校舎裏での相談
無糖のコーヒーを片手に、校舎裏へと足を運ぶ。乾いた土と青臭い雑草の匂いが立ちこめ、気温が上がり始めたこの時期ではあまり快適とは言え無い場所ではある。その人気の無い場所に、今日は珍しい事に先客がいた。
少しだけ色を染めた茶髪を首のあたりまで伸ばし、制服を着崩している。すらりとした足と均整の取れた体つきは見た事がある。クラスの中でも特に目立つ集団にいて、いつも勝ち気な目をしている少女、下の名前は知らないが名字は覚えている。土屋だ。彼女は俯いた姿勢で嗚咽を漏らしながら泣いている。
放課後であるため、どこかから運動部の練習する声が聞こえる。その声を聞きながら俺はどうするか少し考えた後で、立ち去る事に決めた。あまり女性に対していい思い出がない。クラスでもあまり友人のいない俺に話しかけられても、土屋に迷惑がかかるだけだろう。
善は急げと自分に言い聞かせ、なるべく音が出ないように後ろを向いて立ち去ろうとした瞬間だった。
「ねえ」
何の冗談なのか、相手の方から話しかけてきた。一体誰に話しかけているのだろうとあたりを見渡すが、俺の見る限り誰もいない。
そのような事を考えていると、彼女から再度話しかけられた。
「貴方よ貴方。森下」
どうやら気のせいでも何でも無く、この少女は俺に話しかけているらしい。土屋が赤くなった目をこちらに向けている。
「金なら無い」
逃げる事も考えながらそう言うと、彼女は口をぽかんと開けて首を傾げる。
「なんでお金の話になるのよ?」
聞く限り、嘲るような感じはない。心の底から不思議に思っているようだ。自分の中で、彼女の評価を少しだけ変える必要があるかもしれない。
「今言った事は忘れてくれ」
そう言うと、彼女は再度首を傾げる。深呼吸をして一度冷静になってみる。彼女からしてみれば、人気の無い場所で泣いていたら突然人がやってきた、と言う状況だ。で、話しかけてみたら突然金の話をした。成る程、意味不明だ。
ここで疑問が二つ出る。一つは土屋が何を思って俺に話しかけたのか。もう一つは、彼女が何故人気の無い場所で一人泣いていたのかだった。
もう一つ追加でコーヒーを買って来て土屋に渡すと、彼女は躊躇いがちにそれを受け取った。
「あ、ありがとう」
少し気恥ずかしげにそう言う彼女を眺めた後、よく見るとプルタブを開けようか戸惑っているようだった。どうやらネイルを付けているようだ。ネイルについてはよく知らないが、プルタブが開け辛そうとは思う。
「ほら、貸してみ」
そう言うと、土屋は缶を素直にこちらに渡す。やや堅いプルタブを引っ張って開けてから土屋に缶を返す。
「ありがとう」
律儀な事に、彼女は再度お礼を言った。お礼を言われるような事はしていないつもりなのだが、まあいいか。
周りにある塀や植えられた植林を眺めていると、少し強い風が吹いた。その風に乗って、缶コーヒーの臭いと少し甘ったるい臭いが運ばれてくる。視線を横に向けると、土屋が缶に口を付けて少し渋い顔をしている。甘い飲み物の方が良かったかもしれない。
そんな風に考えていると、彼女がゆっくりと口を開いた。
「聞いて欲しいの」
そう言われて何と答えるのか少し迷う。多分、嫌だと言ってもろくな事にはなりそうに無い。聞いた方がマシだろう。だが今日面識が出来たばかりの俺が、彼女の悩みを聞いて何か出来るかと言うと疑問が残る。そう考えると、少しばかり嫌気が差す。
「どうぞ」
嫌だと言う感情がなるべく表に出ないように、端的にそう答える。そんな俺の感情に気がついているのか気がついてい無いのか、その時の彼女の表情からは伺いしれない。
「好きな人がいるの」
