初めて小説を書いた
その日の朝は体の神経を刺激するほど日差しが強かった。カーテンから漏れた光で仕方なく起き上がった俺はとりあず洗面所で、まだ眠気を誘う脳に水をかけにいった。ちなみに自己紹介をしておくと、俺の名前は鈴谷 慎也21才、高校をでてすぐにアルバイトをしながら月6万で一人暮らしをしている。高校を卒業してからは親に「もう自立できる年になったね!」と20万円といらなくなった家具をもらい、近くの不動産で1DK4万のアパートを見つけ次に歩いて行ける距離のアルバイトをみつけと短い期間でいろいろあってとそれから数年が過ぎいまこうしてジャムを塗ったパンを落としている。
慎也「・・・・」
慎也「ああ、どうしてこうなった..しっかり顔をあらって」
慎也「よーし目が覚めたそ!とか言ってた矢先...」
慎也「いやまだだ、まだ大丈夫確か世の中にこんな言葉があったはず」
ー落ちてから三分は大丈夫ー
慎也「ん、あれ違ったか?いやあってる!(そうしとこう・・・」
そして落ちたパンを拾い上げ、口の中に運んだ
慎也「もぐもぐ・・・んぐ、うむ落ちてもパンはパンだ!うまい」
ふと置いてあった時計に目をやるともうすぐバイトの時刻だった
慎也「そろそろ時間か、急がないと!」
窓の戸締まりをチェックし、玄関をでて扉に施錠しバイト先に向かった。行く途中、よくあうネコ見つけ可愛がろうとしたがバイトがあるのでさわりたい欲望を抑えて急いで向かった
慎也「はぁ、あれ?まだ五分前か」
慎也「とりあえずタイムカードきっとくか」
ピッ
陸「よ、おはよー」
慎也「ああ、おはよう陸」
陸「今日はお客さん多いってよー」
慎也「んん、大変だなー」
陸「人事のようにいうな(笑」
慎也「すまん(笑」
さて、説明しておくとこいつの名前は佐藤 陸20才、そう日本でよく使われている名字だ。俺がバイトし始めた3ヶ月後にやってきた、年が一つしたということで気軽に呼び捨てで呼んでる。
陸「あ、それと今日の夕方雨降るらしいけど傘持ってきてる?」
慎也「え、まじか。今朝はこんなにも天気がいいのに?」
陸「大丈夫?なんならロッカーに置いてある折りたたみ傘貸すけど」
慎也「いや大丈夫近くのダエソーに用事があるから、ついでに百円傘買っていくよ」
陸「百円もったいないなー」
慎也「思い出したんだけど家にある傘壊れているんだ」
陸「なるほどな」
慎也「そろそろお客さんがくるし準備しとこう」
陸「そうだな」
カランカラン
それから二人組のペアが来店した
店員A「いらっしゃいませ、お席は禁煙席にしますか?」
ペア「あ、それで」
それから2分後、一人の客が来店して一時間も経たない間に殆どの席は客で埋まってしまった。
慎也「うわ...本当客多いな」
陸「だから言ったろ?」
慎也「いつもは少ないのに、なんで今日は多いんだ」
陸「なんかペアで来店すると5%割引されるらしいぞ」
慎也「でも一人で来る人からすればいい迷惑だよな」
陸「まあそうだよな、この店はぼっちになんか恨みでもってあるのかよ」
店長「・・・」
慎也&陸「(あっ」
陸「おっと、ソースがきれてるな足しにいかないと」
慎也「よーし、今日も頑張るぞー」
それから忙しくなり、時間はあっという間に過ぎていった
慎也「あー、やっと終わった」
陸「お疲れ様ー」
慎也「おつかれ」
慎也「雨降る前に傘買わないとだめだから先あがるね」
陸「うい」
慎也「じゃあな」
陸「じゃあなー」
それから出てみると雨はさほど降っていなかった
慎也「そんな降ってないじゃないか」
それからダエソー付近に近づくと急に雨が降り出した
慎也「うわ、急がないと」
急いで向かう途中、他の高校生ぐらいの人も急いで雨宿りできるところ探していた
そして、ダエソーに到着して足りなくなった調味料と傘を買いダエソーを出て帰路についた
慎也「ようやく帰れた、今日はいつもよりしんどかったなー」
慎也「さて、簡単な飯でも作ってパソコンでもするか」
慎也「ん、こんなチラシなんてあったけ」
