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登場キャラクター名鑑 【第一章】

<オーマと配下達>

◆オーマ

種族:人間 ⇒ 魔人

性別:男

年齢:25歳

職業:迷宮領主(ダンジョンマスター)(子爵)~【エイリアン使い】

副職:槍戦士

登場:本編-0001話「異世界転移」

【説明】

本作の主人公。

かつては平和な島国がある現代世界の社会人だったが、異世界へ転移してしまった。

前世での詳細な経歴や人生経験、また元の名前などは未だ明かされてはいない。

迷宮領主(ダンジョンマスター)】に改造(・・)された際に精神もだいぶいじくられたためか、前世への執着は少なく、迷宮の主という新職業に順応している。

――と同時に、元々薄かった他者への共感性がますます欠け、己の利益を求める気まぐれな性質が、以前の法や倫理に縛られない世界で完全に開花した。

彼にとって「人道」と「外道」は手段として等価なものではあるが、独自の審美観に基づく善悪の基準もまた先鋭化しており、それに基づいた「信賞必罰」に基づいた「対価」を与える必要性に拘っている。

また、「人」のあり方について、常人からはかなりズレた感性を有しつつあり、これは『魔人』として「人間」以外の種族となったことで発想のタガが外れたことが影響している。


第一章ではエイリアンを操るという独特な迷宮を率いる身となり、最果ての島を制圧し原住民であるゴブリン諸氏族を奴隷化した。

その後、島を制圧しようとした大陸の迷宮領主テルミト伯が元部下であるリッケル子爵をけしかけて来たが、これを撃退した。


◆ル・ベリ

種族:半ゴブリン ⇒ 魔人(半異系統)

性別:男

年齢:17歳

職業:獣調教師(ビーストテイマー) ⇒ 奴隷監督

登場:半魔-0001話「反骨の半ゴブリン①」

【説明】

オーマ第一の配下。

元々は島へ流刑となった魔人族の女性リーデロットが、ゴブリンに孕まされたことで産まれた「半ゴブリン」。

容姿はゴブリンに近かったものの、父の氏族で奴隷的扱いを受けてきたが、精神は母を受け継ぎ非常に魔人族に近いものであったため、オーマの目に止まったことが彼の運命の転換点。

オーマの最果て島制圧事業を率先して扶け、その褒美として、エイリアン的遺伝子操作によって体内から「ゴブリン」成分を除かれた「魔人(・・)」となったが、これに伴い母の生き写しに近い長身の美形の姿となった。


知能と忠誠心が高く、最果て島の動植物に非常に詳しいことから、奴隷化したゴブリンを利用した『実験農場』『実験牧場』の管理を任せられ、オーマの迷宮の【農務卿】として振舞っている。

趣味はゴブリン虐めで、怒るとゴブリン時代の種族的本能であった汚い悪罵を口にする。

また、オーマの「点振り」によって魔人族の証である【異形】と【魔眼】を手に入れ、またエイリアン的因子操作の被験体としても、日々新たな力を獲得しつつある。


オーマの呼び方は『御方様』。


◆ソルファイド=ギルクォース

種族:竜人(ドラグノス)

性別:男

年齢:35歳

職業:牙の守護戦士

登場:本編-0018話「ゴブリン2氏族殲滅作戦①」

【説明】

オーマ第二配下であり、【人界】からの逃亡者という経歴を持つ。

赤い頭髪で、顔の半分が爬虫類を思わせる鱗で覆われている人型種族である【竜人(ドラグノス)】の出身。

生まれ育った里を滅ぼされ、しかも生き残った仲間達まで死なされたため、いろいろと恨みを持つ相手が多く好戦的な性格だった――のだが。

【魔界】で最初に拾われたテルミト伯の傭兵として使い捨てられ、その後流刑戦に乗せられてからヒュドラと死闘を繰り広げ、ゴブリン諸族連合に担がれるままにオーマの迷宮へ攻め入ったは良かったが、種族技能【竜の憤怒】に身を委ねすぎたために、怒りも恨みも悲しみも、いろいろな感情が一度燃え尽き(・・・・)てしまった。

現在はオーマによる制裁の後のリハビリ中。

ただし、自身が憎きテルミト伯の"目"にされていたことを知るや、両目をえぐり出す程度の激情は残っており、第一章の終盤では新たな目標を見出すこととで、オーマへ仕える理由を自ら定めることとなる。


オーマの呼び方は『主殿』。


◆ウーヌス

エイリアン=ブレイン種:副脳蟲(ブレイン)