土屋は突然そう言った。これを言うために相当勇気が必要だったのか、声が少し震えている。
「一つだけ年上で、いつも周りに明るく接してる。それに運動も勉強も出来る」
絵に描いたような優等生だ。能力が高くて性格がいいなら、好きになっても不思議ではない。
「でも、そんな先輩を周りが放っておく筈がなくて、少し前に彼女が出来たって」
自分の近くにそんな事があったら、俺だったら引きこもりになる自信がある。それでも学校に来ている土屋は、それなりに強い心があるのだろう。
ふと、土屋の顔を見る。彼女は手を震わせて、地面をじっと見ている。次に何を言おうか迷っているのか、口をわなわなとさせている。このような時に、何を言うのが正解なのだろうか。いや、もしかしたら何も言わない方が結果的に物事が上手くいくのかもしれない。
暫く無言で土屋の事を見守っていると、彼女の目から一粒の滴が垂れた。自分がその姿を見ていいのかと、思わず自問自答する。
何か声をかけた方がいいだろうか、そう考えながら土屋の事を眺めていると、彼女の持っている缶コーヒーから水音が聞こえない事に気がつく。どうやら飲み終わったようだ。
「何か飲むか?」
そう言うと、土屋は何か言おうとした後、無言で首を横に振った。余計なお節介だったかもしれない。
日が少しずつ傾いてくる。昼間に出た汗が風で冷やされていき、少しだけ肌寒い。
「もうそろそろ帰らないと風邪を引くぞ」
半分は心配、もう半分はこの状況から抜け出したと言う打算からそのように言う。土屋は何を思っているのか、顔を膝に埋めたまま嗚咽を漏らしている。こちらの声が届いていないのか、それとも届いているが感情が上手く制御出来ずに泣いているのか。どちらにしても、このままでは物事が悪い方向に転がっていくだけだろう。
このような時に涙を拭くためのハンカチを渡せればいいのだろうが、今俺が持っているハンカチは昼食の時に俺が手を拭くのに使ってしまった。流石に目元を吹くのに使ってとは言いづらい。
風が少しずつ冷たくなっていく。先ほどまで聞こえてきた運動部の声が聞こえなくなり、代わりに遠くから車のエンジン音が聞こえてくる。
彼女も何かしないとと思っているのか立ち上がろうがするが、上手く立てずに体勢を崩しそうになる。咄嗟に肩を掴んで支えると、彼女の顔が正面に来た。
クラスで遠目から見た時は快活な表情を浮かべていたが、今の土屋は顔を酷く歪ませて見るだけで痛々しい。
「あまり見ないで」
恥ずかしいのか、彼女は俺の顔を手で押す。彼女が再度体勢を崩さないか注意して見ながら、距離を少しずつ離した。そうしながら、ふと一つの疑問が浮かぶ。
「告白はしないのか?」
言ってから、少し無神経だったかなと思う。失恋をしたあまり面識が無い異性に言うには、あまりにも酷い。
「先輩には彼女がいるのよ?」
土屋は俺の正気を疑うような目で見る。それはそうだろう。恋人がいる相手に告白を勧めるなんて言うのは、略奪愛を勧めているのとあまり変わらない。
「じゃあ、このままで納得がいくのか?」
少し挑発的な言い方をしてみる。このまま泣いているよりも何か行動をした方がいいのでは無いかと思っての事だ。土屋は視線を彷徨わせて、何かを言おうと口を開いては閉ざす。すぐには決めかねているようだ。だが、少なくとも絶対に嫌と言う感じでは無いようにも見える。
立ち尽くしたまま考えこむ土屋。先ほどまでの泣いたまま何も出来ない状況よりはまだいいのでは無いかと考えながら、出来る限り優しい声を作る。
「今日は、帰ろう。帰って明日また考えよう」
少しわざとらしかっただろうかとも思ったが、土屋は特に気にせずに首を縦に振る。
