表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/36

32.

 急に全身が震えだしたイワンは、服の中に隠し持っていた短剣を抜くと、ドミトリーに飛びかかった。


 しかし、ドミトリーは素速く身をかわし、イワンの短剣を持つ方の腕を手刀で叩く。短剣を床に落としたイワンはドミトリーにつかみかかろうとしたが、後ろに飛び退いた彼の左右から躍り出た兵士たちに取り押さえられた。


「無能な放蕩王子はこの国の恥じゃ!」


 抵抗するイワンの叫び声に、頭を掻くドミトリーは、「まあ、それは否定はしないが」と前置きし、


「だからって世継ぎを殺す理由にはならんだろうが? 爺さんが王位を乗っ取るってーのが本音じゃねーのか? つまり、俺を亡き者にした後で父上の寝首をかくとかな」


「ぬぬぬ!」


「顔に書いてあるぜ。衛兵! こやつを投獄しろ!」


 なおも暴れるイワンは、屈強な兵士たちに引きずられるように部屋の外へ連れ出された。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