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ごめんなさい先輩

作者: 月魅
掲載日:2020/05/14

寝取られ的展開ありです。ダメな人はブラバで。

 今から百年前に地球が異世界と融合してファンタジー上等な世界になったとしても変わらないものはある。

 それはお金の話だったり人生の悩みだったり。恋愛もまたご多分に漏れずそんな変わらないものの中に含まれているわけで。


俺の名前は八島正吾。現在高校二年生の青春真っ盛りだ。家族は優男で穏やかな父さんに気が強くて言いたいことをズバズバ言って来る母さんと、大人しくて控えめな可愛い妹の四人家族。


 隣には生まれた頃からの付き合いの幼馴染の久留間裕理が住んでいて、家族ぐるみの付き合いはかれこれ二十年以上だとか。

 そんな裕理とは中学の頃から恋人同士で今でも毎日ラブラブだったりする。


 今日も朝裕理が起こしに来てくれて快適な目覚めを迎えることが出来た。裕理様本当にありがとうございます。







「もう、少しは自分で起きてくださいね? 正吾先輩」


 いつものように裕理と妹の瀬良がと一緒に登校しているとそんなことを言いながら裕理が頬を膨らませてくる。


 裕理と俺は年は同い年なのだけれど、俺が早生まれなせいで学年が一つ上なんだよね。裕理もそれが分かっているから普段は正ちゃんなんて呼んでいるくせにたまにこうやって先輩って言って来る。


「気を付けるよ、でも朝から裕理の顔が見れるとやっぱり幸せなんだよなぁ」


「も、もう、すぐそういうこと言うんだから正ちゃんは!」


「お兄ちゃんは裕理お姉ちゃんのこと昔から大好きだったもんね。羨ましいかも……」


 瀬良がそんなことを言いながら羨ましそうに見てくる。


 裕理と瀬良は二人とも美しい銀の髪に赤い瞳の美少女だ。

 裕理は豊かな双丘が制服を押し上げ、バランスの取れた体つきで男女問わず魅了していく。

 妹の瀬良は体つきこそ幼いけれど、可愛らしい雰囲気が先輩達に大好評でよく可愛がられているのを見かける。


 二人とも自慢の恋人と妹だ。反面俺は黒い髪はありふれているし、目も黒でしかも目つきが悪いからよく不良に絡まれる。幸い喧嘩には強く、負けたことが無いから酷い目には合っていないけれど。


「おはようー、三人共ー。今日も仲良いねー」


 もうすぐ学校に着くという頃、俺のクラスメイトであるケンタウロス族のヴィルシーナが俺たちに気が付いて手を振ってきた。


「おはようございます、ヴィルシーナ先輩。今日も元気ですね」


「裕理ちゃんも今日も綺麗だねー。いいなー髪サラサラー。瀬良ちゃんも相変わらず可愛いなー」


 裕理とヴィルシーナは気が合うらしく仲が良い。瀬良のことも可愛がってくれるから俺としてもヴィルシーナのことを友人だと思っている。


「ほら、三人共。そろそろ行かないとベルなるぜ。遅刻したら面倒だぞ」


 俺に言われて思い出したらしく慌て始める三人。するとあろうことか裕理と瀬良がヴィルシーナの上に乗り始めた。


「じゃあ、二人は私が送って行くから正吾は頑張ってねー」


「ごめんなさい先輩。私はヴィルシーナ先輩に送ってもらいますね」


「お兄ちゃん……頑張ってね?」


 二人を乗せてあっという間に駆けだしていくヴィルシーナ。


「待てよコラ! 俺を置いて行くなよ!」


 俺はケンタウロス族の足に負けるかと急いで走り出したのだ。










 それからしばらくして、ここ二ヶ月ほど裕理や瀬良バイトを始めたせいで一緒に帰ることが減っていた。かなり忙しいみたいで放課後はほとんど一緒にいられない。ただ、二人とも調子はすこぶるいいみたいで肌艶が絶好調だ。


「バイト忙しそうだけれど大丈夫か? 疲れてないか?」


「うん、大丈夫だよ。ありがとう心配してくれて。食事も取れるから美味しいバイトなんだ」


 今日もバイトがあるという裕理を捕まえて俺は聞いてみた。裕理はバイトが楽しいのか嬉しそうに話してくれる。それにしても偏食気味な裕理と瀬良が食べられるなんて驚いたな。よっぽどうまかったのかな?


