表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/12

うさぎのお巡りさん ⑦


 家までの道すがら、携帯が壊れたことを説明すると真っ二つになった携帯を見て唯花は涙ぐんだ。


「痛そう……」


 そう呟き、携帯を撫でている姿に若干吹き出しそうになったが当の本人は至って真面目。そんな唯花を宥めるように、明日携帯の買い換えに付いて来て、と言って終わった。




 翌日、会社帰りに駅前のショップへ向かう。

 連絡手段がないからショップで待ち合わせることにしたが、着いてから失敗したと思った。

 ショップは駅からすぐではあるが、そんな距離でも迷うのが唯花だ。けれどここで行き違いになっても困る。

 考えあぐねて唸っていると、店員の一人が声をかけてきた。


「お悩み中ですか?」


「あ、いえ……あれ? 君……」


 振り返った先にいたのは昨日ぶつかったあの少女だった。


「昨日の……」


 彼女も驚いた様子で口元に手を当てた。

 昨日は私服だったため、幼い印象だったのだが、今はきちんと制服を着ていて印象がまるで違った。


「昨日は本当に申し訳ありませんでした」


「あ、いや。こちらこそ、ボーっとしてましたから」


 ペコペコと二人揃って頭を下げ合う。そんな自分たちの様子が滑稽に思えて、笑いそうになった。

 すると彼女も同じだったようで、目が合うと恥ずかしげに笑った。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