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ネビル男爵と謎の男の執念

 帝都エスタンブレイン。その中心部にこんもりと木々の生い茂る小高い丘がある。

 帝都全体を見下ろすことができるその丘に、煌びやかな装飾が施された豪華な宮殿が聳え立っている。


 アルメニアン帝国の王宮である。


 その王宮の一室に今、私はいる。

 私の左隣にはカリン。思えばカリンは、何か危険が伴いそうなことを共にする時、いつも私の左隣にいる。そして私の右隣には植物学者のトルガーロウ。

 そのトルガーロウが小声で私に話しかけてきた。


「あなたの作った傷薬は異常な効果だった。ナイフで腰部を深く刺された私が、この短期間でもう王宮に戻ってこられるとは……あの傷薬の成分を教えてはくれないだろうか?」

「そうね。今度教えてあげますよ」


 私たちは今、王宮の中にある第一皇子の私室……その隣にある護衛の兵士が詰める狭い隠し部屋にいる。


 長らく外遊していた第一皇子は、約一ヶ月の外交を終え今日帝都エスタンブレインに帰ってくる。


 第一皇子の帰国を待ちきれない思いでいたのだろう。

 いまだに脇腹の傷が癒えていないのか包帯を巻いた姿で額に大量の脂汗をかいたネビル男爵が、小脇にブドウの入った籠を抱えた、深紅の髪色が目を惹く農民と思しき男と共に第一皇子の私室にて待機している。


 第一皇子帰国の予定が報じられたその日のうちに、誰よりも早く面会の申し込みがあったらしい。


 そして今、ネビル男爵と深紅の髪のブドウ農家は、第一皇子の私室にて皇子の到着を待ち構えているのである。


 それを隣室の護衛待機所から覗き見る私たち。カリンがぼそりと呟いた。


「あのブドウ農家の人、怪しいですね。指が妙にきれいじゃないですか? 農家の手に見えないです」

「てことは、あれは例の怪しい集団の奴かしらね」


 小声で呟きあう私たちにトルガーロウが首を捻る。


「例の怪しい集団?」

「あなたを山中に誘い出して始末しようとしたのはあのネビル男爵だけど、筋書きを描いたのは横にいる農民もどきかもしれないってことよ」

「海の向こうの大陸の食虫植物を持ち込んだ異国の商人か」

「そうよ」


 数日前、マルコ老の診療所でトルガーロウの話を聞いた時、トルガーロウは例の食虫植物が駆除されたことをネビル男爵が知っていて、次なる手としてトリカブトでの皇帝暗殺を企んだのだろうと思っていたようだが、実際は皇帝があの植物の魔の手から逃れていることは知られていないことを、ここ数日で私たちが調べたことやフェリスがすでに調査していたことと併せて説明した。


 帝室の護衛騎士や側近たちは優秀である。

 悪事を企むネビル男爵や怪しい集団に、すでに食虫植物が駆除されてるという情報は一切洩らさなかった。

 そのため、皇帝の崩御は間もなくと信じて疑わないネビル男爵たちは、今日こうして残った第一皇子を暗殺するためにのこのこと皇子の私室へやってきたというわけである。

 なんせ毒を塗った椅子が奴らの悪巧みの要なのだ。第一皇子が帰国後、最初にこの部屋に入った瞬間を狙わなくてはならない。


「フェリスに言われてここに潜んでいるわけだけど、病み上がりのトルガーロウさんに無茶言うわよね」

「まあ、トルガーロウさん本人が『こいつに刺されました』っていうのが一番効果がありますからね」


 トルガーロウが私の方を見る。


「フェリスとは?」

「何言ってるの。さっき私たちに作戦の説明をした人よ? 皇帝直属の巡検使なんだって」

「何を言っている……あのお方は……」


 トルガーロウが眉を顰め、何事かを言いかけたところで部屋の扉がガチャリと開いた。


「ムスタファム皇子のお成りにございます」


 扉の所に控えた文官が厳かに告げる。

 跪いていたネビル男爵と深紅の髪のブドウ農家の男が平伏した。


 護衛の騎士に続いて部屋に入ってきた帝国の第一皇子、ムスタファムの姿を見た瞬間、私は思わず絶叫しかけ……まるで私が絶叫するのをわかっていたかのようなタイミングでカリンが私の口を塞ぐ。