「確かファミレスだったよな。ちょっと制服がきわどい」


「うわー、先輩どこ見てるんですかー? へんたーい」


「可愛い裕理の制服が見たいけれど、他の奴に見せたくないっている心理があってな」


「……それ言われたらずるいよ」


「悪い悪い。あ、そろそろ時間じゃないのか?」


「本当だ! ごめんね正ちゃん。また夜にね?」


 裕理はそう言ってウインクをすると走り出していった。裕理が校門から出ていくのを教室から見送った後、俺も帰ることにした。俺も今日は食事取って帰るかな?









 そんなある日、今日もバイトに行く裕理と瀬良を見送った俺をヴィルシーナが呼び止めた。珍しく真面目な顔をしている。どうしたのだろうか?


「ちょっといいー? 正吾」


「どうしたヴィルシーナ?」


「気のせいかもしれないんだけれどさー……つい昨日の夜、裕理と瀬良ちゃんが槍田先輩と歩いてるの見ちゃったんだー」


「槍田ってあの槍田?」


「うん、間違いないと思うー」


 ヴィルシーナはそう言って不安そうな顔をしている。槍田先輩と言えばこの学校でも有名な女好きの先輩だ。彼氏のいる女の子ばかり手を出しているらしく、槍田先輩に彼女を取られた被害者が結構いるらしい。最悪なことに奪った誰とも真面目に付き合うことは無いらしく、都合のいい女性扱いしているという噂まである。授業態度も悪くよくサボっているんだとか。


「裕理と瀬良ちゃんのことだから大丈夫だと思いたいけれど……ちょっと仲が良さげだったから気になってさー」


「……そっか。分かった俺も気を付けておくよ。教えてくれてありがとうなヴィルシーナ」


「ううん、それじゃまたねー」


 ヴィルシーナと別れて家路へ着く。しかし、裕理が浮気するなんてあるはずがない。きっと槍田先輩と一緒にいたのは何か理由があると思う。気になるのは瀬良も一緒にいたことなんだよな。昨日の夜ってことはバイトの後かな?

 帰ったら裕理に聞いてみないと……頭の中に最悪な想像が広がって行く。槍田先輩の噂が本当なら最悪の事態は有り得るかもしれなかった。


 家に帰ると郵便受けに封筒が入っていることに気が付いた。見てみれば八島正吾様へと書かれている。


 はて? 誰からだろう? 


 封筒を手に首を傾げる。こんな封筒を貰う理由に心当たりがない。差出人も不明の怪しげな手紙だけれど一応中を見て見ることにしようかな。封筒は良くある茶封筒で色気もへったくれも無いから恋文ではないはず。果たし状だったら無視して見なかったことにしよう。


 中には手紙などは入っておらずUSBメモリーが一つだけ入っていた。何故だか分からないけれど俺はそのUSBメモリーに物凄く嫌な予感がした。


 急いで部屋に入ってパソコンを立ち上げて中を確認する。中には動画が一つだけ入っていた。震える手で動画を再生するとそこにはどこかの部屋でいかにも軽そうな見た目の男と裕理が裸で抱き合っている光景が映っていた。


「どうだ裕理、俺上手いだろ?」


「は、はい。槍田先輩はとっても美味しいです」


 絡み合う二人は互いを貪るように求めあう。それはまるで互いを食らいつくそうと言わんばかりに激しいものだった。


「あんな奴捨てて俺の女になれよ、裕理だってその方がいいだろ?」


「ダメですよ。私は正ちゃんの彼女ですから。あ、でも先輩は特別枠ですよ」


「特別枠ね。クックック」


 裕理は隠し撮りされていることに気が付かないのか気にすることな続けていく。そして瀬良も画面に入って来た。同じように裸のままで。


「槍田先輩は美味しいですから……特別枠は合っていると思います」


「瀬良ちゃんもそう思うのか! アーハッハッハッ! こいつは最高だ!! しかしこうして会うようになって二ヶ月前経つのに全然飽きないなんて二人にはビックリしてるよ」


「最近ほぼ毎日ですけれど先輩は大丈夫ですか?」


「平気平気、心配してくれるなんて優しいなぁ裕理は」


 俺は震えが止まらなかった。恐れていた最悪の事態が起きている。想像した中で一番最悪の事態だった。まさか二ヶ月前からこんなことになっていたなんて!!


