秘書作成
《秘書作成・変更》
■秘書作成
×秘書変更 ※未作成です
ドキドキしながら、秘書作成をクリックする。
《秘書作成》
[各項目を選択してください]
■性別【男・女】
■口調【敬語・タメ口・ツンデレ・変】
■容姿【良い・普通・悪い】
■種族【普人族・獣人族・山人族・森人族・海人族・小人属・羽人族・竜人族・魔人族・天人族】
性別とか!なんで選ばせるの⁉︎怒るよ!
秘書と言えば女性に決まってます。愚問。
女をクリック。
口調がおかしい!敬語以外が残念過ぎる。
いや、ツンデレ捨てがたし。でも秘書だしな。ここは敬語にしよう。
敬語をクリック。
容姿とか、性別と一緒!愚問。
てか、ここで悪い選択する意味ある?
良いをクリック。
種族!これ悩む〜。どうしよう。
選択肢が多いのが逆に困るよ。逆に。
獣人族はネコ耳かイヌ耳に期待できそうだなぁ。
もしくはエルフっぽい森人族かなぁ。
羽人族って妖精かなぁ。夢が広がるなぁ。
海人族は人魚っぽいけど秘書としては微妙だな。
天人族って天使みたいな子かなぁ?
選べない。でも何人も秘書は作成できそうにない。変更があるだけに。
ん?変更!そうか、一旦作成して気に入らない場合は変更すればいいじゃない!
興奮して、思考力が低下してたわ。
天使とか見てみたいから天人族にしよう。
天人族をクリックした。
『秘書を作成します。秘書作成後以降の行動は、秘書に直接話しかける事で実行が可能になります。それでは、秘書を作成します。しばらくお待ちください』
おぉ!便利機能だ!これでモニターともおさらばだな。
……。
…………。天使秘書よ、早よ出て来い。
世界構築より時間かかってないかな?
……。
しばらく待ったが出て来ない。
ふと横を見ると……ネコのキグルミでも着ているような生物が立っていた。
『初めニャして、創造神様。ニャたしは、天人族で秘書のルーシアと申しますニャ』
「えっと...、秘書変更したいんだけど。いいかな?」
『ニャニャニャニャんですと⁉︎出会ってまだ1分経たずにチェンジとはニャんとご無体ニャ‼︎』
「だって思ってたのと違うもん。」
『酷いニャ〜!あんまりニャ〜‼︎この人殺し〜』
「ところでさ、さっき君が言ってた創造神様って何?」
『ニャ⁉︎あニャた様のことニャ。この世界を創られたのは、あニャた様ニャ。だから創造神様ニャ』
「は⁉︎俺が神様?何言ってんだ?俺はただの人だぞ。あ〜そっか。夢だからか。まぁ夢の中なら神様もありかもな」
『夢じゃニャいのですニャ。それより本当に秘書変更しますニャ?変更してもポイントが勿体ニャいですニャ』
事情が変わった!夢じゃない発言は、現時点で確認のしようがないのでスルーだ。
「な、何そのポイントって?」
『ニャ?創造神様の利用可能ポイントのことニャ。世界創造にポイントを使ったと思いますニャ。見たことないですニャ?』
「ないよ!何の説明もなかったもん!」
『流石創造神様ニャ。何も見ずに世界創造されてましたニャ。ニャたしがモニターの姿だった時も、利用ポイントや残りポイント知りたいと言って貰えれば見せれたですニャ。それに説明が必要な場合も質問していたニャければ、回答しましたニャ』
「まじで!でも最初に話かけた時も何も返事なかったぞ!」
言葉に怒りを込める。
『申し訳ニャいのですが、質問がどうやって操作するかでしたので、キーボードとマウスを置きましたニャ。あとここは何処という質問ですがあの時は、まだ未設定空間でしたので答えようがニャかったのですニャ』
「まじか...ショックだよ。ん?でも何かしら説明聞いてても結局ほとんど適当に決めてたかもな。ま、いいか」
そうだよ。ほとんど普通ばっかりだから変わらねぇと、自分に言い聞かせた。
「それで、あと何ポイント残ってるんだ?」
『今の残ポイントは【3,110P】ニャ!』
基準がわからん。
『地形変更が大きさにもよりますが、1回1,000P程度ニャ。ちニャみに創造神様が、初期設定で一番ポイントを多く使ったのは、神剣・神鎧セットの50,000Pニャ。全ポイントの半分くらい注ぎ込むとは流石創造神様ニャ!』
ヤバい!景色が霞む。目から熱い何かが流れているのを感じる!
まさか遊びで変更したアイテムが一番ポイントを消費するとは...。
『そして2番目に多いのが、ニャたしを創っていたニャいた時の種族天人族で30,000Pニャ!感謝ですニャ。だからチェンジとか言わニャいで欲しいのですニャ!』
心が折れそうだ!まさか持ってたポイントの8割程度を無駄にしたということか⁉︎
し、信じられねぇ。
「なんで天人族選ぶだけでそんなにポイント消費するんだよ!他の種族はどのくらいなんだ?」
『普人族は、基本なので0Pニャ。あとは、1,000〜5,000Pの間ニャ。魔人族が5,000Pニャ。天人族は自分が言うのもニャんですが、希少種で、能力も高いからポイントも高いのですニャ。ちニャみに変更は新規作成の倍ポイントがかかるニャ!変更しない方がお得ニャ!このまま秘書させて欲しいニャ!』
潤んだ目で俺を見つめてくる、キグルミ。
くっ!俺はケモナーではないのだが、心苦しい。
仕方ないか。ポイントも勿体ないし。
「わかった。君に秘書をお願いするよ」