登場:本編-0034話「主の隣に這い寄る脳髄」

【説明】

エイリアン迷宮において、個体数の増えてきたエイリアン達を管理する鍵となる「エイリアン=ブレイン」種としてオーマに期待されていたのだが――蓋を開け、出てきたのは、脳みそが頭蓋骨の天蓋部分をオムツのように履いた外見に、触手みたいな貧弱な手足が生えているという、名状し難き存在であった。

全身が脳みそでできているくせに「きゅぴぃ?」とどこから出しているのか不明な鳴き声を発し、心話(テレパシー)によってオーマを補佐する時はぷるぷる震えるため、オーマにより時たま「ぷるきゅぴ」と呼ばれることとなる。

オーマが評して曰く、知能は小学生並みだが好奇心と悪戯心も小学生並み。しかしエイリアン達をテレパシーによる「エイリアンネットワーク」において効率的に管理できることから、存在しているだけで役には立っている。

なお、その「ネットワーク」を悪用してオーマの知識から様々に奇妙なものを覗くという遊びを見出しており、定期的にオーマから「お仕置き」を受けている。


オーマ自ら名付けた同僚が他に5体おり、いずれも「1」を意味する言語が名前の由来。

また、オーマの許しを受けて自らの部下として「2、3」を意味する言語のブレインの部下を生み出している。


オーマの呼び方は『創造主様』。


◆グウィース

種族:魔人樹

性別:???

年齢:0歳

職業:設定不可 ※未成年

登場:本編-0051話「狂樹の置き土産」

【説明】

オーマと激しい迷宮抗争(ダンジョンバトル)を繰り広げたリッケル子爵が、その死に際の閃きによって、歪愛を注いだ女性リーデロットと文字通り「一つ」になるために生み出した種子から芽吹いた新種。

両腕と下半身がトレントやエントを彷彿とさせる植物型であるのに対し、それ以外の頭部と胴体は多少緑色であることを除けば普通の魔人の幼児。その芽吹きに鉢合わせたル・ベリを「親」であると認識しており、その頭の上に登ることを趣味としている。

食事の際は「根」から吸収するのと、直接口から食べるのと二種類の食べ方を使い分けており、また「排泄」では両腕を植物モードとして蒸散するなど、動物だか植物だかよく分からない生態をしている。なお、この「蒸散」には周囲のエイリアン限定で速度を少し上昇させるバフ効果が含まれていることが判明した。


オーマの呼び方は『あるじたま』……はしっくり来なかったのか、直後に『おーまたま』に決まった。


   ***


<オーマ眷属のエイリアン達>

オーマによって生み出されたエイリアンのうち、"名付き"として他のエイリアン達と一線を画した立ち位置にある眷属達。非常に初期にオーマが自らの手で生み出した者達を核としており、迷宮の中核戦力を担っていくこととなる存在である。

ただし"名付き"となったことによって、他のエイリアン達とも、またブレイン種とも異なる「自我」の在り方を獲得しつつあり、果たして、その影響がどう現れるかはまだオーマにすらわからない。


◆アルファ

エイリアン種:螺旋獣(ジャイロビースト)

【説明】

走狗蟲(ランナー)】を経由して【戦線獣(ブレイブビースト)】から進化した。

アルファはオーマが洞窟を抜けた際から付き従っており、護衛に小隊長に何でもこなす。

「人語」は解さないがオーマからの指令は本能的に理解することができ、知能が高い。螺旋獣としての反射神経と洞察能力は、護衛を任せるという意味ではソルファイドを上回る有用さを示している。


◆ベータ

エイリアン種:炎舞ホタル(ブレイズグロウ)

【説明】

走狗蟲(ランナー)】を経由して【噴酸ウジ(アシッドマゴット)】から進化した。

アルファと共に最初期のオーマの最果て島探索を補佐したが、性格はのんびり屋な嫌いがある。

炎舞ホタルとなり、主オーマが扱い方に慎重になっていることをのんびり屋ながらも察知しており、跳ぶことは少ない――せいで2足歩行ダッシュという特技を身につけつつある。


◆ガンマ

エイリアン種:城塞獣(フォートビースト)

【説明】

走狗蟲(ランナー)】を経由して【戦線獣(ブレイブビースト)】から進化した。

デルタ、イプシロン、ゼータと共にオーマ最初期に生み出されたエイリアンの第二陣。

オーマ眷属のエイリアン達の中でも最も頑丈な種に進化したため、新種エイリアン達が完成するたびに「威力確認」に使われるようになったり、とりあえずファンガル種を"装備"させてみたりと、便利に扱われている。