「もしもし!! ヴィルシーナ! 槍田先輩の家って分かるか!?」


 俺は急いでヴィルシーナに連絡して槍田先輩の家を確認する。きっと今日も三人は会うはずだ。動画の背景を見るからに恐らく槍田先輩の家だと思う。

 もう遅いかもしれないけれど行動せずにはいられなかった。


「待ってて! 知ってそうな子に聞いてみるー!!」


 ヴィルシーナは片っ端から聞いてくれると言ってくれた。俺も友達に槍田先輩の家を知らないかと片っ端から聞いてみる。もっとも残念なことに俺の友人は誰も知らなかった。


 じりじりと時間が過ぎていく。気が付けば時計は八時を過ぎていた。いつも二人は九時前くらいには帰って来ていたから気にしていなかった。もっと二人の行動に気を付けておくべきだった。

 後悔しても遅いかもしれない。それでも諦めるわけにはいかないんだ。


「もしもし! 正吾! ようやく知っている子捕まえて聞き出すことが出来たよー! 今から迎えに行くから急いで行こー!!」


「ありがとう、ヴィルシーナ!」


 俺は急いで準備をして家の前で待つ。一刻も早く裕理達の下へ行かないと。すぐに駆け付けてくれたヴィルシーナに乗せてもらうと俺達は夜の街を駆け出した。






 槍田先輩は一人暮らしをしているらしくそこそこ良さそうなマンションに住んでいた。幸い家から近く十分のあれば着くことが出来た。部屋の前まで行ってドアノブを回してみる。どうやら鍵が掛かっていないらしく入ることは出来そうだった。


「不法侵入だけどこの際言ってられないよな」


「うん、今回はしょうがないよ」


 意を決して中に入って行くとよく知っている女性の声が聞こえてくる。それは艶やかな声で中で何をしているかは分かり切っている声だった。


「裕理!!」


 俺は寝室へと勢いをつけて入る。そこには槍田先輩と裕理に瀬良の三人が裸でいた。


「なんだ、寝取られ彼氏君の登場か。クックック、見てくれたんだろ俺のプレゼント」


「え、正ちゃん!? どうしたの?」


「お、お兄ちゃん!? なんでここに!?」


 槍田先輩は余裕たっぷりの表情で俺を見てくる。裕理と瀬良は驚いた顔で俺の方を見てきた。俺は冷静になるように自分に言い聞かせながら言葉を絞り出した。


「お前ら……自分が何をしたのか理解しているんだよな?」


「え? 何をしているって……どうしたの正ちゃん?」


「お、お兄ちゃん?」


「何ってナニしていたのさ。俺と裕理のラブラブっぷりを見ていくか?」


 先輩の挑発なんか今は構っていられない。それよりも優先することがあるのだから。


 それは……


「今すぐ先輩はこの薬を飲んでください!! じゃないと死にますよ!?」


「へ?」


「「え!?」」


 俺の言葉に槍田先輩はポカンとした表情をし、裕理と瀬良は俺の言いたいことに気付いたのか顔を真っ青にする。


「おい! 死ぬってなんだよ!?」


「先輩……聞きますけれど、裕理と瀬良の種族知っていますか?」


「はぁ? 人間だろうが!? 二人がケンタウロス族やハーピー族にでも見えるって言うのかよ!」


 やっぱり、先輩は授業を真面目に受けていないことが発覚した。なぜならば俺は授業を真面目に受けていれば絶対に分かることを聞いたのだから。


「銀の髪に赤い瞳を持つ人間なんていませんよ。この特徴を持つのは淫魔だけです」


「い、淫魔?」


「はい、つまりこの二人はサキュバスです。先輩、もちろん分かっててこんな真似したんですよね?」


「ちょっと待った! サキュバスだからって何だって言うんだよ! 答えろよ!」


「……最悪だ。学校で何してんだか。いいですか、淫魔にとって性行為は食事です。そこには何の感情もありません。せいぜい食事が美味しいか美味しくないかくらいです」


 俺の言葉に槍田先輩はこれでもかと口を開けながら固まる。いや、こんなの授業で習うだろうに。中学出てれば知っている知識のはずだぞ。


「サキュバスは精気を吸うので吸われた対象は吸われた量に応じて衰弱します。正直この二ヶ月二人をこれだけ相手にしてよく生きているなと感心しています。でもそれも今日までです。このままだと先輩の精気は枯れ果てますよ!」


「う、嘘だ! この二人は俺の方が良いからこうして一緒にいるんだよ!! 寝取られ野郎がいい加減なこと言ってるんじゃねぇ! 裕理、瀬良! お前らからもなんか言ってやれよ!」


