオーマのエイリアン達を魔法で迎撃し、善戦を繰り広げたのだが――その後、オーマに降った妹によって犯される。
そのせいで倫理観などがいろいろぶっ壊れ、オーマからいじられるのにも慣れてきて、遠慮が徐々に無くなってきている。ただ、元々はちょっとガラの悪い連中とのつきあい方を心得ていただけの常識人に過ぎなかったため、不可抗力で得た技能【胃痛耐性】に頼りながら、残り寿命の一部をオーマへのツッコミ役に消費していくこととなる。
オーマの呼び方は『オーマ様』。
◆ミシェール=リュグルソゥム ← New!!!
種族:人間
性別:女
年齢:17歳
職業:魔法戦士
登場:041話「刹那を生きる禁じられた兄妹①」
【説明】
ルクと共に、一族を滅ぼされた上に厄介な呪いをかけられた侯女。
『家族の絆』を家訓とするリュグルソゥム家でも特に家族愛が強い性質だったが、残された「家族」が兄ルクのみとなったこと、愛する家族の歴史が『短命』の呪いによって途絶えることに強烈な危機感を覚え、元々兄へ抱いていた淡い恋心が、偏執的な狂愛に転化してしまった。
現在は、その狂愛を後押ししたオーマの支援により、エイリアン的バイオ施設によって、第一子を常人の何倍もの速度で懐妊・育成中。
仇の情報を得るために【人界】へオーマの探索行へ同行できた兄と異なり、ヒマであるため、「止まり木」に潜っては兄を待ち構え、今日も元気にその精神をすり減らさせている。
◆ウーヌス ← New!!!
エイリアン種:副脳蟲
登場:063話「副脳蟲」
【説明】
エイリアン迷宮において、個体数の増えてきたエイリアン達を管理する鍵となるエイリアン種としてオーマに期待されていたのだが――蓋を開け、出てきたのは、割れた頭蓋骨から身が出ている脳みそのような外見に、触手みたいな貧弱な手足が生えた存在。
「きゅぴ?」とどこから出しているのか不明な鳴き声を発し、心話によってオーマを補佐する時はぷるぷる震える。
オーマが評して曰く、知能は小学生並みだが好奇心と悪戯心も小学生並み。
当初の想定以上の扱いにくさから、オーマによる「お仕置き」宣言を受けている。
なお、オーマ自ら名付けた同僚が他に五体おり、いずれも「1」を意味する言語が名前の由来。
オーマの呼び方は『創造主様』。
***
<関所街ナーレフにて>
◆アシェイリ
種族:吸血鬼(隷属種)
性別:女
年齢:18歳
職業:血の狂戦士
登場:055話「関所街ナーレフ③」
【説明】
関所街で行き倒れ、王都でも行き倒れていた結果、なし崩し的にオーマ一行と行動をともにすることになった吸血鬼(の正体を隠している)少女。
目的は出奔した幼馴染を物理的に連れ戻すことだが、彼には既に心を許しあった想い人ができていることを知ってショックを受けている――あげく、万が一の時にはその「想い人」のことを頼むと願われ、閉口している。
平気でげっぷするなど、食に関連する欲望には忠実である。
オーマの呼び方は変遷しており、『お大尽さん』⇒『お外道さん』⇒『お変態さん』と移り変わり、現在ではその悪辣さと気まぐれさから、『お外道さん』に落ち着いている。
◆ネフェフィト
種族:魔人
性別:女
年齢:19歳
職業:舞踏士
登場:062話「魔人族の女」
【説明】
オーマが【人界】で遭遇した第一遭遇【魔人】。
実は【魔王】の孫であるらしいが、詳しい経歴などは未だオーマに探り当てられてはいない。
父が迷宮領主を務める迷宮の一つが『攻略』された際に、戦利品として【人界】へ運び込まれていたが、その強奪を狙ったオーマに身を預けることとなった。
金髪でやや褐色、巨乳+抜群のプロポーションを誇るが、箱入り娘兼迷宮の防衛戦力として育てられたためか、オーマのセクハラに対し彼の期待通りの反応を日々返してしまう。
