遠い記憶
見渡す限り火の海...
周りには、負傷している人が数名
その中心に少女がこちらを見て微笑む。
「これが君が望んだ世界」
その少女はこちらに近ずき、俺の手を握るその瞬間俺は気を失った。
ふっと目が覚める。
「夢か...」
夢だと確信して、いつも通り学校へ行く準備をする。
当然だが、俺はイシュレッド・アルフェストだ。
みんなからはアルて呼ばれてる。
歳は17歳。普通の高校生だ。
自己紹介してる間に学校の準備は完璧で玄関へ向かう。
靴を履いてドアを開けてると家の門前で待っている少女がいる。
「おそーい。こんな美少女が毎回毎回迎えにきてあげてるんだから感謝しなさいよ!」
この美少女の名は、アリシェッタ・エルモース。通称アリエル
俺との関係は、そうだな俺の幼馴染みかな。
「いや、美少女だと思ってないし、毎回来てくださいなんていってねぇーぞ」
そう言うとアリエルは顔を膨らます。
こりゃー完全に怒ってるな
「ワリィ、ネボケテテビショウジョダッテワカラナカッタ」
棒読みで俺はアリエルの機嫌をとろうとする。
「そんな棒読みで機嫌が治ると思ってるの!?まぁ、でもちょっとだけ嬉しいからさっきのことは許してあげるわ」
何とか機嫌はとれたようだ。
「さぁ、学校行こぜ 。遅刻するぞ」
「待ってよー」
2人で走って学校に向かうよくある日常的光景だ。でも、今日はなんか変な感じがする。
学校の付近になるといきなりアリエルが止まる。
「どうした?疲れたか?」と俺は聞くと
「あ...あなたは、ま...また繰り返すの?」
こんな話し方のアリエル見たことないのに、
無いはずなのに何故か心が痛い、今日見た夢を思い出す...