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死んだ俺が神様になるまで  作者: 白髪奈塚
第1章:フェンディ=ネス
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第十六話 精霊魔法

「ネス。次は何をするんだい?」


今日も俺達2人は森の奥で魔法の練習をしに来ていた。


「今度は「レイ」を、空中でマルの形や三角の形にしてもらう。」


「わかった!やってみるよ!」


「レイ!」


「最初はマルの形をイメージ。マルの形をイメージ。」


そこにはマルの形をしたレイがあった。


「エイクやるじゃん。これだったらOKだね。」


「やったあ!」


魔法は詠唱の前にイメージが大事。それがわかってるエイクはすげーな。やっぱり才能あるかも。


「じゃあ次は「レイ」の球を10個作って空中で留まらせて。」


「えー!?いきなり難易度高くなってない?」


「早くやる。」


「はーい。」


「あとエイク。」


「何?」


「僕、今から試したい魔法があるから、出来れば少し離れてもらってもいい?」


「いいよ。あそこの木の後ろら辺にいるから、試し終わったら見に来てね。」


エイクは走っていった。


これから俺が試す魔法は精霊魔法。


ガインウルフを倒したことでレベルが上がり、スキルの項目に増えていたのだ。


ちなみに精霊魔法は詠唱破棄が出来ないらしい。

だから人がいないこの場所でなら詠唱を言える。



「我の火属性を糧とし現世に顕現せよ!イフリート!」


俺の中から赤いコアみたいなものが出てきた。そのコアが徐々に火を纏い始め、最終的には3メートルくらいの巨人になっていた。


「おお。これはすごい。」


・精霊魔法は自分の使える属性1つをコアとして精霊を召喚する。


・精霊の強さは持ち主の魔力の大さ、潜在能力に比例する。


・精霊が出ている間は精霊がコアとしている属性以外は使えない。だが精霊が出ているあいだはその属性は精霊のレベルによって限界まで引き上げられる。



つまり精霊魔法とは精霊を召喚すること。


「とりあえず、こいつのステータス見とくか。」


この前教えてもらったのだが他人のステータスを見ようと思えば相手の意識があれば自分と同じように見れるらしい。


「ステータス」



名前/イフリート


種族/精霊


年齢/無し


レベル/36


HP/200000


ATK/30000


MP/100000


属性/火


スキル/詠唱破棄、同一化、完全燃焼


「おお!」


こいつはすごい!ていうかもう色々化け物だな。

とりあえず危ないから引っ込めるか。


「戻れ!イフリート!」


炎の巨人は形を崩し、赤い色をしたコアが俺の中に入っていった。


「ネスー!出来たよ!見てもらってもいい?」


向こうからエイクが走ってきた。ほんと早いな。


「いいよ。見せてみて。」


「レイ!」


するとレイは俺の言った10個を超え30個を作っていた。しかも形を変形させ自由自在に操っていた。


「は・・・はあ!?」


「すごいだろー!」


「すごいだろーってエイク、お前何したの?」


「いや特別なことはしてないよ。ただ」


「ただ?」


「僕は教えてもらったことをそのままやっただけだよ。僕は最初教えてもらってから理解するまで遅いけど、理解したらだいたい応用はできるんだ。」


うん。絶対それだ。てか俺いらんくない?


「じ・・・じゃあ魔力コントロールが出来た次は魔力を増やそう。」


「え!?魔力って増やせるの!?」


「増やせるんだよ」


「どうやって?」


「ただただ魔力を使い切るだけ。」


「それだけ?」


「うん。それだけ。」


「意外と簡単そうだね。」


「じゃあそれを6歳まで毎日、ずっとな。」


「うん!わかった・・・て、ええ!?」


「なんだよ?」


「6歳までってあと2年も!?そんなの長すぎだよ!」


「魔力量を増やしたいならそれしかない。それに今のエイクの魔力量なら上級魔法は決して使えない。そのために今から3年間応用の練習をしつつ魔力量を増やしていく」


「わかったよネス。」


俺とネスは魔法の練習に戻った。








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