このため、オーマからのいじられ役としてはルクに取って代わることになり、彼の胃痛の頻度が三割減となった。
一応は彼女の「父上」との取引カードとして丁重に扱われており、魔人が【人界】で魔素・命素を十分に吸収できず衰弱してしまう危機などについて、オーマの「施術」を受けてもいるため、徐々にオーマを信頼――もとい、逆らえなくなりつつある。
オーマの呼び方は『貴様』だったが、最近は扱われ方に順応しつつあるため、呼び捨てになった。
◆ソール
種族:吸血鬼(隷属種)
性別:男
年齢:21歳
職業:暗殺者
登場:054話「関所街ナーレフ②」
【説明】
使い捨ての鉄砲玉である『隷属種』の吸血鬼として生を受け、魔法使い専門の暗殺者として育てられた。
リシュリーと出会ってからは、互いに足りないものを持っていたせいか、共依存的な溺愛関係となるが、反面で彼女を誤って殺さないように、その身に宿る【穢廃血】を吸い出すという「治療」を行っている。
大切に想うリシュリーを守るために、『末子国』から『長女国』へ逃げ、『末子国』を最も嫌う【騙し絵】家に身を寄せるが、その選択は間違いであったことを知り、ケジメをつけようと覚悟を決める。
◆ザッゲロ
種族:人間
性別:男
年齢:33歳
職業:盗賊
登場:056話「関所街ナーレフ④」
【説明】
関所街ナーレフでちんけな売人・客引きを行っていた、【紋章学】家傘下の裏組織の下っ端のそのまた下っ端。
ネフェフィトを含む迷宮の『戦利品』の運び役に抜擢され、人生の転機と捉えたが、受け渡しの現場で裏切られて背後から剣で突き殺された。
◆ドルズ
種族:人間
性別:男
年齢:35歳
職業:戦士
登場:056話「関所街ナーレフ④」
【説明】
迷宮が攻略されて得た『戦利品』の運び役として【紋章学】家傘下の勢力に雇われ、仲間らと馬車の御者を務めた。
しかしこの輸送任務は最初から他の勢力へリークされたものであり、強奪を狙った襲撃を受けることになる。その中で、さらにその強奪計画を乗っ取ることを考えていたオーマの介入を受け、助太刀と称して一旦は救われるが、結局「対価」としてエイリアン達の腹に収まることとなった。
ちなみに彼は多少魔法の才能があったため、立派な『魔法適性』系の因子に転生を果たした。
◆ディンブリッド
種族:人間
性別:男
年齢:29歳
職業:武装商人
登場:064話「虎と王都への道」
【説明】
オーマが王都への道中で、馬鹿なことを考える不良商人を逆にカモにしてやろうと物色する中、護衛としてあえて雇った「商人」。
それなりに武術の心得もあるのだが、冒険や迷宮のスリル以上に「金」への執着心を見せている。
称号【笑面虎】をオーマに看破され、警戒されているが、同時に利用価値があるとしてギルド職員に推挙されている。
***
<王都レンゼシアにて>
◆リシュリー
種族:人間
性別:女
年齢:15歳
職業:巫女
登場:065話「病臥の巫女と吸血の暗殺者②」
【説明】
『末子国』の出身で、【諸神】の加護を受けた少女。
加護を与えるのは【破邪と癒やしの乙女】であり、肉体的な損傷はおろか軽度なものであれば呪詛すらも癒やす非常に「有用」な力の持ち主だが、あまりに強力な加護のせいで、体内に【穢廃血】が発生し長くは生きられないはずだった。
暗殺者の青年ソールと恋に落ち、彼とともに『末子国』から逃げ延びて、『長女国』の王都片隅のルッソ院で「奇跡」を何度か行使している。
ソールによる「治療」によって【穢廃血】を定期的に体外に排出しなければならず、病弱であるが、リュグルソゥム家が滅ぼされたことに端を発した魔導侯間の争いの中、【騙し絵】家からソールの命を救うため、自らその質となろうとした。