 むがっと小さな声が漏れてしまったが、私は何とか絶叫を飲み込んだ。

 私がびっくりしたのには理由がある。


 何と入室してきた第一皇子は、フェリスだったのである。


 私はカリンを見ると、小声で問い質す。


「ちょっとカリンちゃん、フェリスって第一皇子様だったの?」

「……ええ」

「……影武者とかじゃなく?」

「ええ」


 なんということだ。フェリスと幼少のころから付き合いがあると言っていたカリンは当然知っていたはずだ。巡検使でも充分すごい貴族なのだが、軽くその上を行っていたとは……

 そしてトルガーロウも、第一皇子に招かれてこの国に来たと言っていたから、当然彼が第一皇子であることを知っているはずだ。

 知らなかったのは私だけである。


 しかし、今第一皇子の目の前で跪いているネビル男爵と深紅の髪を持つブドウ農家の男は、まさか自分たちが暗殺しようとしている皇子本人が、実はとっくにこっそりと国に帰って来ていて、私たちと調査をしまくった結果、自身の暗殺計画の全容を知っていようとは夢にも思っていないのだろう。

 ネビル男爵は傷のせいで痛みに歪んだ顔をしているが、深紅の髪のブドウ農家の男は、平伏し、地面を見ているその顔に不敵な笑みを浮かべている。


「やあ、すまない。待たせたようだね……ネビル。急ぎの用件だと言っていたがそのような体で無理をして面会に来るほどのことなのかい? 傷が癒えてからでもよかったのに」


 傷が癒えてからでは遅いのだということをフェリス……いや、ムスタファム皇子もわかっているだろうに、ネビル男爵を気遣うふりをして、なかなか意地が悪い。


 第一皇子が不在の間に皇子の座る椅子に細工をしたのだ。手摺に手を触れた最初のタイミングで、ブドウを素手で摘ませて自らの手で口に入れさせなければならない。

 皇子が帰国して何日も経ってしまえば、椅子の手摺に塗られた毒に気付かれてしまう危険性が増すのだ。


 イリス山の神様の天罰で、思いがけず土砂崩れに巻き込まれ脇腹に傷を負ってしまったのは、ネビル男爵にとっては痛恨の不運な出来事だったといえるだろう。

 軍隊に助け出されたことにより、帝都の商団の幹部たちとイリス山に入ったことも皆の知るところとなってしまった。山で何をしていたのか、当然尋問されたはずである。奴はどう言い訳をしたのだろうか。


 そして、思いがけず深手を負ってしまったことにより、何日も床に臥せる羽目になった。本来はまだ起き上がれる状態ではないのだろう、脂汗の浮いた顔は、蒼白である。


「……まもなくブドウの収穫期になります。このブドウは、こちらに控えおります男が長年の研究により生み出した、皮ごと食べられて渋みもなくとても甘い優れた品種でございます。この時期にしか採れない品種であり、しかもごく少量しか生産できませぬ。今この時期を逃してはまた一年待たねばなりませぬ。これは帝都にて人気を博し、我が国の特産となること間違いなしの逸品でございます……一日でも早く帝都での販売許可をいただきたく、こうして参りました次第にござりまする」


 フェリ……ムスタファム皇子は例の椅子に腰かける。その瞬間ネビル男爵の目が怪しく光るのがわかった。彼の目は皇子の顔ではなく、その手が手摺を掴むのをじっと凝視している。深紅の髪の農家の男は頭を垂れたまま待機している。……しかし皇子が椅子に腰かけた瞬間、地面を向いたその顔が一層低く垂れ、その顔には喜悦の表情が浮かんだ。