袋からチラシを取るとそこには、小説で大賞をとると10万最低でも3万と書かれていた
慎也「小さな大会なのにかなり高額だな、飯食ったらあとで目を通してみるか」
今日の晩御飯は、カレーとサラダにした
慎也「よーし、3日分は作ったぞ」
慎也「カレーは日をおくごとに美味しくなるから最高だな」
晩御飯を食べた後、食器を洗い一段落して愛用のノートパソコンを起動した
慎也「(まず、記事でもみるか」
それから、2時間まとめサイトを見たり、ブラウザゲームをしたりですっかり9時になってた
慎也「おっとこんな時間か、風呂入らないと」
高校生を卒業して、家でだらだらして夜に活動、昼に寝ていた時期があったので今ではバイトをしているので早寝早起きを心掛けている。
風呂でシャワーを浴びている途中ふと思い出した
慎也「そういえばチラシの事忘れてたな」
風呂からあがりチラシに掲載されていたURLをパソコンに打ち込みサイトを開いた
慎也「ふむ、投稿ジャンルは不問でいるのはメールアドレスと投稿する小説だけか」
慎也「小説なんて生まれて一度も呼んだことないけど大丈夫だろ」
それから、賞金欲しさに小説を書いてみようと思ったが。うまく事は運ばなかった
慎也「・・・」
慎也「意外と思いつかないものだな...」
慎也「明日、陸に相談でもしてみるか」
それからサイトのページを登録し、ウィンドウを閉じ、電源を落として寝た
次の日、毎日の習慣で顔を洗い、キッチンに行き、パンを焼いてそれにジャムを塗った
慎也「あっ、、」
ジャムを塗り終え、パンを口に運ぶ途中パンを手から落としてしまった
慎也「だかさねぬ!」
地面寸前でキャッチして安堵した
慎也「運命は覆せるのだ!」
何事もなかったようにパンを食べバイトに向かった
陸「おはよー」
慎也「おはよう」
陸「昨日は大丈夫だったか?急に雨が降ったけど」
慎也「途中で走って少し濡れてたけど特に問題なかったよ」
陸「なら良かった」
その時、昨日相談しようとしたことを思い出した
慎也「あのさ、聞きたいことあるんだけどいい?」
陸「ん、別にいいけど」
慎也「昨日帰った後、買い物袋の中にチラシが入ってたからみたら。小説で大賞をとると10万で最低でも3万らしいんだ」
慎也「それで試しに投稿してみようかって思ったんだけど、何も思いつかなくて」
陸「なるほど、でも素人がとろうとしても難しいんじゃないかな。まあ小説なんて自分も分からないけど」
慎也「だよねー・・」
陸「まあ書いてみないと分からないけどね、意外と才能が開花するかも(笑」
慎也「意外ってなんだよ、バカにしてるだろ!(笑」
陸「それで何を書くかってことだけど」
慎也「うん」
陸「小説をたくさん読めばいいんじゃない?」
慎也「んー小説を読むかー、殆ど読んだことないんだよね」
慎也「中高は野球やってたから」
陸「意外(笑」
慎也「そう?」
陸「うん、まあさっきの続きなんだけどたくさん読めばどういう風に書けばいいかおのずと分かってくると思うよ」
陸「それで慎也さんは、どんなジャンルを書いてみたいの?」
慎也「特に思いつかないけど、探偵ものとかシリアスな感じのドラマが好きだな」
陸「ふむ、じゃあコナンドイルのシャーロック・ホームズとか読んでみたら?内容は難しいけど面白いよ」
慎也「ああ、それは知ってる。今度古本屋で探してみるか」
陸「そうだね、それがいい。自分は慎也さんが小説を書いたら見てみたいです」
慎也「りゅーかい、じゃあできたらね」
慎也「おっと、それそれ準備しないと」
慎也「棚にある道具一式おねがい、こっちはソース準備するから」
陸「わかりました」
それから陸からアドバイスを聞いた俺は、シャーロック・ホームズを読んだり他の推理小説を読んだりして小説をかくことにした、自然と創作意欲がわき前回よりましになった。
慎也「んー、雑学とかみとこうかな。コナンとかでもよくでるし」
慎也「まさかこうして自分が小説かくとは、世の中どうなるかわからないな(笑」