校舎裏から駐輪場まで歩くのは数分、自分の自転車を見つけた後で土屋を探す。周りが少し暗くなっており、人の姿を見るのが難しい。そんな中、彼女は街頭の下で俯きながら立っていた。なんと声をかければいいのか思いつかず、無言で手を挙げる。こちらに気がついた土屋はほっとしたような安心した表情を浮かべた。
「どこに行ってたの?」
少しだけ攻めるような言い方に、こちらは少し申し訳無い気持ちになる。
「自転車を探してたんだ」
言っていなかっただろうか、とも少し考えるが些細な問題だろう。精神的に不安定な人を一人にしたのは、いいこととは言え無い。
ふと、自転車に乗ろうとした時に気がつく。土屋は俺とは違って自転車を持っていない。
「バスで通学?」
そう訊ねると、土屋は首を縦に振る。見てみると、彼女の履いているのはローファーだ。確かにこれで歩くのは大変そうである。いざ隣で並んでみると、俺の方が幾分か背が高いのが分かる。勝ち気でいつも自分よりも大きく見えた土屋が、今だと小さな存在に見える。
普段歩くよりも少しだけ歩幅を縮めて歩くと、土屋が後をついてくるように歩き始める。成り行きとは言え、異性と二人で歩くのは少し気恥ずかしい。
特に何か話すことも無く、無言で歩く。運動部も既に全員帰宅しているのか、校門を通るのは俺と土屋の二人だけだ。時計を見ると、普段であれば夕飯を終えて風呂に入るか検討している時間でもある。何かを話そうと視線を土屋に向けると、彼女は強張った顔をして少し後ろを歩いている。足元を見ると、少しだけ早歩きをしていた。歩くのが少し早かったかと考えて歩くのを緩めると、彼女もまた歩くのを緩める。そのような事を続けると、土屋が不思議そうに首を傾げる。
「足でも悪いの?」
どうやら土屋もこちらが歩くのを遅くしているのに気がついたらしい。ここで素直に土屋の歩幅に合わせて歩くのを遅くしていると伝えても、多分変に思われるだけだろう。
「いいや。暗いから慎重に歩いてるんだ」
誤魔化すの半分、冗談半分にそう答える。すると土屋は何がおかしいのかクスクスと笑い始めた。
「変なの」
もしかしたら、土屋はこちらの意図に気がついているのかもしれない。確かに、照れ隠しで変な事を言ったら俺でも笑ってしまうだろう。
「ねえ、明日も……」
そう土屋が言おうとして、口を閉ざす。視線を彷徨わせ、歩幅が安定しない。俺にはそれが、何か葛藤をしているように見える。何か相談したい事でもあるのだろうか。
ゆっくりと歩いてはいたが、それでも駅まですぐについてしまった。
「電車の時間は大丈夫か?」
そう聞くと、土屋は時計を確認して頷く。その時の仕草一つに色気を感じるのは、俺が異性との経験が浅いせいだろうか。
「もうすぐ来るよ」
そう言う土屋は、少しだけ寂しそうだった。そこでふと考える。このまま分かれてしまったら、彼女はどうするのだろうか。言え無い気持ちをそのまま胸の奥にしまうのだろうか。そう考えると、とても放ってはおけなかった。
「明日、何か相談があったら校舎裏に来てくれ」
そう言うと、土屋は驚いた様子で目を見開く。俺の言った事がそこまで予想外だっただろうか、言わなかった方が良かったか。そんな考えが浮かぶが、ここで止めてしまっては土屋も困惑するだけだろう。
「相談があれば、また聞くから」
そう言った直後、遠くから車輪が勢いよく線路の上を転がる音がする。電車が来たのだろう。土屋も同じように思ったのか、駅に顔を向ける。
「電車が来たから、もう行くね」
そう早口に言うと、土屋は小走りに駅へと向かう。駅の中へと吸い込まれていく彼女の姿を、俺は何をするでもなくじっと見つめていた。
