表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お前らいい加減にしろっ(A)  作者: 加賀函館
第4章 マインの詩
54/72

052話

欧州の話しからの亜細亜の話し

 ハワイを捨て石にするのは気が引けたが、艦隊を置いておく事は、先ず不可能であった。フィリピン救援に向かわせるのであれば、グァムに配置するか、オーストラリアに置かせてもらうかのどちらかしか無いだろう。

 だが、全戦力を配置できる訳では無く、本土防衛の為に一部は残さなければならない。特に、超丙型巡洋艦に対応するため、1個艦隊は最低限西海岸に配置し、北部航路防衛の為にアラスカに1個艦隊。フィリピンに2個艦隊、グァムに2個艦隊が最低限必要である。

 つまり、ハワイにおける艦隊は補助戦力の潜水艦隊程度で、それもすぐに前進させてしまえば、完全に後方基地となってしまうだろうが。

 ソ連との連携も考えなくは無かったが、イズモクラスとの遭遇戦が発生する確率が高いため、断念している。

 正直な事を言えば、戦力がいくらあっても足りない。日本帝国の主戦力は、第1、第2、第3、第4、第5、第8、第10の水上及び航空艦隊であり、他は潜水艦隊や護衛艦隊と言っていいだろう。最低、この7個艦隊を撃破できれば勝てるのである。ニーナには申し訳ないが、英国も8個艦隊に匹敵する数を揃えており、こちらも10個艦隊を数えている。

 だが、嫌な予感は消えなかった。何が、一体何が問題なのであろう。そう、頭をひねるしかなかったのである。


 続々とシンガポール防衛の為に部隊が到着し、各々指示された場所へと移動して行く。これから戦争になるのだが、軍備状況はよくないと、サラメアから応援にやってきた彼女は言う。

 エーマと名乗った彼女が言うには、特に航空機の性能が不足していると言う。もっと、高空戦力の拡充が必要だとも。

「どこまで高く飛ばそうと言うのかね」

「最低でも1万m…、3万ft前後は飛べないとダメだ」

「日本共和国対策ですかな?」

「いや、日本帝国対策だ」

 日本共和国によって強化された日本帝国は、以前とは比べ物にならない技術力を持っていると説いてはいるのだが、どうもそうは思えなかった。

 そもそも、本当に日本共和国がここに来るかさえも分からない現状では、余計な事なのではないかとも思えていた。

 つまり、この大規模な軍備に対して、日本共和国が怖気づく事が期待されており、当初の増備計画よりも、量が増えた事は素直に喜ぼうと思う。

 それでも、余所から来た軍人にとやかく言われる筋合いは無い。確かに彼女は、あのモントゴメリーが認める知将ではあるが、北アフリカと東南アジアでは、戦い方は全く異なるのだ。

「卓上演習がしたい?」

「ああそうだ。君の考えも見ておきたいのでね」

「別にいいが…。それなら君は英国軍司令。私は米国軍司令。サージトッシに、日本共和国及び日本帝国司令をやって貰うと言うのはどうだい?」

「うむ、構わないさ」

 後日、時間を設けて卓上演習をすると口約束をしたが、それがあのような事になろうとは、この時は全く思いも寄らなかったのだった。


 指定された部屋に入ると、壁ギリギリまで広げられた地図に、六角形の模様がズラリと並んでいた。

 彼女の持ち込んだ卓上演習を行う装置であるらしく、天井に吊るされた投影機によって床一面に南シナ海を中心とした地図が投影されている。

 北は、日本の北海道。南はオランダ領スマトラ。東はニューギニア西方部。西はインドまでの広大な広さであった。

「ようこそ司令官殿。さて、ルールを説明しようではないか」

 通常の卓上演習では、面白くないと言う事で、日本側が侵攻してくるであろうルートをいくつか策定し、サージトッシには自己判断でシンガポールを目指す様に指示を出したそうだ。

 通常の演習では、1つの戦いを取り上げる事が常識だが、まさか戦略までも考えさせるとは……。面白いではないか。

 と、今回に限ったルールの説明を受けた。


・英米側の勝利条件は、敵揚陸艦隊の全滅。または、揚陸した陸上戦力の全滅。

・日本側の勝利条件は、シンガポール及びマニラの占領。

・日本側は、第1~第8までの艦隊を使用する。英米側に、使用制限無し。

・日本側の陸上戦力は、戦闘機人のみ使用可能。

・日本側は第9艦隊(日本共和国艦で編成された本土防衛艦隊)、第10艦隊(遊撃艦隊)への指示が出せない。


 以上が、今回のルールであった。この条件であると、日本側にかなり不利に動く様になっているが、後での文句は一切受け付けないと彼女に言い、案内された自分の席に座る。

 操作の方法などは、補佐を務めるファスサ兵に教えてもらう。それなりに、色々と弄れるらしく、本当に使い方が分かれば、面白いのかもしれない。そう思っていると、自フェイズが最初であった。

