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詩全集2

少し出来すぎたぐらいが丁度いい

作者: 那須茄子

「ありがとう」と答えれば


「どういたしまして」と返ってくる


何気ない世界を私は大事に生きていたい


毎日遅く帰るあの人とも


そういうやり取りを繰り返していたい



少し出来すぎたぐらいが丁度いいから



何かの理由付けであの人が早く帰って来てくれないかな





暮れる空を眺めることの方が多い


最近は会話らしい会話を交わしていないや


ただ無駄につけているテレビの音が反響して


独りぼっちという寂しさを募らすだけ



なにか良いことでもないかなっ


それが ”もしも” であって欲しい


少し出来すぎたぐらいが丁度いいんだ




「ありがとう」と答えれば


「どういたしまして」と返ってくる


何気ない世界を私は大事に生きていたい


毎日遅く帰るあの人とも


そういうやり取りを繰り返していたい





「お帰り」

「ただいま。今日は早く帰ってこれたよ」


「うん。いつもありがとう」

「どういたしまして」



内容なんて本当にどうでもよかった



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― 新着の感想 ―
[良い点] ちょっとせつなさを感じさせつつ、ラストの花が開く様なあたたかさ
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