THIS IS AMERICAN STYLE!
〜戦列艦の乗組員目線〜
「ついに異世界を征服する時が来たな!」
「あぁ、これだけいれば余裕だろう。異世界人共に俺たちの力を見せつけてやろうぜ!」
「王も異世界人はただの野蛮な奴って言ってたし、文献にもそう書いてあるからな」
油断しているな…まぁ、彼らの言う通り、100隻も居れば征服するのは余裕だろう。多すぎるくらいだ。
「そろそろ時空の穴を抜けます!」
さぁ、どんな世界かな…
〜アメリカ軍目線〜
「ま、間違いありません、戦列艦です!」
この報告に艦隊の全てが動揺した。
「タイムスリップしてきたのか?」
「ハリウッドかなんかの撮影だろう」
「でも現代船が1隻もいないぞ、さすがにおかしいだろう」
艦隊司令官もどうすればいいのか分からなった。しかし、どうすればいいのかは向こうが示してくれた。
「戦列艦、こちらに発砲!攻撃してきました!」
「な!?距離を取れ!十分に取れたら反撃を行え!」
イージス艦15隻、空母1隻で構成されている艦隊は速力最大で距離を取り、反撃を開始した。
「全兵装自由使用許可!」
イージス艦の主砲から大量の砲弾が放たれた。相手は木造の戦列艦。当たれば木っ端微塵に吹き飛ぶ。だが、それでも手加減しないのがアメリカ軍である。
「艦載機、発艦!」
空母から大量のF18が放たれたのである。
異世界軍の悪夢はまだ続く…