◆ベーラヤ
種族:人間
性別:女
年齢:48歳
職業:間諜
登場:065話「病臥の巫女と吸血の暗殺者②」
【説明】
王都の孤児院兼施術所であるルッソ院の受付を務める女性で、商業ギルドでの事務経験もある『四元素』家のスパイ。
【騙し絵】家が影響力を持つルッソ院において、長らく「目」の役割をこなしてきていたが、匿われていた『末子国』からの逃亡者リシュリーに同情的であった。
◆カイム
種族:人間
性別:男
年齢:7歳
職業:未設定
登場:065話「病臥の巫女と吸血の暗殺者②」
【説明】
ルッソ院の悪ガキ軍団の最年少。
転ぶまで走り、転んだら泣いてリシュリーに傷を治してもらう日々を送っていた。
◆ウォード
種族:人間
性別:男
年齢:24歳
職業:事務員
登場:067話「酒場の人物鑑定士」
【説明】
『長女国』が他国に先駆けて発足させた【冒険者ギルド】の職員を務める。
同僚のベリーズと仲が良い。
◆ベリーズ
種族:人間
性別:男
年齢:27歳
職業:賭博師
登場:067話「酒場の人物鑑定士」
【説明】
『長女国』が他国に先駆けて発足させた【冒険者ギルド】の職員を務める。
同僚のウォードと仲が良い。
賭け狂いな性格から、オーマがギルド職員に顔を売る「階段」に利用される。
◆ラシェット
種族:人間
性別:男
年齢:15歳
職業:未設定 ⇒ 重槍戦士
登場:067話「酒場の人物鑑定士」
【説明】
冒険者志望で故郷の寒村を飛び出した、農家の次男坊。
右も左もわからなかったが、『人物鑑定士』の噂を聞いて酒場を訪れたところ、手頃な「鑑定実績」を積み重ねておきたかったオーマに目をつけられた。
◆クーリカ
種族:人間
性別:女
年齢:25歳
職業:女蛮弓士
登場:067話「酒場の人物鑑定士」
【説明】
オーマが『人物鑑定士』として名を売り始めた初期の頃から、軽い交流を続けていた。
弓を扱う戦闘スタイルのため、冒険者活動としての相棒に肉壁……盾役を探していたが、心根のサドっ気をオーマに見抜かれ、純朴な少年ラシェットを充てがわれる。
◆ジルゲルト
種族:人間
性別:男
年齢:56歳
職業:組織管理者
登場:067話「酒場の人物鑑定士」
【説明】
元は商業ギルドで部門長まで務める立場まで出世したが、そこから先の出世レースで敗れ、閑職に回されていた。
冒険者ギルド設立の命が王国魔導会議より下された際にも、商業ギルドから体の良い厄介払いという形で推挙され、副ギルドマスターとして働くこととなった。
ギルドマスターが『魔導侯』家の者であり、不在であることが多いため、冒険者の管理など実質的なギルドマスターとして精力的に活動している苦労人。
『人物鑑定士』などと呼ばれていたうさんくさい男――オーマを登用したことは、まるで「考えていることが筒抜け」になっているかのような、彼の異常な察しの良さから、ギルドの体制盤石化という意味では大当たりであった。
◆モーディ
種族:人間
性別:女
年齢:???
職業:事務員
登場:069話「冒険者ギルド」
【説明】
ジルゲルトの秘書役を務める。
その他の経歴は不明。
***
<輝水晶王国の王侯達>
◆ゾーリエ2世
種族:人間
性別:女
年齢:40歳
職業:???
登場:050話「魔導会議」
【説明】
英雄王アイケル1世が長女を祖とする【輝水晶王国】の現王。
王権が最低レベルに落ちている現在の『長女国』においては、比較的力を有した国王とされている。
『四元素』家と"和解"し、【破約派】をどうにかすることを通して、王権を多少なりとも快復させられないかと画策している。
◆ゲクトラン
種族:人間
性別:男
年齢:36歳
職業:???
