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チート?異世界?ばっちこ~いっっっ!!!

突然、書きたくなりました


また勢いとノリで無謀な事を……

「ただいまぁ~」



俺、榊 月夜は自宅に帰り着き、二階にある自分の部屋へと向かった


おっと、一応自己紹介しておこうか


榊 月夜、17歳。高校二年生の男子学生だ。

外見は何処にでも居る、至って普通の外見だ

黒髪に黒い眼、身長も170位で体系は痩せ形。

趣味はゲームと読書…っても、読書はマンガとラノベオンリーなんだけどね。


そんな俺は今日も学生としての業務を全うして、今、帰宅した訳だ。


「今日は何しよっかな~?小説の続きを読む?いやいや…ゲームをする?」


独り言を呟きながら部屋の扉を開ける


「あ、おかえり♪」


「おぅ♪ただいま♪」


部屋には紅い髪の少女がマンガを読みながら、ポテチとコーラと言う最強装備をしていた。



「…って、お前ダレだぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」


つい絶叫してしまった。

いやいや、仕方なくね?

だって、学校から帰って部屋に入ったら見知らぬ少女がくつろいでるんだぞ!?

良く観ると、紅い髪が良く似合う眼がクリッとした美少女だった


コレはアレですか??神様が俺に授けたもうたご褒美で、俺の恋人候補!?それとも、妹!?俺には妹属性があったのか!?


一人で身体をクネクネさせながら天を仰ぎ「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」と唸っていたら


「ていっ!!」ペシンッ!!


少女に後頭部を叩かれてしまった。


「あいたっ!?」

「落ち着きなさいよ。自己紹介するわね…。私はダリア、一応この世界を管理している神様なの」


……ハイ?カミサマ?


俺が呆けて少女…ダリアを観ていると


「貴方、私の暇潰しに付き合いなさい」


ビシィッ!!と効果音が聴こえる様な感じで指差された俺。


暇潰し…暇潰し…


「なんじゃそりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

「うっさい!!世界を管理する神様って言っても、あんまりやる事なくて退屈してんのよ。んで、ランダムに選んだ人間を異世界に放り込んで、その後の人生を鑑賞して楽しもうかなぁって思ったワケ♪」


グッと親指を立てるダリア。

いや…そんな満面の笑顔で「私スゴいっしょ!!」みたいな態度に出られてもねぇ…


つーか、この展開についていけてる自分がイヤになりそう…


「異世界ねぇ…楽しそうだし、ラノベやゲームやマンガみたいな展開だが……ばっちこ~いっ!!こちとら近年退屈してたし、異世界行けたらなぁ~とか考えてたから、ドンと来いだぜ!!」

「お♪話が早くて助かるよ♪ごねられたり断られたら、他の人探すのメンドクサイからね♪」

「こんな楽しそうなイベントを誰が譲るか!!」


俺はニヤリと笑う


「で、俺はどんな世界に飛ばされるんだ?」

「剣と魔法のファンタジーな世界♪楽しそうじゃない?」

来た!!剣と魔法の異世界!!

俺はガッツポーズを取りながら涙する


「お~い……帰ってこ~い」


ハッ!!嬉しさのあまりに、ちょいとトンでしまったぜ。


「スマンスマン。で?」

「ん?」


二人して首を傾げる。


「いや、だから…異世界に行くなら何か能力くれるんじゃないのか?」

「あ~…欲しい?」


ダリアの言葉にコクンと頷く俺。


「どんな能力が欲し「思いっきりチートなヤツ!!」………言うと思った」


ダリアは呆れながらも掌を俺に向けてかざす。すると、俺の身体が光りだした。


「何だ?」

「とりあえずチートって事だから、貴方の知ってるマンガ、ゲーム等の能力や技を自由に使える様にしたから」


な……なんですと?


「マジ?」

「マジ」


ひゃっほう♪………ん?待てよ?


「あの~、ダリアさん?」

「何?」

「一つ質問があるのですが…」

「?」

「何かを犠牲にしなきゃ発動しない能力は、やっぱりその通りなのか?」


例えば、某錬金術とか…


「いや、そ~ゆ~のは無いから、安心してバンバン能力使ってよ♪」


うぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ♪ビバ、ご都合主義!!


「さて、説明も終わったし、早速行ってみようか♪」


ダリアが笑顔で言うと、部屋の中が真っ暗になった。


「?」


キョロキョロと辺りを見回していると、ダリアの声が闇の中に響く。


「これから行く世界で、貴方は自由に生きなさい。私との繋がりは消えるけど、私は常に貴方を見守っています。榊 月夜…貴方のこれからの人生に幸多き事を…」


次の瞬間、俺は…………落ちた。



「ちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」




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