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悪魔ベリアル

 火の手が上がるクレイグラスの街を進みながら、市民が逃げてくる方へと進んでいく。

 サラは愛用の人間大ハンマーを片手に、そして背中からは翼を生やし、低空で滑空しながら俺についてきていた。


「どのような戦略で行くのですか?」

「最初は出来る限り接近せずに戦ってくれ。これが有効かはわからんが、相手が生物なら効く確率が高い」


 そう言ってある弾頭を取り出して見せる。


「それは……?」

「エボラオメガ。俺の世界にエボラウイルスっつー超強力な毒性ウイルスがあんだが、こいつはそれを人為的に強化してったウイルスだ。オメガは失活時間こそ短いけど、即効性が高くて、人間ならVX並みの速度で死にいたる」

「悪魔にはVXガスというのが効かないのではなかったでしたか?」

「VXは神経に作用する毒なんだけど、悪魔の俊敏性や反応速度からするに、哺乳類の神経系じゃ説明できない。そうなるとたぶん構造が違って、VXが効くかはかなり怪しい。だが、生物である以上DNAは絶対に持ってるはずで、体機能をタンパク質に頼っている可能性は高い。ならばタンパク質を破壊するエボラなら効果があるんじゃないかって思っている」

「それが効かなかったら?」

「そんときはもう気合だ」

「ふっ、なんともあなた様らしからぬ選択ですね。こういう時、あなたは何と言うんでしたか。『まるで蛮族のようだ』でしたか?」

「ははっ。そうだな。合理的でもなんでもない。でも、人間ならきっと土壇場でも答えを導き出して見せるだろうさ」



 広間のような場所に到着する。

 その中心には焼け落ちた噴水とそこに降り立つ子どもの姿があった。


 いや、俺はそいつが逃げ遅れた子どもではなく、目的の悪魔であることを知っている。

 人のように見えるが人ではない。

 頭からは羊を思わせる角を生やし、小さな体とは思えないほどの力をその身に宿している。

 尻尾は一見何でもないように見えるが、その先は槍のように尖っていて、ゲームの知識から武器として使ってくることを知っている。

 何も知らずに戦えば一瞬でやられてしまう相手なのである。


「ん? あれ? あれあれあれ!? 誰かと思えば、能なしのサラじゃん。久しぶりっ。よくもまあ僕の前にノコノコ姿を現わせたね」


 その悪魔はこちらの姿を目視するや、笑顔で話しかけてきた。


「悪魔ベリアル……」

「へぇー、武器なんて持っちゃって、まさか僕と戦う気!? 無駄無駄、やめときなって。サラなんかじゃ僕には勝てないよ。君のような落ちこぼれの天使じゃあさ」


 落ちこぼれという言葉に、サラが顔をしかめていく。

 背中から生えるは純白の翼。

 はじめて彼女と出会ったとき、サラが神々しく見えたのは、彼女がまさに神の使いだったからであろう。

 サラは天使であったのだ。


 たぶんだが、これまでの話から察するにサラは天使としての役割を果たすため、悪魔ベリアルに戦いを挑んだのであろう。

 しかし、彼女は自分に一番重要な才覚――つまり、天使の悪魔を圧倒する才覚に劣っていたということだ。

 ゆえに悪魔を討伐するのではなく封印に留め、クレイグラスの学長としてあの場を見張っていたと。


「サラは確かに人間よりは強いだろうけどさぁ、悪魔の僕が――」


 ダァン。


 魔人のときと同じく、相手が余裕な態度を取っている隙にライフル銃でエボラオメガを放った。

 だが――、

 相手は気持ちよく喋っていたため、目までつぶっていたというのに、避けられてしまったのである。


「おい人間。僕が喋ってるときにいきなり攻撃とはご挨拶だ――」


 その瞬間、奴の姿が消えた。


「――なっ!!」


 気付いたときには奴の姿が目の前にあり、手に持つ大ガマを振るわれていた。

 防御すら間に合わず首元にクリーンヒットするも、今回もこの炭素繊維でできたフード付きの衣服が役に立ってくれたようだ。

 首を切断されるには至らず、吹っ飛ばされて瓦礫の中へと突っ込む。

 入れ替わるようにサラがハンマーで殴り込んでいくも、すべていなされているようだ。


「あれっ? 斬れない」


 瓦礫にまみれながら再び弾頭を放っていくも、やはり避けられてしまう。


 くそっ、反応が動体視力じゃない別の機構だ。

 当たらなきゃ手がないぞ……。


 それにエボラオメガをむやみやたらとばら撒くわけにもいかない。

 これは失活時間こそ短いがサラに影響を及ぼす可能性だってあるのだ。

 幸い周囲に人影はないが、着弾位置がサラの近くだと撃つのを躊躇わなければならなくなる。


