☆番外編☆~アイスマンサッカーをする~
週末、我が家は保育園状態になるので休稿させていただきます、いつも読んでいただいているのに誠に申し訳ありませんorz
アイスマンは筆をとめた。楽しみにしている、サッカー皇国代表の試合の時間だ。
正直、
『スゲ━━━━━━━━!!』
アイスマンが熱心に応援していた20年前とは技術が段違いに違いますね…。
…なんだか20年前の苦い記憶がよみがえってきました。
~再び20年前~
『サッカーチームメンバー募集!どんな下手くそでも構いません!』
うーむ…
どうも【どんな下手くそでも】って文に心惹かれますね。
アイスマンの6歳上の兄は、サッカーが好きです。アイスマンは兄のチームの人数合わせのための参加に備え、サッカーシューズとキーパーグローブを兄に買ってもらっていました。
『おぬし、野球はどうした?』
野球の神様からクレームが来たようですが、気晴らしの浮気です。許してください野球の神様<(_ _)>ペコリ。
…ってことでゴールキーパーという条件で、参加予約。
いやいや…野球の予定はない日ですよ(滝汗)。
当日行ってみたら、なんだかいいグラウンドですね…。
渉外役のハチマキさんに案内されました。
「…はぁ?」
聞いた耳を疑いたくなりましたが、ここタコヤキ侯爵領では知らぬ者はいない大商会アンネリースのサッカー部だそうです…ダマサレタヨ…(´;ω;`)ウゥゥ
「でね…作戦があるのですよ…」
「はぁ…」
なんだか話を聞いてみると、どうもゴールキーパーではなく、フォワードをやってほしいそうです。
「あの~ドリブルもできませんが…?」
…なんだか、『そんな奴がサッカーやるな!』みたいな声が聞こえてきそうですが、無視させていただきます(キッパリ)。
「動き方はですね…」
どうやら囮のようです。相手は3バックだそうで、ボール取れなくていいからずっとプレッシャーをかけてほしいとのこと…。
なんだか不利なのが前提の弱者の作戦のような気がしますね…。
良いグラウンドなわけですわ…、相手は皇国で知らないものはいないといっていいほどの超有名な商会ですね…。
「ピー!」
笛が吹かれちゃいました。とりあえず囮なのでボール追いかけます。あー自分は足遅いですね、仕方ないですね…。
ウチの7番も10番も最終ラインにいますね…、明らかに引き分け狙いですね…、というか背番号も変えないと偽装作戦の意味ないような気もしますね。
『あらら…、点とられちゃいましたね…』
「フォワード、プレス甘いぞ!」
『はい?』…絶対今の失点は私のせいではありませんよね?』
開始10分で3点取られました(´・ω・`)
相手はもう攻める気はありません。もうディフェンスラインでボール回して遊んでいますね。困るのはウチの陣地で回されることです。3点取られて引いて守るウチの作戦が謎すぎますが…。
とりあえず必死に球獲りに行きます、案の定下手くそのプレッシャーなぞものともせず、パスを回されます。
『きつつぃわぁぁぁぁ…><。』
前半30分、ウチのトップ下に珍しくボールが入りました。トップ下とはいえ、私と同じく今日初めての方です。
囮らしく、力を振り絞って相手のディフェンスラインの裏に出るふりを…
「ぇ?」
思わず声が出ました。なんと私へのスルーパスです。貴方聞いていましたよね?、私が囮だってことを…。
パスが上手だったので私の足元にボールが収まります。
『はい、2列目…!?』
…2列目どころか、サイドも上がる気配なし…。
『やる気あるのか?!』
正直、こんなに無駄走りを実感した日はありませんでした。
その後、自分で交代を申し出ます。のんびり見ていましたが、その日は安定して3-0でございました。
ただその後、家に帰った後、30分も走った私に神様からのプレゼントが…、体重めっちゃ減っています(`・ω・´)b やっほー♪
そのあと、事件は起こりました。
「はい!?」
『貴方は、下手くそにもほどがあるので、採用は見送らせていただきます』
「はい!?」
なんども見直しますが、同じことが書いてありますね。
なんとも言いようがないアイスマンの歴史の1ページでした。
目の調子はフラフラしております。
いつも読んでいただき有難うございます(感謝)。