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洞窟内
「こちらα、洞窟内に侵入。どうぞ」
「こちら司令部、中の様子を報告せよ」
「現在トラップ及び敵影なし。このまま探索を続行する」
「了解。十分に警戒せよ」
洞窟内に侵入したNavy SEALSは通信が途切れないようあえて有線の通信機器で通信を行いつつ、慎重に進んでいた。
「止まれ。トラップだ。」
「解除しますか?」
「ああ、頼む」
「これ見た感じクレイモアですよね…なんでこんなところに…よし、解除完了。…ん?」
「どうした?」
「ここに製造年が書いてあります。【1962年製】と書いてあります。」
「ベトナム戦争時代の物…ということか。司令部、洞窟内にトラップを発見。解除した。形状はクレイモア対人地雷に酷似しており、構造も同じだ。製造年数は1962年製と記載してある」
「こちら司令部、それは本当か?」
「あぁ、間違いない」
「隊長、もしかしたら我々よりも先にアメリカ人が何らかの理由で来たのかもしれませんね」
「これだけ厳重にクレイモアを置いているんだ、この先に何かしらあるはずだ」
この後もいくつかのクレイモアを解除しつつ作戦を続行した。