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素人が助っ人!?~人数が足りないときは素人でも神様な件~

お読みいただき感謝感激です(`・ω・´)ゞ

ポッコーン・コロコロ・・・


野球素人のアイスマンことわたくしは、今日も仕事帰りにバッティングセンターです。もう常連になってしまって、1時間単位の時間貸し契約です。バットも持ち込みで、バッティンググローブはもう何回破ったか数えていません。


ポッコーン・コロコロ・・・。


我ながら、全然上手じゃないですね。でも最初のころに比べればずいぶんマシになりましたが、なんだか不満です。


ぴろぴろり~ん(´・ω・)?

電話ですね。


「もしもし・・・」

電話の向こう側はホッパーさんのようです。どうやら知り合いのチームに急に欠員がでて、大急ぎで人員を確保したいようです。


「かまいませんよ」

そう伝えると、ホッパーさんは安堵したようで、スパイク以外は手ぶらで大丈夫ということを言われました。どうせ今度の休みも暇ですし・・・ぇ?彼女?いるわけがないじゃないですか、ははは・・・。


「アイスマンさんですね。今日はお世話になります。私は代表の・・・」

当日、駅まで迎えに来てくれた方はフンメルさんという方だそうで、私の到着を満面の笑みで迎えてくれました。


「あの~、ほぼほぼ素人なのですが、大丈夫ですか?」

ちょっと心配になって聞いてみました。期待されると困りますもんね。


「ええ大丈夫です。ホッパーのやつから聞いております」

どうもホッパーさんとフンメルさんは仲良しのようですね、良いことです。


「今日の我がチームにとって貴方は神様ですよ」

『か、神様!?』額面通りに受け取ってはまずいのですが、人に感謝されるのは大変うれしいですね。なんのことはなく、後年アイスマンは自分のチームをもったとき、この神様という意味を思い知ることになるのですが・・・。


「Mサイズでしたよね?あとはこれで足りますか?」

革袋を渡され、中を確認すると、銀貨2枚と銅貨5枚が入っています。


「あの・・・」

お金は交通費とお昼ごはん代だそうです。

断ろう!と思ったとたん、フンメルさんの眉間にしわが寄りました。

『怖い!』


「いや、ありがとうございます」

間髪入れずにそう伝えると、フンメルさんはまた笑顔に戻りました。


「あと、これが今日のユニフォームで、悪いけど今日はライトで8番ね」

おふぅ…『ライパチ君』実は初めてです。


「今日は君のお陰で試合ができるよ、ありがとう」

背番号10を付けた主将らしき方からもお礼を言われます。

 

 こんなに感謝されることって滅多にないですよね…。


 少しだけキャッチボールをした後、整列します。




「えーっと、キンキール町A級の1回戦を執り行います、一同礼!」


え?今、審判さん何て言いました?A級ですって!?


 なんだか身分不相応なとこに来てしまいましたね。

 ホッパーさん恨みますよ…。


『うわぁ~、相手のピッチャー球速いわぁ…』

デッドボールとかいたそうです…。

一回の表のこちらの攻撃がおわり、守備につきます。


『神様!今日は球が飛んできませんように…』

いつもは守備機会が欲しいですが、今日だけは要りません。本当に要りません。


こうして神様扱いされたのに、もう神頼みをしているなんだか情けないアイスマンの初めての助っ人参加の試合でした。


少しづつですが、毎日投稿できるといいなぁ…(;'∀')

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