「ふむ。其方がそこまで入れ込んだブドウ農家か。儲かること間違いなしなんだろうね。さあ、その男がそのブドウを開発した者かい? ネビル、その者を紹介してくれ」

「はっ! この者の名はラ・マハントゥス・ラマドゥと申します。ラマドゥ、殿下にご挨拶を」

「男爵様にご紹介いただきましたラ・マハントゥス・ラマドゥと申しまする。この度はお目通りが叶い、恐悦至極に存じまする」

「うむ。其方が長年研究し開発したというそのブドウが、他のブドウとどう違うのかを聞かせてもらおうかな」

「ははっ! このブドウは、とても皮が薄く渋みを極限まで抑えましてございます。したがって、皮ごと食べることができ、しかも他のどのブドウよりも甘く、一切酸味を感じませぬ。市場に出せば飛ぶように売れること間違いなしにございます」


 ムスタファム皇子が足を組み、手摺に置いた手で頬を掻いた。ネビル男爵は目を(みは)り、深紅の髪を持つブドウ農家の男も一瞬表情が動く。しかし男の表情が動いたのはごくわずかであり、すぐに元の表情に戻った。対してネビル男爵はわかりやすく動揺している。

 ……今のは皇子、わかっててわざとやったわね。ネビル男爵と、ブドウ農家の男の表情の変化を観察するために。


 ともに過ごしたここ数日でフェリスのいたずら心を見慣れていた私は、目の前にいる皇子のいたずら心の垣間見える振る舞いに小さく笑いを漏らしつつ、待機部屋から見守っている。


「ふむ。そのかごに持ってきているのだろう。一つ実際に食べてみて判断しよう。そのブドウをこれへ」


 ネビル男爵の傷の痛みを我慢していた蒼白な顔に、一瞬暗い嘲笑の表情が浮かぶ。ラマドゥという男の表情は一切変わらない。


「ははっ! 私が推挙いたしましたブドウです。私めとラマドゥがまず、毒見のため御身の前にて一粒ずつ食することをお許しくださいませ」

「果物に毒を仕込むのは難しいよ。そこまでしなくてもよかろうに……まあ好きにするといいよ」


 まったく警戒心のなさそうなムスタファム皇子の言葉に、企みの成功を確信したのだろう……蒼白だった顔を色付かせつつ、まずネビル男爵が一粒、そしてラマドゥが一粒を、皮ごと食べて見せた。

 それを見ていたムスタファム皇子がネビル男爵に言う。


「本当に皮ごと食べるんだね。渋くも酸っぱくもないと言ったね。どれ、私も貰おうか。そのかごをこれへ」


 ムスタファム皇子の言葉に合わせて、壁際に控えていた文官がスッと動き、ラマドゥから籠を受け取り、皇子に差し出す。

 皇子は籠から一粒のブドウを手に取り……皮を剝いた。


「皮を食べなかった場合の食感と味についても聞きたいね」


 そう言いながら皇子は椅子から立ち上がり、ネビル男爵の前に立つ。


「ネビル。其方の意見から聞こう。さあ、このブドウを食べてごらん?」


 胡散臭いほどのキラキラ笑顔を浮かべ、ムスタファム皇子は言い放った。

 その瞬間、蒼白だったネビル男爵の顔色が土気色になる。


「そ、そのような……皇子の手から直接いただくなど……畏れ多いことにございます……何卒ご勘弁くださいませ」

「僕が剥いてあげたブドウが食べられないと? いいかい、ネビル。これは命令だ。さあ、僕の手からこのブドウを取って食べるんだ。そして『味の』感想を聞かせておくれ」


 ネビル男爵は土気色の顔を震わせ、今にも倒れ込みそうになりながら、必死に声を絞り出す。


「何卒……何卒ご勘弁を」

「ふん。どうして僕の手からブドウを食べられないのか。答えられないようだから僕が答えよう。ブドウに毒は仕込んでいない。でも僕の手には毒が仕込まれているんだろう? 僕愛用の椅子に毒入りのワックスを塗り込んで」