◆デルタ

エイリアン種:螺旋獣(ジャイロビースト)

【説明】

走狗蟲(ランナー)】を経由して【戦線獣(ブレイブビースト)】から進化した。

ガンマ、イプシロン、ゼータと共にオーマ最初期に生み出されたエイリアンの第二陣。

アルファと同じく螺旋獣へ進化したが、護衛よりも突撃隊長としての役割を期待されており、それに相応しい激情的な性格。

挑発が趣味のゼータとは衝突が多かったが、リッケル子爵戦をキッカケに連携する機会も増えている。


◆イプシロン

エイリアン種:塵喰いウジ(ダスティマゴット)

【説明】

走狗蟲(ランナー)】を経由して【噴酸ウジ(アシッドマゴット)】から進化した。

ガンマ、デルタ、ゼータと共にオーマ最初期に生み出されたエイリアンの第二陣。

未だ実戦で新能力のお披露目はされていないが、噴酸ウジ時代は迷宮地下部内の通路操作部隊の指揮などの裏方に徹していた。


◆ゼータ

エイリアン種:切裂き蛇(リッパースネーク)

【説明】

走狗蟲(ランナー)】を経由して【隠身蛇(クロークスネーク)】から進化した。

ガンマ、デルタ、イプシロンと共にオーマ最初期に生み出されたエイリアンの第二陣。

戦闘よりはスパイ活動を専門に行う方向で活用されている。他のエイリアンを"煽る"悪癖があり、そのせいでデルタに粛清されそうになったことが数度ある。

進化してからは一転、戦闘型に寄った能力となっており、隠密活動役をエータへ譲ることとなった。


◆エータ

エイリアン種:絞首蛇(ハングスネーク)

【説明】

走狗蟲(ランナー)】を経由して【隠身蛇(クロークスネーク)】から進化した。

ゼータ班所属の隠身蛇であったが、その「第3世代」の進化先が2種類あったため"名付き"に昇格する形で進化した。

隠密役に寄ったゼータに代わり、隠身蛇達を統括している。


◆シータ

エイリアン種:風斬りツバメ(エッジスワロー)

【説明】

走狗蟲(ランナー)】を経由して【誘拐小鳥(エンジョイバード)】から進化した。

念願の安定した飛行能力を持つ系統の指揮役として、新たな"名持ち"となった。


◆イオータ

エイリアン種:投槍鹿(アトラトルディーア)

【説明】

走狗蟲(ランナー)】を経由して【韋駄天鹿(ソニックディーア)】から進化した。

遠隔への物理的な攻撃を行う部隊の指揮役として、新たな"名持ち"となった。


   ***


<最果て島のゴブリン達>

◆グ・ザウ

種族:ゴブリン

性別:雄

年齢:11歳

職業:ゴブィザード(ゴブリン魔法使い)

登場:本編-0006話「外の探索③」

【説明】

ル・ベリの功績を奪おうとした、レレー氏族の『祭司(ドルイド)』。

功を焦ったことと、ル・ベリを下に見ていたことから、ボアファントの討伐を少数で敢行したところ、オーマとエイリアンに遭遇。

袈裟懸けに走狗蟲(ランナー)の足爪で切り裂かれ、絶命した。


実はシャガル氏族の祭司(ドルイド)ブエ・セジャルの「追放弟子」であり、レレー氏族内での地位をル・ベリに奪われることを恐れていた。


◆ゲ・レレー

種族:ゴブリン

性別:雄

年齢:8歳

職業:ゴブリン戦士長

登場:本編-0006話「外の探索③」

【説明】

最果て島のゴブリンのうち、レレー氏族の族長の息子であった大ゴブリン。

グ・ザウに唆されて、ル・ベリが手なづけていたボアファントの仔を殺して食い、さらにその母ボアファントも討伐しようとした。

しかしあまりに力試ししたいと思うあまり、少人数で挑んだため、オーマが介入したことで狩猟隊が半壊する中、ボアファントの牙に刺し殺される。


◆バズ・レレー

種族:ゴブリン

性別:雄

年齢:12歳

職業:ゴブリン戦士長

登場:半魔-0002話「反骨の半ゴブリン②」

【説明】

最果て島のゴブリンのうち、レレー氏族の族長を務める。

称号【逆境の指導者】を持つ有力なゴブリンでもあり、島の歴史の中では英雄的存在とも言える。

オーマによる「ゴブリン2氏族殲滅作戦」の際には、島へ流れ着いた鉄の槍を、両腕に一本ずつ二本振るい、鉄壁の鼓舞を以ってエイリアンの攻勢を寄せ付けなかった。

しかし、痛みに怯まず獰猛に襲いかかる【戦線獣(ブレイブビースト)】のアルファの猛攻を受け、またル・ベリが小動物を使った妨害で集中力を乱されたため、顔面を貫かれて死亡する。


