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プロローグ

処女作になります。

電車事故に巻き込まれ全身の痛みと体から血が流れていくのを感じ、全身の痛みで叫んだら口からも血が出て気道を塞がれる。視界も真っ暗になり(ああ、死ぬんだなぁ)と他人事のように思った。まだ30才になったばかりなのにと、これまた他人事のように考えていた。

幼い頃からの思い出が頭の中に流れて(これが走馬灯かぁ)なんて感慨深くなっていたら中世のドレスを着た銀髪青目の幼女が頭の中に飛び込んできた!


(これ私の走馬灯じゃないーーー!)


生粋の日本人である自身、中西飛鳥30才(独身)の外見は黒髪ショートの焦げ茶の瞳だ。決して胸まである銀髪であるわけがない。

そうは思っても走馬灯?は止まってはくれず、銀髪の幼女~少女までの人生を一気に見せられて意識は真っ暗闇に沈んだ。



暗闇からゆっくりと浮上するような感覚がして、柔らかな物に包まれている気持ち良さに驚きバッと眼を開く。

最初に目が行ったのはオフホワイトの天井で周りを見渡せばどうやら天蓋付きの成人3人は寝れるベッドに横になっているようだ。


全身の痛みもなくプチパニックになり上半身を起こすとサラサラの銀髪が肩から落ちてきて本格的にパニックになった。


(何でなんでナンデ!?これカツラ?引っ張ったらとれーイダイィー!〰️〰️〰️〰️〰️〰️鏡ーーー!!)


ベッドから降り部屋の中を見渡し鏡台を見つけると裸足のまま一目散にそちらに向かう。鏡に映っていたのはお尻までのサラサラ銀髪に青目の怜悧な美女だった。

この顔は走馬灯?で見た顔だ。自分の頬をつねれば鏡の美女もつねっている。


「う、嘘でしょーーーーーー!?」


鏡の中の美女の大絶叫が部屋中に響いた───

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