 ムスタファム皇子の言葉を聞いた途端、ネビル男爵は雷にでも打たれたようにびくりと体を震わせ、目だけは大きく見開いて土気色に変色した顔を皇子に向けている。

 表情の変化をほとんど見せていなかったラマドゥも大きく目を見開き、驚愕の表情で皇子を見ている。

 二人を見回して、皇子は冷たく言い放った。


「ネビル男爵。其方がそこの男と共謀してイリス山に入り、トリカブトを採取。帝都にて其方の息がかかった商団を通じて我が部屋の手入れに使うワックスをすり替え、私が愛用するこの椅子の手摺にワックスを塗ったことは調べがついている。艶出しワックスに練り込んだ状態で人を死に至らしめるほどの毒がどう染み出すのかと疑問だったが、なるほど。これは人肌のぬくもりで溶け出すのだな……しかも手に付着しても違和感を全く感じない。どうせこれも他所の大陸から持ち込んだ代物なんだろう。陛下を暗殺するために持ち込んだあの盆栽と同じようにな!」

「な、何を仰っておられるのか、私めにはわかりませぬ。た、確かに私は、帝都にて目をかけている新興の商団の者とイリス山に入りました。しかしそれは……神経痛を患われたドメル侯爵のために薬の材料を採るためで、誓ってトリカブトなど採集しておりませぬ! ……そもそもイリス山にトリカブトなど全く見かけないではございませんか」


 ムスタファム皇子がネビル男爵から目線を外し、壁にかかった絵画を見た。隠し部屋に待機して、覗き窓から様子を窺っていた私たちと目を合わせる。

 壁の絵画は、隠し部屋の覗き窓になっている。

 私は一つ頷くと、トルガーロウを伴って隠し部屋を出る。カリンは私の左隣にピタリと付いてくる。


 いったん廊下に出た私たちは、皇子の部屋の前に来た。扉の外で待機している護衛の騎士が扉を開ける。

 私たちは、皇子の部屋に入った。


 部屋に入った途端、こちらを見たネビル男爵が驚愕の表情を浮かべる。大きく見開かれた目は、私とカリンではなくトルガーロウを凝視している。


「な、なぜ生きている……人も通らぬ山中で確かに葬ったはず……」


 もはや白を切ることは不可能であることを悟り、がっくりと肩を落としたネビル男爵を見据え、トルガーロウが冷徹に言い放つ。


「ふん。よくも私を騙し、山中で殺そうとしてくれたな。危ういところだったが通りがかってくれたこの二人に助けられたのだ。ネビル男爵よ、悪事は必ず露呈するものだ……殿下、私はネビル男爵にイリス山におけるトリカブトの群生地を尋ねられ、その群生地に案内しました。男爵はトリカブトを採集すると、連れていた部下に命じ私を殺そうとしました。刺されて気を失った私をこの二人が麓まで下ろし、診療所に運んでくれたのです」


 項垂れるネビル男爵を見下ろし、ハンカチで手を拭いつつムスタファム皇子が言い放つ。


「ネビル。見ての通りだ。其方らの計略はすでに私の知るところである。もう一つ言っておけば、トルガーロウの協力で陛下を虜にしていたあのおかしな盆栽はすでに焼却処分した。陛下は秘密の部屋にて中毒の治療にあたっておられる。いくら待ったところで陛下は崩御なさらぬぞ」


 その時、私の視界の隅に白銀のきらめきがチラリと映った。

 フェリスが危ない!

