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世界事情

久方ぶりの投稿です。

やっと部活が一段落つきました。

「まずは何を話そっかな~···やっぱりこの世界について話さないと、分かんないよね。」


リトはフワフワ浮かびながら少し考える仕草をする。暫く経った後、ロビーの横にある如何にも高価そうな長椅子に向かって飛び始めた。


少し遅れて私も長椅子に到着して腰を落ち着ける。

私が座ったのを確認すると、リトが話し出す。


「···この世界にはね、4つの種族が暮らしてるんだ。

人間·魔族·獣人·妖精族·····

今でこそ人間が増えちゃったけど、昔は4種族とも数は均等だった。互いに協力し合いながら暮らしていたんだ。··················」


リトが話してくれた内容を纏めるとこうだ。


1.この世界は人間·魔族·獣人·妖精族の4種族がいる。


2.この世界には魔法を使うために必要な『魔力素』なるものがある。


今教えてもらったもので前世の世界と違う&大きな事はこれぐらいかな~。


まず1について。


元々この世界は4種族とも数は同じだったそうな。←(さっきいってたけどね。)

ただ600年前の大戦で人間の数が激減。

人間はなんとか数を増やそうと一夫一妻制を止め一夫多妻制にした所、効果抜群!

人間の数は爆発的に増え、遂にはこの世界から溢れ出てしまいそうだったので、神様が人間だけの世界を作り、人間をそこに移した。

その人間だけの世界というのが私の前世の星、『地球』。


···まさか、こんな繋がりがあっただなんて知らなかった···


まぁそれはさておき、次は2について。


よく子供用の絵本などによく出てくる、魔法。

魔法を使うためには『魔力素』という、まぁ言うなれば理科で出てくる原子みたいなものが必要らしい。

この世界には魔力素がそこら辺に沢山溢れているので、日常的に魔法が使えるのだ。

因みに地球で使えないのは魔力素が無いから。

だから、魔法の代わりに科学が発達したみたい。

だけど魔法の名残も残っているみたいで、魔法と科学は相反するものとよく思われるけれど、本質は似たような物だそうだ。


大体の事は把握できたし、あと気になることと言えば···


「リト、ぼくリトのこと知りたいの。だめ···?」


今私は幼女?みたいなので勇気をだしておねだりしてみました。

子供の我が儘だからきっと許されるよね!


「~~っ!べ、別にいいよ、そのぐらい。」


効果、あったようです。よかったよかった。

でもなんで口押さえてんだろ?あ、しかも耳がちょっと赤い···?風邪でも引いたのかな。


「僕がそのイヤリングの守護者っていうのはさっき言ったよね。妖精族は他の種族で気に入った人がいれば、契約を結んで加護を与えることが出来るんだ······」


またまたリトの話を纏めるとこうなる。


·妖精族は他の種族の人と契約を結んで加護を与えることが出来る。


·妖精族の契約は一生。契約破棄の条件はどちらかが死ぬまで。


·妖精は基本自分の気に入った人、つまり契約者が幸せに生きていればそれでいいという性格なので、誰が死のうが生きようが自分の契約者しか守らない。


·契約者が常に身に付けているものに付随する。


···ん?これに従うと···


「ねぇリト。ぼくリトの契約者にゃの···?」


恐る恐る問い掛ける。

するとリトはとてもいい笑顔で


「アイリーンは賢いね!そうだよ、ボクは君の守護者だよ。」


なんかもう、色々と情報が入りすぎてパンクしそうです。頭が。


「君が5歳の時かな、契約したのは。あれからもう2年も経ったんだね、時が経つのははやいね!」


混乱しすぎて情報が頭に入ってこない···


「大丈夫、ボクは何時だって『君』の味方だから!」


今、わざと『君』の部分を強調させた気が···?

まぁ、いっか·········。



その時


ギギィィィィ


と音を立てて立派な玄関のドアが開いた。


「だぁれ····?」


ドアのところに誰かが立っていたので声を掛けるが、返事がない。

姿が見えないので、ドアの近くによると······





























次回、新キャラ登場!

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