登場:076話「歴史に残らぬ名局」
【説明】
『長女国』十三魔導侯【冬嵐】の所属だが、家名は未登場。【征服派】。
女王ゾーリエ2世の王配であり、【征服派】の魔導侯家でありながら、【王権派】とも繋がりがある。
◆ジルモ=ディエスト
種族:人間
性別:男
年齢:45歳
職業:???
登場:050話「魔導会議」
【説明】
『長女国』十三魔導侯【紋章学】のディエスト家の当主。元【征服派】だったが現在は【王権派】に鞍替え。
北方人の血を引いており、凶相でありながらも家族に対してすら丁寧な口調を崩さない。
その実は野心家であり、【魔界】への領土的拡張に興味を持った結果、王国五百年の歴史の中で初めて迷宮を一つ攻略して、多くの戦利品を得たが――。
その戦利品をばら撒き、【騙し絵】家の決起と【四元素】家との内乱を煽るなど、過去に例を見ない規模で王国をかき乱す動きを取っている。
後継者であるはずの息子ジェロームへ非常に厳しく接しており、廃嫡もちらつかせている。
◆ジェローム=ディエスト
種族:人間
性別:男
年齢:25歳
職業:???
登場:058話「王権派の父子関係」
【説明】
ジルモの息子。
「戦利品」のばら撒き計画や、冒険者ギルド設立の実行役として父の命令通りに精力的に活動してきたが、全く評価されず報われない日々を送っている。
息子ラハイェロが成人するまでに成果を挙げられなければ、廃嫡すると仄めかされている。
◆ラーカス=イェリトール
種族:人間
性別:男
年齢:23歳
職業:???
登場:050話「魔導会議」
【説明】
『長女国』十三魔導侯【啓明】のイェリトール家の若き当主。【王権派】。
魔導侯のほぼ全員が連座した「リュグルソゥム家の討伐」後、速やかに欠員補充のため、新たな『魔導侯』として叙された。
そのような経緯から、国王から市井においてまで、ジルモ=ディエストの使い走りと思われているが、本人は経営の傾いた自領を立て直すために辣腕を振るうなどの実績を有しており、未だ底を見せていない。
◆メルシッド=フィーズケール
種族:人間
性別:男
年齢:28歳
職業:魔剣士
登場:050話「魔導会議」
【説明】
『長女国』十三魔導侯【魔剣術】のフィーズケール家の侯弟。【征服派】。
当主たる兄の名代として魔導会議に出席したが、彼自身は西方戦線で戦うバリバリの武人気質であり、直情的で後先考えない発言が多い。
魔導会議においては余計な発言で【聖戦】家代表の怒りを買い、【征服派】から鞍替えしたジルモを追求しきれなかった。
◆スタァル
種族:人間
性別:男
年齢:34歳
職業:???
登場:050話「魔導会議」
【説明】
『長女国』十三魔導侯【聖戦】家の所属だが、家名は未登場。【征服派】。
かつて父を『死霊術』に利用された忌まわしい陰謀の記憶を引きずっており、そのことを想起させるようなメルシッドの悪趣味な冗談に激昂した。
その背景としては【征服派】の指導者であったジルモが【王権派】へ鞍替えしたことで、【征服派】を率いる立場を【魔剣術】家と争っていることも挙げられよう。
◆テュゴー=サウラディ
種族:人間
性別:男
年齢:64歳
職業:大魔道
登場:050話「魔導会議」
【説明】
『長女国』十三魔導侯【四元素】のサウラディ家の老当主。【王権派】。
老獪な人物であり、元々は【王権派】を率いる立場でありながら【破約派】を利用して王権を抑制し、かと思えば【破約派】を粛清するために王家と『和解』した上、派閥を率いる立場を【紋章学】家に売り渡している。
その真の目的は未だ語られてはいないが、【四元素】家が『長女国』の建国より古い歴史を持っていることが背景となっている。
年を取ってから儲けた娘息子達を可愛がっているが、末息子のヴォーシェに対しては「可愛くない」と考えており、あまり構わない態度を取っている。
ルッソ院で【騙し絵】家が無茶をすることと、ヴォーシェが飛び込むことを予期しており、【破約派】粛清の狼煙を上げて挙兵するに至った。
◆フリエータ=サウラディ
種族:人間
性別:女
年齢:25歳
職業:魔法戦士
登場:058話「王権派の父子関係」
【説明】
テュゴーの長女。
『長女国』が西方諸国へ行う【懲罰戦争】において、次世代の将軍候補の一人とされる軍才ある女性。
ディエスト家を快く思っておらず、彼らとの同盟について父に反対意見を述べていたが、採用されなかった。
◆「四元素」家の長男
種族:人間
性別:男
年齢:22歳
職業:???