「何を言っているんだ、俺は」
思わずそう一人言を溢す。そんな俺の事を知ってか知らずか、電車がゆったりとした速度で駅にやってくるのが見える。ここから土屋が見えるだろうか、そう思って電車を見つめる。しかし駅の周りは塀で囲まれていて、電車の頭が僅かに見えるばかりだ。
やがて電車は緩やかに発進する。その様子を眺めて、その姿が見えなくなってから溜め息を吐いた。
「帰るか」
自分にそう言い聞かせるように歩き始める。日は完全に沈んでいた。
次の日のどこか空虚な授業時間、俺は板書をしながら横目で土屋を見ていた。土屋はいつもと変わらない様子で授業を受けている。
周りにばれないように空元気を出しているのでは、そう考えて昼休みに何か声をかけようとしてやめた。他には知らない彼女の秘密を知っているから、なんだと言うのだろう。所詮、昨日一日話をしただけの仲だ。何か言った所で、彼女の力になれる訳では無い。そう考えて教室を後にしようとして、最後に未練たらしくもう一度土屋を見る。彼女の周りには、いつも彼女の友人達で賑わっている。その中には運動神経も顔もいい男もいた。そう思っている自分が酷く醜く感じる。これは嫉妬だ。俺は彼女の周りの人間に、嫉妬をしているのだ。
校舎裏で時間を潰そうと考え、弁当を片手に教室を出る。しかし、この日は生憎先客がいた。柄の悪い人達が数人で大笑いをしている。下手に関わるべきでは無いと、そう考えて踵を返す。大丈夫、どうせ一人教室で食事をするだけだ。空気に徹すればいい。そんな風に考えていると、背中に突然衝撃がやってくる。見てみると、土屋が悪戯に成功した少年のような表情をして立っている。
「やあ、昨日ぶり」
彼女は昨日の暗い雰囲気を感じさせない笑顔を浮かべている。
「もういいのかい?」
そう言うと、土屋は屈託無い笑顔を浮かべる。
「考えたの。今日は好きだった先輩に何か言っておこうって」
快活さを感じさせる声で、土屋はそのように宣言する。好きだったと過去形で話す彼女の表情に、曇りは見え無い。彼女なりに何かを決意したのかもしれない。
「そうか。応援してる……と言うのは無責任かな」
面識が特に無いにも関わらず、相手の背中を押すような言葉は傲慢かもしれない。だが彼女はそうは思わなかったようで、口角を上げて勝ち気な表情を浮かべる。
「うん。見てて、必ずぎゃふんと言わせて見せるから」
そのように言う土屋を見て、俺は思わず笑ってしまう。
「そりゃ憎たらしい相手に何かする時に言う言葉だろ? 先輩に言ってどうするんだよ」
冗談まじりにそのように答えると、土屋は胸を反らして高らかに宣言する。
「いいの。私はこれから先輩に嫌われるかもしれない言葉を言うわけだから」
どこか確信を持てていないのは、自信が無いからか経験が無いからか。まだ彼女との付き合いが短い俺には、判別がつかない。そう自分で考えていて気がつく。まだ、とはこれから長い付き合いになるかのようでは無いか。では実際にそうなると思ったからでは無いのかと聞かれたら、答えるのに窮するだろう。
「先のことは分からないからな」
誰に言うでも無くそう言うと、土屋は不思議そうに首を傾げる。
「思った事を口にしただけさ」
特に考えず、適当にそう言う。そんな言葉でも、土屋は嬉しそうに笑みを浮かべた。
「森下でも適当な事を言うのね」
反射的にその意図を問おうとするが、そう訊ねても生産性のある言葉が返ってくるとは思えない。そのように考えていると、土屋は至極真面目な表情で俺の顔を見つめる。