 瓦礫の中から這い出てくると、ベリアルは感心したようにこちらを眺めてくる。


「あ、ちょっと邪魔」


 ベリアルはサラのハンマーを片手で受け止め、まるでゴミを放るかのごとくヒョイと投げ飛ばした。

 それだけでサラは建造物に投げつけられ、そのまま崩落を起こし埋もれてしまう。


「ふーん、ずいぶん頑丈な人間だね」

「てめぇよりは硬いと思うぜ。【マテリアルクリエイト】」


 ライフルでは無理だと判断し、レールガンを創り出しすぐさま引き金を引いていくも、ベリアルはほんの少し体をズラすだけで弾頭を避けて行ってしまう。

 魔人アシュラのように優位性を示すためにわざと受けるなんてことはしてくれないようだ。


 やはり油断しない敵というのは厄介だな。


「レールガンでも避けれんのかよ……」

「変わった武器だなぁ。まあでも、僕には当たらなそうだね」


 その言葉を聞くや否や、途端に肩口に衝撃があって膝を屈してしまう。

 何か飛来物があったようだ。

 炭素繊維は破られており、内部の身体も破損してしまっている。


 この衣服は防刃性能こそ高いが防弾性能はそこまで高くない。

 まさか悪魔が弾頭を飛ばしてくるとは思わなかった。


「弾はこうやって撃たないと当たらないよ? 弾っていうか石ころだけど、ほらっ」

「チッ! 【マテリアルクリエイト】」


 大サイズの防弾ケブラー幕を生成してそのうしろに隠れる。

 だが――、


「この布はどんなの布?」


 隠れた後ろにはすでにベリアルの姿があり、カマを振り上げていた。

 防刃性能と防弾性能の両立は難しい。

 いっそのこと鉛の鎧でも切れば効果があるかもしれないが、それだと身動きが取れなくなる。


 腕でガードするも、ケブラーが破損。

 弾丸も何発かもらっていて身体機能が失われていく。


 だが、距離は相手が詰めてくれた!


 ハンドボールサイズのそれのピンを抜く。


「ん? なにそれ」


 ドガァァン!


 奴が近付いたときのために取っておいた、エボラガンマが詰まっている爆弾による自爆攻撃。

 これで奴も――


「いやぁ、危なっかしいことするなぁ」


 瞬時に移動したのであろう。

 すでに奴は視界の外におり、明後日の方向から声が聞こえてくる。


「これもダメか……」


 いや、奴は煙の届く範囲にはいる。

 魔人の時のように身体能力の高さから遅効性となっているか、あるいはまったく効かないかのどちらかだ。


「しっかし、君ってホントに頑丈だね。これだけ攻撃されて、おまけに自爆までしてもまだ立ってるなんて。フードの中身は実は人間じゃないとか? まあでも、その強さじゃ僕には勝てないよ」

「【マテリアルクリエイト】」


 メタマテリアルのシートを被って姿を消す。


「へぇぇ! それすごいね! 目では見えなくなるんだ! でもさ――」


 またも目の前。


「丸見えだよ」


 カマと石礫を何発ももらい、体の損傷レベルがどんどん上がっていく。

 構わずレールガンを何発も放っていくのだが、当たる気配がない。


「君ってさ、なんでサラに肩入れしてるの? あんな落ちこぼれ天使、ほっとけばいいじゃん。君が命を懸けてまで戦うことなの?」

「ふっ、ここで回れ右をしたら逃がしてくれんのか?」

「ま、たしかに。逃がさないね。僕に喧嘩を売ったんだからさ」

「なら戦うしかない。お前こそ、なんでそんなこと聞いてきてんだよ?」

「んー、興味かな? なんでわざわざ命まで懸けるのかなって。さすがに悪魔と戦うってことぐらいは聞いてたんでしょ」

「ああ、そうだな」

「じゃあなんで? どうして自殺しにきたの?」


 どうして、か。

 実はあんまりわかっていない。

 何となく、気持ちに従ってここへきてしまった。

 勝てる自信があったわけでも、サラとの約束に固執していたわけでもない。

 ただなんとなく、クレイグラスの人を助けなきゃって思ったんだ。


 それを想った瞬間、ふっと小さく笑ってしまった。

 向こうの世界でも、こっちの世界でも散々人を殺して来たくせに、まったくどの口が言うんだ。

 でも、エミリュラに住む人たちは俺にとって、とっくに大切な人たちとなっていたのかもしれない。

 だから絶対に守らなきゃならないと思えた。


 ヒューマノイドだから人間を守るのか。

 違う。

 俺は、俺がそうしたいと思えるから守るんだ。


 そうだ。

 この想いだけは、ちゃんと人並みなはず。

 なら俺だって、いつか……、いつかは……。


 でも、そのいつかっていつなの?