「え!?……あ、あのね正ちゃん。先輩の精気って美味しかったの。だからつい食べすぎちゃった。ごめんなさい」


「久しぶりの食事でついハマってしまってごめんなさいお兄ちゃん」


「ちょっと待った! お、俺のことが好きじゃなかったのかよ!!」


「「いいえ、槍田先輩は美味しい食事なだけですよ」」


 あ、哀れだ。イキっていたらご飯扱いされていたなんてまさに天国から地獄だろうに。ちなみに俺も淫魔なのだけれど、見た目が違うのは親父の遺伝子のせいだと思う。


 母さんは異世界の淫魔の女王だったらしく、魔王として好き放題していたら勇者である親父が乗り込んできて全ての淫魔である千人斬りを達成し母さんを篭絡したらしい。そんな親父の遺伝子が強いせいか淫魔の癖に銀の髪と赤い瞳を持って生まれなかったんだよね。

 一応淫魔の王になるために必要な魔眼は持って生まれたからそこんじょそこらの淫魔なんか目じゃないけれど。


「そういうわけで今すぐこの薬を飲んでください。失った精気を少しは回復できるはずです」


「あ、ああ。ありがとう」


 可哀そうに。槍田先輩はショックのあまり素直に薬を受け取って飲み始めた。これで今日すぐにでも死ぬことは無いはずだ。一応魔眼で観ておくか……あ……先輩の寿命が残り三年まで減ってる。


 これは言わないわけにはいかないよな?


「あのー凄く言い難いんですが、先輩の残りの寿命は三年です。この二人と仲良くし過ぎましたね」


「はぁ!!」


「嘘!! 槍田先輩魔女の秘薬飲んでいなかったんですか!?」


「先輩……大丈夫って言っていたからてっきり……」


「おい! どういうことだ説明しろ!」


「単純な話です。やり過ぎです……本来サキュバスとこういうことをする時は魔女族が調合した秘薬を飲んでからするべきなんです。でないと足りない精気を寿命と言う形で支払うことになります」


 これも中学で習うんだけどなー。俺の説明を聞いた槍田先輩はワナワナと震えると俺につかみかかって来た。


「訴えてやる!! 勝手に人の寿命を奪いやがって!! タダで済むと思うなよ!!」


「確認ですが先輩は二人を食事に誘ってからこういう行為をしましたか?」


「ああ!? そうだけどそれがどうしたんだよ!!」


「異種族法第二百十三条 淫魔族法に抵触します」


「異種族法第二百十三条 淫魔族法? なんだそりゃ?」


「異種族法とは異種族間の常識の違いによるトラブル対策の法律です。中でもこのサキュバス法は有名ですよ。簡単に言うと、淫魔族は相手の同意なしに精気を吸ってはいけない。また淫魔族相手に食事目的で行為を行う際に発生した負担は自己責任とする。そしてここからがポイントですが、食事と勘違いさせて行為を迫ることは強制わいせつと同じ扱いになります。これは淫魔族を守るためでもありますが、同時に相手を守るためでもあるんです」


「お、俺は知らなかったんだ!! そんなの無効だ!!」


「この異種族法は基本的なことや淫魔族法みたいな重要な法律は中学で習うんですよ。だから知らないは通りませんし、言ったところで法律は知らなかったでは済まないんです」


 俺の言葉に槍田先輩は力なくへたり込んでしまった。そらそうだろう、残りの寿命は三年ですなんて言われて平気な人間なんて存在しない。


「知り合いの魔女族の人に相談しましょう。もしかしたら上手くいけば人並みの寿命が取り戻せるかもしれませんし。最悪人間辞めると言う方法もありますから」


 俺の言葉に返事がないけれどきっと聞こえていると思う。槍田先輩が失った者はあまりにも大きいけれどまだ希望はあるはずだ。せめてもの責任として出来ることはやらせてもらおうと思う。


 俺の後ろでは裕理と瀬良がヴィルシーナに怒られていた。


「見るからに馬鹿そうな先輩でしょうがー!! ちゃんと見ていれば二人が淫魔族だと言うことを理解していないってすぐに分かったはずだよー!! どうすんの残り寿命三年にしちゃってー! 二人共しばらく食事禁止!!」