◆ブエ・セジャル

種族:ゴブリン

性別:雄

年齢:15歳

職業:ゴブィザード

登場:竜人-0003話「隻眼の竜人は赫怒に踊る③」

【説明】

シャガル氏族の『祭司(ドルイド)』たる老ゴブリンであり、自らの「弟子」を島内の各氏族へ送り込み、彼らを通して島の掌握を狙っていた。

そこで現れたソルファイドを『竜神の使徒』と勘違いし、諸氏族連合の旗印とするまでは、上手く行っていた。

だが、実際はゴブリンを一網打尽に迷宮へ誘い込むオーマの思惑に沿った行動を取っていたに過ぎない。迷宮で圧倒的な力の差と、生物としての獰猛さの差を思い知らされる中、ゼータによって縛り上げられて拉致される。

その後は、オーマの【抽出臓】によって、魔法適性関係の因子を死ぬまで搾り取られた。


◆ミグ・ゴゴーロ

種族:ゴブリン

性別:雄

年齢:7歳

職業:ゴブィザード

登場:本編-0027話「ダンジョン防衛戦~対ゴブリン氏族連合①」

【説明】

ゴゴーロ氏族長の息子にして、ブエ・セジャルの「追放弟子」。

オーマの迷宮への侵攻をチャンスとし、自らの地位を上げようとしたが、洞窟内に攻め込んだところ壁を溶かして現れたエイリアンの襲撃を受ける。

そして、逃げる間もなく戦線獣(ブレイブビースト)に殴り飛ばされ、岩壁の突起に後頭部を強打し即死した。


   ***


<【魔界】の魔人達>

◆リーデロット(故人)

種族:魔人

性別:女

年齢:???歳

職業:???

登場:半魔-0001話「反骨の半ゴブリン①」

【説明】

半魔人ル・ベリの母にして、テルミト伯の思惑とリッケル子爵の妄執の間で数奇な運命を辿った魔人の女性。最期はゴブリンとの間に産まされた我が子ル・ベリを愛して死んだ。

その遺骨はさらに十数年後、自らの破滅の原因となったリッケル子爵を「裁く」こととなり、本人にもル・ベリにも、彼の主オーマにも全く予想外の結果をもたらすこととなる。


◆テルミト伯

種族:魔人

性別:男

年齢:???

職業:迷宮領主(伯爵)~【人体使い】

登場:伯爵-0001話「魔人貴族達の饗宴」

【説明】

魔界の貴族にして迷宮領主の一人たる美丈夫。

ル・ベリの母リーデロットが最果て島に流刑になった遠因であり、またソルファイドを最果て島へ流し、リッケル子爵をオーマへけしかけた直接の原因である。

【魔界】の迷宮領主達の中では「新興派」であるが、有力貴族であるグェスベエレ大公へ媚を売り、しかしその実は【魔王】の密命を受け、最果て島の「迷宮核」を狙うという、蝙蝠的立ち回りをする中級貴族である。

リッケルがオーマに破れた後は、会談において彼の『構想』に興味を持ち、暫定的な協力体制を敷くことに同意した。


迷宮領主(ダンジョンマスター)としては"目玉"や"耳"など、人体の部位に相当するような眷属を数多く使役する【人体使い】であり、また、【魔界】でも指折りの「研究者」としての一面を持ち、一度作業に没頭すると直属の配下であっても声をかけることは不可能となる。

趣味と実用を兼ねた「目玉」のコレクションが彼にとっての癒やし。


◆グエスベエレ大公

種族:魔人

性別:男

年齢:???

職業:迷宮領主(大公)~【???】

登場:伯爵-0001話「魔人貴族達の饗宴」

【説明】

雄羊のような角を頭の左右から生やした初老の魔人男性。

魔界の大陸【静寂なる腕(ルフェス=リンデ)】の南西端、ハルラーシ地方に影響力を持つ大貴族。

【魔王】の座を狙う実力者でもあり、文句のつけようのない【魔界】の権力者の一人。

自らに対抗する勢力がハルラーシ地方に現れぬように謀略を巡らせており、テルミト伯が配下であったリッケル子爵に反乱を起こされたことも、彼が後ろで糸を引いていた。

テルミト伯が催した宴に参加し、ソルファイドとヒュドラの死闘を観戦した。


◆グウィネイト女伯

種族:魔人

性別:女

年齢:???