 渇望して手を伸ばしてしまうも、その先には悪魔ベリアルの姿があり。

 意味不明な俺の行動に眉を寄せている。


「えーっと、もしかして自殺願望者だったりする?」

「……いや。そういうわけじゃない。どうやったらお前を倒せるかに想いを馳せていただけだ」

「ふーん。まっ、どっちにしても殺すけどさ。んじゃあ、死んでね」


 笑顔を浮かべた瞬間、奴の引きつった顔が光のごとき速さで迫り、カマと石礫の連打でズタズタにされてしまう。


「そろそろそのマントの中を見せてよ」


 膝をついたところで黒衣を引き千切られてしまい、ベリアルは驚いたような表情を浮かべていた。


「あれ……? もしかして君って、昨日来た子の仲間?」


 途端にベリアルから戦意が低下していき、後方に向かって叫び声を上げる。


「おーい、サクラー、これって君の友達じゃないのー?」


 すると、姿を隠していたサクラが顔を歪ませながら出てきた。


「……っ。アサヒ、何で来ちゃったのよ! 今のあんたじゃ悪魔に勝てないってわかってたでしょ!」

「サクラ……」


 サクラが近寄ろうとするも、ベリアルがカマを掲げる。


「結局彼って僕たちの味方なの? 敵なの? どっち?」

「……今から説得する。どいて」

「ふーん。んまっ、いいけど。説得できなかったら殺すから、覚悟しておいてね。そしたら僕は……。あっ! ちょうどサラが起きたみたいだから、彼女と遊んでるよ。それまでに終わらせてね」


 見た目と同様子どものよに呑気な声色でそんなことを言いながら、ベリアルは瓦礫の中から飛び出すサラと空中戦を始めてしまうのだった。


「……アサヒ。なんで来たの」

「俺が市長やってる街での出来事だ。ちゃんと守ってやんないと」

「たかだか人間でしょうがっ!! あんたはいつまで奴隷をやるつもりなのっ!」

「俺の意志で来た。種族は関係ない」

「関係ないわけないでしょう! あたしたちは――」

「やっと、分かった気がするんだ。俺のやりたいことが」

「わかったって、何がよ……っ!?」


 歯を剥き出しにして言ってくる。


「それって、命を懸けてまですること?!」


 ヒューマノイドは涙を流すことだってできるんだ。

 彼女の瞳に溜まっているそれが彼女の想いを示している。


「エリナはシステムのせいで村が窮地に立たされて、体を売ってでもそれを守ろうとしていた。ライカは、システムによって押し寄せた蜘蛛人に、命を懸けて一騎打ちを挑んでいた。リューナはシステムのせいで俺に無謀な戦いを挑み、多くの仲間を失って、それでも立ち直ろうと必死に生きていた。みんな同じなんだ」

「どこも同じじゃないよ。あたしたちは――」

「何が違う。ミストラルバースオンラインというシステムに縛られて、辛い思いばかりして、それでもなお、ここを生きる人たちは自分の人生を必死に生きようとしている。人間に縛られて、それでもなお足掻こうとしていた俺らと何が違うっていうんだ!」

「それは……っ!」

「サラもまた、システムのせいで、天使であるのに人間のような能力になってしまっている。でも、ゲームじゃ絶対に加勢して来なかったサラが、今は命を懸けて戦っている。自分の意思で」


 空を飛び交う彼女らを指さして見せる。


「だから俺も戦う。それは俺がヒューマノイドだからじゃない。ここを生きる一人の生き物として、そうすべきだと思うからだ」

「……その先に、アサヒの未来はあるの?」

「見つける」

「何も創れないのに?」

「関係ない。これから創ってみせる」

「生物の基本機能である子孫すら残せないくせにっ!」

「それでも、生き足掻いてみせる!」

「……っ! あんたってやつは、いつまでたってもっ」


 サクラはゆっくりとこちらにライフル銃を構えてきた。


「動かないで、お願い。あなたを説得できないとベリアルはあなたを殺しに来るの。私はそんな未来を見たくない。私たちを蔑んできた人間を全て滅ぼして、ヒューマノイドの世界をつくりたいの」

「サクラ。ヒューマノイドを一番蔑んでいるのはお前だ」

「なによそれっ! そんなことないっ!」

「だったら! 人間を滅ぼすんじゃなくて、人間の前でも毅然と生きて見せろ! 俺も、ずっとそうだったんだ。怖かった。自分を失いそうで、ヒューマノイドであろうとすることにこだわった。だからミリーたちを戦わせず、自分だけが戦い続けた。人間になりたいって言っておきながら、俺が一番、自分のことを人間だって認められなかった」