登場:058話「王権派の父子関係」
【説明】
テュゴーの長男。
弟である次男と、雰囲気や立ち居振る舞いが似ている。
◆「四元素」家の次男
種族:人間
性別:男
年齢:20歳
職業:???
登場:058話「王権派の父子関係」
【説明】
テュゴーの次男。
兄である長男と、雰囲気や立ち居振る舞いが似ている。
◆ヴォーシェ=サウラディ
種族:人間
性別:男
年齢:9歳
職業:???
登場:058話「王権派の父子関係」
【説明】
テュゴーの末息子。
難産の末産まれた際に、リシュリーの「奇跡」によって救われており、それが無ければ本来は死産と成り果てていた。
生まれつき【精霊】と呼ばれる存在の声を聞くことができ、オーマが【迷宮領主】であることを真っ先に看破した、まさに『神童』とも言うべき知性を持つ幼い少年。
肩まで垂らした赤い髪と、ぼんやりと心ここに在らずにどこかを見つめているのが特徴だが、歩いていて転ぶということはほとんど無い。
「王国を救う」という独自の目的のために【魔界】へ行くことを画策し、メイド長兼護衛のバルバローザの手元から日々脱走を繰り広げ、ついにはオーマと出会ってしまった。
年齢に似つかわしくない強大な「魔法」を扱うことができるが、本人曰く「少し特殊」なものである。
他家の当主を「◯◯おじさん」と呼ぶ癖がある。
そして、オーマの呼び方は『お兄さん』。
◆バルバローザ
種族:人間
性別:女?
年齢:54歳
職業:武装メイド
登場:058話「王権派の父子関係」
【説明】
『四元素』家の王都にある侯邸を切り盛りするメイド長であるが、同時に脱走の常習犯であるヴォーシェの護衛役を兼ねている。
「マザーオーガ」というあだ名をつけられるほどの恵体であり、下手な戦士よりもずっと腕っ節が強い。
本編ではまだ一言もしゃべってはいない。
◆「占星術家」の男
種族:人間
性別:男
年齢:40歳
職業:???
登場:050話「魔導会議」
【説明】
『長女国』十三魔導侯【占星術】家の代表、家名は未登場。ジルモに従い【征服派】から【王権派】に鞍替え。
ジルモの意見に同調し、また新たな魔導侯となったイェリトール家の家号について、【啓明】はどうかと提案した。
◆「彫像術」家の女
種族:人間
性別:女
年齢:???
職業:???
登場:050話「魔導会議」
【説明】
『長女国』十三魔導侯【彫像術】のアイゼンヘイレ家の代表。【征服派】。
ジルモが示した『迷宮の戦利品』に強い興味を示した。
◆ドリィド=イセンネッシャ
種族:人間
性別:男
年齢:42歳
職業:???
登場:072話「ルッソ院での攻防②」
【説明】
『長女国』十三魔導侯【騙し絵】のイセンネッシャ家の当主。【破約派】。
王国で最も危険な【破約派】を率い、さらに王国で最も危険な【騙し絵】家の当主たる男。
元々は、英雄王の子孫による『四兄弟国』の支配体制を、百年単位の遠大な「大望」によって掘り崩すための「歯車」に過ぎなかったが、ジルモが『迷宮を攻略』したことで、自分の代で「大望」を成そうという野心が膨れ上がった。
そのため、『四元素』家のテュゴーに乗せられる形で【破約派】の挙兵を引き起こし、王国始まって以来の本格的な「現役の魔導侯同士」が争う内乱が勃発した。
◆ビオレ=イセンネッシャ
種族:人間
性別:女
年齢:31歳
職業:???
