第九話 神様ポイント
俺は絶句してしまった。だってこの神様ポイントのパネルの内容って
「俺の元いた世界の商品が売ってある。」
どうやらポイントを消費してパネルに載ってある物が交換できるらしい。1回試してみるか。
今、俺の神様ポイントは10しかない。この中で交換出来るのは、元いた世界で有名なお菓子。「まいうスティック」しかない。
仕方がない。実験の内だから。交換というボタンを押すと。目の前に「まいうスティック」が出てきた。
「おー味も変わらん!さくさくしておいしー!」
この神様ポイントって通販サイトのポイントと同じだな。
下にスクロールしていくと1億ポイントで神様と載ってあった。なるほど。これを最終目標にすればおっけーだな。
「他にないかなー?」
また下にスクロールしていくと元いた世界でよくやっていた「太鼓の極み」が五千万で載ってあった。めちゃめちゃやりたい!
けど神様ポイントが五千万はちょっとねー高すぎるわ。
気付いたらステータスを開けてから一時間が経とうとしてた。
「そろそろ寝るか、明日が楽しみだ!」
俺はベッドに入った。
―――――――――
朝
俺は森の奥まで来ていた。ここなら誰も来ないだろう。
「今日は瞬間移動を試してみようか。」
とは言ったもののやり方が分からないな。
「ステータス」
瞬間移動・・・自分が行ったことがある場所に自分や物を転移することが出来る。
使い方は行きたい場所をイメージするだけ。
「なるほど。試しに自分の部屋に行ってみるか。」
「瞬間移動!」
一瞬瞬きした間に俺は森から自分の部屋に移動していた。
「瞬間移動!」
もう一度唱えると、さっきの森に移動してた。
「これはすごい。魔力はどのくらい使うのだろうか?」
「ステータス」
名前/フェンディ=ネス
種族/人間
年齢/3歳
レベル/25
HP/589
ATK/89
MP/16865/18865
属性/火、水、土、風、雷、光、闇、無
スキル/詠唱破棄
神からの贈り物/瞬間移動、全魔法適正、アタックキャンセル、????、????
創造神からの贈り物/????
そういえばワイバーン倒したからレベル上がってたんだった。
「瞬間移動は1回で千くらいか。」
今は、魔力がだいたい一万八千くらいだから連発は避けよう。
「グギュルルルルー」
そろそろ日がてっぺんになる時刻だな。
ここ、森の奥にくるまでに歩いて4時間かかったからな。仕方がないか。
今から歩いて戻ったら夕方になってしまうな。
「こういう時の瞬間移動だよ!」
「瞬間移動!」
今度は自分の部屋ではなく屋敷の裏側に瞬間移動した。
「あら、ネスじゃない。おかえり。」
そこには花壇に水をあげ終わったと思われる母さんがいた。
「見た?」
まさかと思いつつ恐る恐る聞くと、
「見たわよ。あれはステイシア様が使ったとされている瞬間移動ね。」
「なんだ。母さんわかってたんだ。」
「ええ。ステイシア様が使った魔法は有名だもの。
それより昼食を食べに食堂に行きましょ。今日の昼食はワイバーンの肉が使われてるらしいの!楽しみだわ!」
「うん!」
俺も頷いて母さんについてった。
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