 私は咄嗟にムスタファム皇子の前に両手を広げて立ち塞がる。


 先ほどから平伏したまま微動だにしていなかったラマドゥの髪色が、突然まばゆいばかりの金色に輝いた。そしてラマドゥは大きく跳躍し、ムスタファム皇子に躍りかかった。その手には禍々しくきらめく白銀の短剣。その切っ先はまっすぐムスタファム皇子の首を狙い定めている。


 ああ、私、死んじゃう……


 スローモーションのようにゆっくりと迫りくるラマドゥの構えた短剣の切っ先を見つめつつ、そんなことを頭で考えた。

 自分の心臓の鼓動が早鐘を打つようにバクンバクンと頭に響く。両手を広げたまま、皇子とラマドゥの間に割り込んだ私は、迫りくる死の衝撃を想像し目を固く閉じる。


 目を閉じる瞬間、私の頬を空気を切り裂く衝撃が通り過ぎ、そして耳にひゅっと高い音がこだまする。

 一拍置いて、目を閉じた私の体には、鋭い白銀の刃が突き刺さる衝撃ではなく、ぬるいお湯をバケツでかけられたような衝撃が訪れ、強い鉄のにおいが鼻を衝いた。


 目を開けると、抜き打ちで片刃の剣を振りぬいたカリンと、そのカリンの剣に袈裟懸けに切り伏せられ地面に倒れ伏すラマドゥの姿が目に入った。


 ぬるいお湯と鉄のにおいはラマドゥの体から噴き出した血だった。

 私はまたしてもカリンに助けられたのである。


「マリーさん! 怪我は!?」


 カリンがすぐに私を振り返り、ラマドゥの血を被った私の体をペタペタ触り確認する。


「カリンちゃん。またカリンちゃんに助けられたね。私は大丈夫よ」

「よかった。なんて無茶をするんですか……」


 カリンがほうっと一つ溜息を落とす。そしてひゅっと剣を一振りし、刃についた返り血を振り払い、剣を鞘に納める。


 私は床に倒れ伏したラマドゥを見据える。するとラマドゥもまた、私をひたと見据えていた。


「……お前、我が刃の前に立ち塞がったとき……髪が、白く輝いたな……お前は天界人だろう……なぜこの大地を……汚し続ける……地上の猿どもと慣れあい……手助けをするのだ……天界樹と……大地の守り人の……使命を忘れたか……」


 ラマドゥが私を見据え、不可解なことを言い出した。天界人とは何だろう……大地の守り人とは……そして天界樹……この言葉に私は聞き覚えがあった。

 以前、我が国の騎士団長ランスロットが、大森林のことを『天界樹の森』と言っていたはずだ。


「天界人? なにそれ? 私はただの孤児よ。それに天界樹って何よ? 使命なんて言われても私には何のことかさっぱりよ。勝手に人をおかしな人種にしないでちょうだい」

「感情が昂ったとき……天にある日輪の如く……髪が輝いたではないか……お前は、私と同じ……天界じ……」


 息も絶え絶えにそこまで喋ったラマドゥは、床に倒れ伏したまま動かなくなった。


「ネビル男爵を捕らえよ」


 ムスタファム皇子が命じ、控えていた護衛の騎士が項垂れたままのネビル男爵を連行していった。通報を受け部屋にやってきた騎士たちがラマドゥの亡骸を部屋から運び出す。

 その様を眺めながら、ムスタファム皇子は私たちにぼそりと言ったのだった。



「終わったよ。君たちのおかげで無事反逆者どもを一網打尽にできた……マリー、黙っていてすまなかったね。初めまして。僕が第一皇子のムスタファムだ。変わった娘だとは思っていたが、君は太古の文献の伝承にある天界人だったのかい?」

アルメニアン帝国を覆いつくしていた陰謀は、ついに解決を見ました。

しかし、海の向こうの大陸から来た怪しげな男は、マルガレットに気になる言葉を投げつけていきました。

天界人、大地の守り人、そして天界樹……

戸惑うマルガレット。彼女を取り巻く環境は、少しずつ、そして大きく変わっていきはじめます。

次回はアルメニアン帝国からの論功行賞です。

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