職業:迷宮領主(伯爵)~【???】

登場:伯爵-0001話「魔人貴族達の饗宴」

【説明】

閉じた両眼を縫い合わせているが、同時に額に第三の眼がある異貌の女性貴族。

グェスベエレ大公に付き従っている。

テルミト伯が催した宴に参加し、ソルファイドとヒュドラの死闘を観戦した。


◆エッツォ伯爵

種族:魔人

性別:男

年齢:???

職業:迷宮領主(伯爵)~【???】

登場:伯爵-0001話「魔人貴族達の饗宴」

【説明】

雷鳴の如き大声で話す貴族。

テルミト伯が催した宴に参加し、ソルファイドとヒュドラの死闘を観戦した。

その後、テルミト伯とリッケル子爵の和平にも関わっている。


◆リッケル子爵

種族:魔人

性別:男

年齢:???

職業:迷宮領主(子爵)~【樹木の奏者】

登場:伯爵-0002話「和解、腹芸、愛玩動物」

【説明】

魔界の貴族にして迷宮領主の一人。

元々はテルミト伯の部下である従属爵であったが、グエスベェレ大公の後押しにより独立のための反旗を翻し、長年に渡って争い続けてきた。その中で、戦争の資金を得る「余興」として、ル・ベリの母に当たる魔人の女性であり、自身の迷宮のメイドでもあったリーデロットらを含む複数の魔人達を「最果て島」送りにしている。

しかし、テルミト伯からリーデロットの「息子」と思しき存在が最果て島で生き延びていることを示唆されるや、無意味に長引かせていた独立戦争から手を引き、そちらへの対応に全勢力を傾けるようになるなど、傍から見れば支離滅裂とした行動を取っている。


存在自体がテルミト伯にとって頭痛の種であるが、彼との取引によって最果て島を襲撃する。

その真の目的としてリーデロットの亡骸を捜索することを企てていたが、オーマとの迷宮抗争(ダンジョンバトル)に敗れた。

しかしその最期の場面でリーデロットの息子ル・ベリから母の遺骨を渡される。この時、死に際の閃きによって『新種』である【魔人樹】の種子を生み出すに至り、彼の仕えてきた【人体使い】達が求め続けた『黄金の比率』へのヒントを得たこと、「愛」の一つの形を納得したことで、満足して逝った。


◆エネム

種族:魔人

性別:男

年齢:???

職業:???

登場:伯爵-0002話「和解、腹芸、愛玩動物」

【説明】

リーデロットやリッケルを「参考作品」とし、彼らを経由したことによって、テルミト伯が【人体使い】として生み出した「最高傑作」である双子の片割れ。

二次性徴前の最も生命の活力が溢れる外見年齢である美少年。

伯の前では忠実に振る舞っているが……。


◆ゼイレ

種族:魔人

性別:女

年齢:???

職業:???

登場:伯爵-0002話「和解、腹芸、愛玩動物」

【説明】

リーデロットやリッケルを「参考作品」とし、彼らを経由したことによって、テルミト伯が【人体使い】として生み出した「最高傑作」である双子の片割れ。

二次性徴前の最も生命の活力が溢れる外見年齢である美少女。

伯の前では忠実に振る舞っているが……。


   ***


<竜関係>

◆ヒュドラ(名前は不明)

竜種:多頭竜(ヒュドラ)

性別:???

年齢:???

登場:本編-0005話「外の探索②」

【説明】

最果て島の近海を縄張りとし、訪れるものはたとえ空飛ぶ鳥であろうと、あらゆる生物を食らう海の支配者。

オーマの迷宮領主としての「誕生」を知覚するなど、かなり高度で深遠な知性を有しており、『盟約』を順守するなど竜の子孫として誇り高い行動を心がけてもいる。ソルファイドと死闘を繰り広げ、再戦のために見逃すなど、強者との戦いに飢えている。

オーマとリッケル子爵の迷宮抗争においては、海岸に築かれたリッケルの陣地を破壊するギミックとしてオーマに利用された。


◆ティレー(故人)

種族:竜人(ドラグノス)

性別:女

年齢:17歳

職業:竜の皇巫女(ひめみこ)

登場:竜人-0001話「隻眼の竜人は赫怒に踊る①」

【説明】

竜人ソルファイドの出身であるウヴルスの里の巫女であり、古の【竜帝国】皇族の末裔の血統であった少女。彼女の死がソルファイドの後悔となっている。

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