登場:072話「ルッソ院での攻防②」
【説明】
リシュリーを攫う実行犯を務めたイセンネッシャ家の係累の女性。
当主ドリィドとの関係は未だ語られていない。
リシュリーの「温情」による罠によってソール達を転移させるところまでは良かったが、攫う途中でネフェフィトに妨害され、負傷した。
さらに相棒であった男をソールに殺され、彼への復讐を誓って撤退する。
◆「騙し絵」家の男
種族:人間
性別:男
年齢:25歳
職業:???
登場:072話「ルッソ院での攻防②」
【説明】
リシュリーを攫う実行犯を務めたイセンネッシャ家の係累の男性。
ネフェフィトとの戦いの最中、魔法使い専門の暗殺者たるソールによって背後から首と心臓を短剣で一突きにされ、逃げる間もなく死亡した。
<アスラヒム王国>
◆シャハナン
種族:吸血鬼(皇属種)
性別:女
年齢:???
職業:???
登場:076話「吸血鬼の女王と魔界の子爵」
【説明】
青白い吸血貴族達が統べるアスラヒム王国の女王。
怠惰で現世に対する胡乱げな様子を隠そうともせず、先代が築き上げた非常に効率的な官僚制の中で、自らが王国統治において辣腕を振るう機会がほとんど無いことを嘆いている。
だがその実、心の奥底には燃えるような野心を秘めており、『長女国』との戦いにおいて戦況が「動く」ことを切望している。
過去幾度も「夫」を戯れに殺しており、また次の「夫」候補者を時間をかけてじっくり選定するなど、歪んだ嗜好は部下達に知れ渡っている。
◆ヴィーク男爵
種族:吸血鬼(貴属種)
性別:男
年齢:???
職業:???
登場:076話「吸血鬼の女王と魔界の子爵」
【説明】
アスラヒム王国の女王シャハナンに仕え、王国の家令兼宰相の役割をこなす。
吸血貴族の長官達を取りまとめ、日々あの手この手で女王から書類の決裁を取る。
そしてそれ以前に、彼女を朝議へ招き出すこと自体が日々の一大労働となっている。
<【魔界】の迷宮貴族達>
◆テルミト伯
種族:魔人
性別:男
年齢:???
職業:迷宮領主(伯爵)
【説明】
魔界の貴族にして迷宮領主の一人。
ル・ベリの母リーデロットが最果て島に流刑になった事件に関わり、またソルファイドを最果て島へ流した直接の原因である。彼に忍ばせた【盗視の瞳】を通して、自らが入手を命じられていた「最果て島」の迷宮核が他者の手に渡っていることを知り、策謀を練る。
具体的には、かつて島へ追放となった魔人の女性リーデロットの「息子」と思われるル・ベリの映像を記録した魔石を、彼女への執心が異常である政敵リッケル子爵に送りつけることで、けしかけようとする。
◆リッケル子爵
種族:魔人
性別:男
年齢:???
職業:迷宮領主(子爵)
【説明】
魔界の貴族にして迷宮領主の一人。
元々はテルミト伯の部下である従属爵であったが、グエスベェレ大公の後押しにより独立のための反旗を翻し、長年に渡って争い続けてきた。その中で、戦争の資金を得る「余興」として、ル・ベリの母に当たる魔人の女性であり、自身の迷宮のメイドでもあったリーデロットらを含む複数の魔人達を「最果て島」送りにしている。
しかし、テルミト伯からリーデロットの「息子」と思しき存在が最果て島で生き延びていることを示唆されるや、無意味に長引かせていた独立戦争から手を引き、そちらへの対応に全勢力を傾けるようになるなど、傍から見れば支離滅裂とした行動を取っている。
存在自体がテルミト伯にとって頭痛の種。