1/1
夢の世界
「なぁなぁ叶夢、寝言に返事したらあの世に行っちゃうらしいぜ。」
「そんなのただの都市伝説だよ、本当は眠りが浅くなるからなんだってさ。」
「ちぇっ、夢が無いねぇ、夢が。」
「悪くて結構。」
この時は素っ気なく返したが実は興味があった。
そして決めたのだ、寝言に返事するしかも自分の。
2日後僕は録音した自分の寝言への返事を決行した。
『誰だ君は…………』
我ながらよく分からない寝言だ、
録音した寝言で大丈夫なのかという懸念もあるが、
実践あるのみである。
「僕は『夢乃 叶夢』普通の少年だよ。」
「ほう……」
「ッ!」
この声は間違いなく僕の声だけど、喋っているのは僕じゃない、僕の声を使って誰かが喋っている、
脳が危険信号を鳴らしている。今すぐ逃げろと叫んでいる
やばい!とにかくやばい!早くここから、離れなくては!
足が、いや、体全部が動かない、
どうなっているんだ…………?頭が……重い……意識が…………
「逃げなく…………ちゃ………」
不定期更新です!
ほぼ初投稿です!
よろしくお願いいたします!