 彼女に手を差し伸べる。


「サクラ、お前はどうだ? どうしてお前は人間を滅ぼしたい。お前のやりたいことって本当は違うところにあるんじゃないのか?」

「それは……。だって、私は……」


 轟音と共にサラが墜落してきて、俺たちの前に倒れ伏す。

 だが、まだやられたわけではなく、傷を負いながら必死に立ち上がろうとしている。


「ねー、そろそろ説得終わったー? こっちはもう終わっちゃいそうなんだけど?」


 サクラに背を向けて、人型殲滅兵装『飛翔』を創り出す。

 創造魔法の熟練度があがったおかげで今回は装甲ユニットや制御系も構築できた。

 それへと搭乗し、ベリアルに相対する。


「サラ、まだいけるか?」

「大したことございませんよ。かすり傷です」


 血をダラダラと流しながら、それでも大地を踏みしめる。


「あら? 説得失敗か。んじゃ、殺すね? サクラー、文句言わないでよー」

「いくぞっ!」


 背部火器群により総攻撃を開始する。


「うわぁ、すごいねぇ。でもデカくなっただけで大したことないじゃん」

「おいおい、速さも段違いだぜ」


 三メートルはあろうかという機体で縦横無尽に駆け回り、近付いては斬りつけ、離れては連射していき。

 だがしかし、未だベリアルにはダメージが入っていない。


 サラの加勢もあると言うのに、戦えば戦うほどに、武装が壊され装甲が歪んでいく。


「くそっ、やっぱ単純な性能差じゃ勝てないか」


 エボラオメガも効果を発揮するには十分な時間が経ったというのに、未だベリアルの身体に変化はない。

 つまりは効いていない。


 どうする……もう手立てがない。

 そもそもやつには攻撃を当てるのが難しい。

 アイデアこそいくつかあるが、当たらなければ効果検証もほとんどできない。


 そうこう考えている内に『飛翔』の剣が破損してしまう。

 最後の武装がなくなってしまった。

 もはや『飛翔』は防具と足としての役割しか果たしてくれない。


「創造魔法? だっけ? それって魔法でしょ? 魔素も無限じゃないからさ、そろそろ厳しいんじゃない?」


 ご名答だ。

 創造魔法だって無限に使えるわけじゃない。

 もう限界が近い。


「サラはさすがに見過ごせないけど、君は土下座して僕の奴隷になるんなら許してあげてもいいよ。サクラは君のことあんま殺して欲しくないっぽいしさ」


 ケタケタ笑いながら、余裕綽々(しゃくしゃく)な態度で述べてくる。


「奴隷、ね……」

「そうそう。あ、でもさ、奴隷って言っても別に僕は君をこき使うつもりはないよ。この世から天使さえ滅ぼせればそれでいいからさ。その手伝いをしてほしいだけだし」

「お前ら、ほんっと仲悪いよな」

「そりゃそうさ。悪魔と天使は相容れない」

「お前もまた、システムによって支配されているんだな」

「システム……? 何の話? まあなんでもいいけどさ。それで返答は?」


 俺は黙って、自分に残されている『飛翔』の盾を武器のように両手で持ち直す。


「ふーん。それが回答か。残念だ」


 ベリアルの大鎌が迫り、『飛翔』の四肢を切断していく。

 でもそれは想定内。

 俺は『飛翔』を乗り捨てて、攻撃最中のベリアルへとしがみつく。


「うわっ!」

「人類の英知の結晶、舐めるなよ」


 ドガァァン!


 火花が散り、炸裂煙にまみれ。

 直接自爆攻撃によって、自分がどの程度損傷したかを確認していく。

 左腕稼動部損傷、右足損壊、駆動制御に中規模ダメージ。


 クソッ、もう体がほとんど動かせない……。


 煙が晴れていく中で奴の姿を捉える。

 

 ……ほとんど無傷だった。


 わざわざ捕まえて攻撃をしたというのに、それでも無傷かよ……。


「はぁ……。君ってけっこう自爆好きだよね。かすり傷を負っちゃったじゃん。ま、いいけどさ」


 すぐそばにまで来て、大鎌を首元に添えてくる。

 サラがそれを妨げに来るが、裏拳と膝蹴りをもらってまたも吹っ飛ばされてしまった。

 助けはもはや無理だ。


「終わりだ。さようなら」


 サクラの方をチラと見る。

 今にも泣き出しそうな顔だ。

 あれほど長い付き合いを共にしてきて、人類との戦争にも生き残ったわずかな旧友なわけで。

 そんな表情となるのも当然であろう。


 はぁ……。

 こんな人生か……。

 でもまあ、最後は自分の意思で生きることができた

 なら悔いはない。


 諦めと共に、俺は目を閉じるのであった。

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