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第七章 陽子崩壊3  亜空間バブル

第七章 陽子崩壊3  亜空間バブル




こんなエネルギー源を得た事で、ダイソン球建造計画は進みだした。亜空間障壁を作り、恒星系全体を亜空間障壁ですっぽり囲む事で、この宇宙の物理法則が及ばない様にするのが目的である。この世界の宇宙は、40億光年程度と僕が居た世界の宇宙に比べまだ小さい。Ⅹディーの事もあり、宇宙の観測技術はそれなりに進んでいるのと、宇宙全体の銀河の密度が低いためか、宇宙の外延部までの観測がかなり進んでいた。

「このデータからすると、外延部の構造はプラズマ体と思われるけど?」僕は兄にそれとなく聞いた。

「そうだな。ラマンシフトとフォトンとフォノンの相互作用の痕跡から外延部はかなり濃いプラズマ状態だと思う。」

「プラズマ障壁を作れば、次元から隔離されないかな!(これも、元の世界のSF映画からのパクリだけど)高濃度のプラズマ障壁を亜空間バブル(量子泡爆弾の原理を応用したもの)の周りに張り付ける。プラズマ障壁は磁場でがっちり固めておけば、インフレーション空間の膨張を抑えられないかな!」

「この宇宙の中に、小さな宇宙空間を作るってことか!しかも都合のいい物理法則を持った。」

「まあ、そんな所かな。そんな空間でこの恒星系をすっぽり覆ってしまえば、ここの太陽の寿命が尽きるまで、何とかなるんじゃない。」

「この世界は、お前の世界と違い、宇宙航行技術はそんなに進んでいないんいんだ。ワルキューレが航行し始めてようやく月まで行って帰る事が容易になった程度だから、恒星系の外延部に装置を設置する事なんて何年先になるかわからない。その間に物質が崩壊してしまう。」

「それなら、コロニーを作ろう。ノエルムーンを核にしてその周りに居住空間を作り、そいつを亜空間バブルで包み込む。当面はこの惑星の素材と周りにある隕石を使い構造物を作っていく。ゆくゆくは、創生物質製造装置から材料を供給していく。」兄は、僕のSF小説みたいなとんでも発言をまじめに考えだしていた。

「まあー、まずわ実験からだな!」そう言って兄は席をたった。

僕は、(何時になったら元の世界に帰れるのやら?)一寸ぼやきながら自室に戻った。

 部屋に戻ると薫が意味ありげに近づいてきて

「高校生に、孕まされちゃったよ。」と言いながら、僕にキスしてきた。

「その言い草ってひどくないか!それに何かエロイし!」

この世界に来て、2年近くが経っていたが、その間なんだかんだと忙しく働いていた、その一環でもあったけど、薫は僕の子供(?)を妊娠した。(DNA的にはこの世界の激の子供だから、やっぱり激の子なのかな?)中身が高校生の僕にとって、何だかためらいがあったが、どちらかと言うと薫の方が積極的であった。

「僕の元の世界ではどうなっているのか?体が高校生で、中身がおっさんの激に、高校生の薫が・・・・」

「うーん、一寸心配だな。何せ、いきなり人前で子供を作ろうとか言い出すやつだからな。何か異次元間同士のコミュニケーション手段はないのかぁー?」

そんな薫の発言が切っ掛けとなり、僕は再びあのたまごと対峙する決意を決めた

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