帝都初観測
連合国軍は対岸の帝国軍を殲滅した後、アメリカ軍は本国から送られてきた、M728戦闘工兵車を使用し、簡易的な橋を建設することに成功した。それにより対岸への進撃は可能になり、ジャングルの中にあった都市「グーズ」の占領に成功した。
〜前線司令部〜
「司令官、少しよろしいでしょうか。」
「少将、どうした?」
「リューリュク郊外に、空軍の滑走路が完成しました。よって、A-10の迅速な航空支援が可能になりました。あと、本国からU-2が2機到着し、すでに偵察へ向かいました。方角は、我々の進撃方角と同じです。」
「よし、わかった。とりあえず、U-2の偵察が終わるまではこの都市で待機とする。他の軍にも伝えておいてくれ。」
「了解しました。」
〜U-2機内〜
「…都市発見、友軍から50キロ地点。」
「撮影開始…完了、偵察を続行する」
「司令部、グーズから10キロ地点でジャングルは途切れた。周囲は草原。グーズから50キロ地点に中規模の都市を発見。周囲に集落は見当たらず。送れ。」
『こちら司令部、了解。引き続き偵察を続行せよ。」
〜2時間後〜
「…都市だ!でかいぞ!」
「よし、撮影開始。」
この時、U-2はすでに多くの都市や集落、軍事施設を発見していた。このときU-2のパイロットは知る由もなかったが、この時発見した特段大きなこの都市は、帝国の首都である「ガリウス」だった。この偵察により、連合国軍が使用できる兵装の中に長距離ミサイルが加わることとなった。