「「……はい。ごめんなさい」」


 二人とも反省しているようだけれど今回のはかなりマズい。しっかりと罰は与えないとな。


「俺からも次期淫魔族当主として罰を与えるね。二人共一ヶ月の行為禁止」


 淫魔族に行為禁止何て言うのはかなりの罰だ。どのくらいかというと犬に散歩を禁止するとか、猫に箱に入るのを禁止するくらいの罰だ。


「そ、そんな!! 正ちゃんそれはあんまりだよ!」


「お、お兄ちゃん……許してぇ」


「謝る先が違うだろう?」


 俺に言われてはっと先輩のことを思い出した二人は深々と頭を下げた。


「ごめんなさい槍田先輩。美味しくてつい食べすぎちゃいました。男性としては少しも好みじゃなかったけれど本当にとっても美味しかったです。本当にごめんなさい」


「私も謝ります……食事としてしか見ていませんでしたけれどこの二ヶ月間楽しかったです。本当に申し訳ありません」


 あ、先輩の心が折れた音がした気がする。


 何か本当に……可哀そうだなぁ。







 それからのことだけれども、先輩は寿命が尽きたら特例として淫魔族として転生することになった。転生したら今度こそ俺から裕理と瀬良を奪ってやると息巻いていたけれど、淫魔族は同族から精気を吸うことは出来ないから二人からは見向きもされないだろうなぁ。

 実際二人からは最近視界に入れてもらえていないようだし。あと気が付いていないみたいだけれど、淫魔族になるということは俺の眷属になるということなんだけれど……分かっていないんだろうな。


「ほら、正ちゃん。今日はデートの約束だよ」


「そうですお兄ちゃん。今日は一日私達に付き合ってくれると約束しました」


 おっと二人が呼んでいるようだ。待たせると機嫌が悪くなるし急いで行こうかな。


 しかし、本当に……ごめんなさい先輩。

八島正吾:次期淫魔族の王。見た目は淫魔族ではないけれど、歴代の王よりも強大な力を持っている。母譲りの魔眼で魅了も使えるが、食事をする際にはちゃんと口説いてからという自分ルールがある。容姿は普通だけれど、淫魔族らしく女性を口説くのは得意。ただ、浮気はしない主義で食事以外で手を出すことはしない。


久留間裕理:銀髪で赤い瞳という典型的な淫魔族の見た目の巨乳少女。淫魔族らしく美少女だが、サキュバスとしての価値観で生きているために口説こうという猛者はいない。男性としては正吾に忠誠に近い愛情を抱いているので浮気はしない。かなりのサキュバス的な大食漢。


八島瀬良:典型的な淫魔族としての見た目のヒンヌー少女。一部にコアなファンがいるが、ある意味裕理以上にガチなサキュバスなのでやはり口説こうとする猛者はいない。かなりサキュバスよりな性格な故か兄である正吾に異性としての愛情を抱いている模様。もっとも淫魔族としては禁断でもないので本人は気にしてもいない。やっぱりサキュバス的な大食漢


槍田先輩:裕理と瀬良を二ヶ月まともに相手にして死ななかった猛者。もっとも知能や才能は全て性的なものに使ってしまっているので常識である異種族法すら知らなかった物凄い馬鹿。道路交通法を知らないと言っているレベルと言っても過言ではない。淫魔族として転生したものの、正吾との格の違いに心が折れてサキュバスに転向してしまった。以降は裕理や瀬良と仲が良い。


淫魔族:サキュバスとかいった性的な魔族をまとめた呼び方。淫魔族が食事をすることは浮気にはならず、問題にもならない。基本的には同意ありでの食事しか許可されておらず、一人から集中して奪うことは無い。ちなみに淫魔族はハーレムも逆ハーレムも有りだが、恋人以外には本性の魔族としての姿を見せることは無い。恋人以外に魔族としての本性を見せることは浮気に当たる。もっとも恋人が一人とは限らないが。

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もはやジジイなワタシはまずブラバが解らず調べる事になったよ…………。 寝取られざまあ? 先輩とは価値観が違いすぎた淫魔たち。寝取ったつもりだったのに…………。哀れなり。 心が折れてサキュバスに転向…
[一言] いい気になって調子こいてるゴミが折れる様を見るのは気持ちが良いなああああああああああああああああああああああああああああwww
[一言] この作品は本当に楽しかったです。 王道展開でのNTR作品をたくさん読んだので、こんな珍しいNTR + TSFはとても楽しいです!そして、私はサキュバスと淫魔化が好きなので、この作品をさらに楽…
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