「それよ、その顔。貴方は何か言おうとする度に、何を言おうかと考えるような顔をする」
そこまで言ってから、土屋はふと優しそうな表情を浮かべる。
「そうする事で他人とのいざこざを避ける事が出来るのは、私はよく知ってる」
「そうなのか?」
土屋の言葉が意外で反射的に問い返すと、土屋はこちらに背を向けて表情が見え無いよにした。
「そうよ。経験者は語るって奴」
そう言って土屋はやや早歩きで立ち去る。その背中が見え無くなるまで見つめてから、俺は自分がまだ昼食を食べていない事に気がついた。
放課後、缶コーヒーを片手に校舎裏で空を見つめる。少しずつ気温も上がり、冬着のままでは暑くなってきた時期だ。それでも日が沈み始めると、少しずつ肌寒い。運動部の声が遠くから聞こえる。いつも通り、遠くまでよく響いていた。視線を落として缶コーヒーを見つめるが、残念ながらあまり飲む気になれない。気に入ってよく飲むものなのだが、この日は臭いさえかぎたく無いと考えてしまう。そう考えてても、自然とこの缶を選んでしまう。癖と言うのは恐ろしい。そんな事を考えながら時間が経つのを待っている。
昼休みの時に土屋が言っていた事を、頭の中で反芻する。先輩に嫌われるかもしれない言葉を言う、彼女はそう言っていた。それが上手くいったのか、上手くいかなかったのか。いいや、そもそもどう転んでも嫌な目に会うかもと言う考えが頭に浮かぶ。好きになった人が必ずしも善人とは限らないのだ。好きであった時は話しかけるのに緊張していい部分しか知らなくても、好きではなくなり相手の悪い部分が見えるようになる。そう時、土屋はどのように思うだろう。
そう考えてから頭を振る。やめよう。見ず知らずの人を想像だけで判断するのも、悲観的に考えるのも。どちらにしても生産性は無く、暗い気持ちになるだけだ。
缶コーヒーでも飲んで、一度落ち着こう。そう考えてプルタブを開こうとすると、首筋に急に冷たいものが当てられた。
「っひ」
思わず裏返った声が出る。
「あ、面白い声が出た」
背後から土屋の声がする。そう考え、反射的に顔を曲げようとすると、頬に冷たいものが再度当てられる。その冷たいものを見てみると、よく冷えた微糖のコーヒーだ。
「あげる」
そう言って頭の上に微糖の缶コーヒーが乗せられる。内心で困惑しながらも、姿勢を変えずに頭の上のそれを手に取る。プルタブを開け、それを一口飲んでみる。
「甘い」
いつも飲んでいるブラックの缶コーヒーに比べて、喉にべたつくような感覚がある。正直今までは苦手だった味だ。
「嫌?」
後ろから土屋が話しかけてくる。その声が、少しだけ涙ぐんでいるように思えたのは気のせいだろうか。そう考えながらも気がつかないふりをしながら答える。
「いいや、嫌ではない」
一人の時であったら嫌だったものが、土屋の渡したものだと思うと悪くは無いと思える。奇妙なことだ。
「ねえ、そのブラックのコーヒー。貰ってもいい?」
土屋に言われて、そのコーヒーを渡すために姿勢を変えようとして、思い直す。今土屋の表情は見ない方がいいだろう、そう考えて姿勢と視線を変えず、プルタブを開けてから腕だけ伸ばして土屋にコーヒーを渡す。それが受け取られた後、暫くして背後から小さく
「苦っ」
と聞こえた。
「嫌か?」
そう訊ねても、彼女から返事は無かった。風の音に混じって、鼻をすする音が聞こえる。今彼女はどんな表情をしているのか、それは想像するしか無い。しかし、あまり好んで見ていいような姿では無いのだろう。
「いいえ。今はそこまで」
その時の土屋の声は、先ほどまでより少し明るかった。
続きは書かないと思います。似たような違う話は書くかもしれません。