「先ずは、索敵であるな」

「索敵ですね。どの方向に、どの機種を何機、どれくらいの距離を索敵させますか?」

「……」

 早速問題が発生した。私は陸軍の軍人であり、海や空の事はよくわからない。それを見越してか、海と空の責任者もここに連れてこられていた。

「ランカスターの偵察型を5度づつずらし、南シナ海方面を重点的に探そう。今、我々が行っている索敵と、同じ方法だ」

「空軍がそうでしたら、我が海軍は潜水艦を出撃させますね」

 海空の両軍による索敵行動が開始され、敵艦隊発見の報告を待つだけとなったが、それでも艦隊の出撃準備や、航空機による攻撃の準備など、案外やる事は多い。

 勿論、要塞の構築や友軍との連帯も忘れない。

「あ、溶けた」

「何がだね」

「いやー、戦艦が10隻撃沈されちゃったー」

 軽い口調で言うエーマだが、被害は甚大であった。艦隊同士の艦隊戦では無く、航空機からの攻撃であったが、あっけなく艦隊が崩れて行く。未だに索敵には引っかからず、日本側がどの様に攻めてくるかは、分からないままであった。

 そのまま、十数フェイズが経過すると、ようやく艦隊が索敵網に引っ掛かった。ただし、それが目指したのはフィリピンであり、それから3フェイズでマニラはあっけなく陥落してしまった。

「自分で設定して置いて難だけれども、強い…(ぐぬぬ」

 エーマはまさか、自分の方から先に攻撃されるとは思っていなかったのか、悔しさを滲ませて日本側役を務めるサージトッシを見た。あちらは、してやったりと言った顔をしている。

 しかし、敵が強すぎる設定なのか、あっという間に戦力が削られ、こちらにはもう殆ど戦力と言うモノが残っていなかった。それを見越してか、揚陸をされ、陸戦の後にシンガポールが陥落と言う結果に終わってしまった。

 正直な話、強すぎる。

「これくらい強い方が、演習になるという配慮だったのかね?」

「いや、大体これくらいの強さだよ。今の日本軍は」

「なぬ!?」

 ファスサやサラメア側の想定では、これ程になっていると言われ、信じられるわけがなかった。本国からは、最低でも1カ月は持ちこたえる様に命令されているが、戦闘機人が強すぎる。特に、カミ815が。

 この演習では、カミ815の他に改竜機人と言う陸戦と海戦を行う事が出来る戦闘機人と、日本帝国陸軍に多く配備されている超大和級吉野型と言う戦闘機人が出てきた。

 改竜機人は、万能型と言っていい性能で、バランスがよく取れていると言う印象を持つ。

 逆に超大和級は、防御面に不安があるモノの、機動性や整備性に優れ、小回りが利く印象を持った。

 最後にカミ815だが、防御が高い。凄まじく高い。そのため、戦車による体当たりでも撃破できず、シンガポール要塞に設置してある要塞砲による攻撃さえも、有効打とはならない判定が出ていた。

 流石に、それは信じたくなかったが、想定される以上は、これで行くしかないのだろう。

 この後、陸海空の責任者による会議の後、この演習装置を参謀にも使わせ、対策を全員で話し合う事となったのであった。


 先ず、最初の戦闘から見てみよう。情報収集の為に、エーマが指揮を執る在比米軍の潜水艦が、沖縄に接近した時に起きた戦闘だった。

 この戦闘に現れた日本側の戦力は、アサシオクラス駆逐艦2隻とハツハルクラス駆逐艦2隻、アガノクラス巡洋艦1隻であった。

 対して米軍は、S級潜水艦4隻とT級潜水艦4隻であり、海域に広く分散していた。

 エーマは群狼戦術を行うべく集結し始めていたが、前方投射式の対潜兵器を搭載した駆逐艦の前には、低速で航行する潜水艦はただの的である。それを証明する様な戦闘であった。

 次に、台湾島と大陸との間にあるバシー海峡での戦闘。これはチチブクラスと言う、謎の巡洋艦とその護衛であるシマカゼクラス駆逐艦4隻が、仏印軍のステルヴィー級巡洋艦(ファスサからの譲渡艦)6隻と護衛のル・ファンタスク級駆逐艦4隻の間に起きた海戦である。

 戦闘は一方的で、チチブクラスの搭載する30㎝クラスの砲による遠距離砲撃で、あっけなく終了している。

 これに対しエーマは、「秩父級は今現在計画艦と言う事にはなる。だが、日本共和国の建造設備があれば、ひと月もあればこの様に実戦配備する事が出来る。今、存在しないからと言って、安心はできないのだよ」と発言している。

 次は、米軍艦隊が壊滅したルソン島東方海域航空海戦だ。当初、基地航空隊による攻撃で、この結果になったと思っていたが、空母艦隊の艦載機による攻撃であったらしい。

 日本側はタイホウクラス空母を6隻とフソウクラス航空戦艦を2隻を有する艦隊で、述べ700機もの航空機が、戦艦12隻、空母2隻を含む34隻の艦隊に襲いかかったのだ。戦艦10隻以外にも空母2、巡洋艦12、駆逐艦8…つまり戦艦2隻以外を全て撃沈される大損害を被った。

 その後、大破した2隻も撃沈され、フィリピンは丸裸同然となってしまう。この大損害を引き起こした原因は、新たに配備された「リュウセイ」と呼ばれる攻撃機で。艦爆と艦攻の役割を1つに纏めているそうだ。

「確か、日本帝国は急降下爆撃にこだわっていたと記憶しているが?」

「む?流星も急降下爆撃できるぞ」

「なん、だと…」

 現在海軍が、新規開発中のバラクーダも急降下爆撃が出来るそうだが、バラクーダ並に大型である。それに、日本帝国が行う急降下は、80度以上の直角降下と言っていい急降下であり、我々が行っている45度程度の急降下とは全く異なる。

「そう言えば、なのだが」

「何だい」

「航行中の戦艦は、航空機で撃沈できるのかね?演習の結果で沈んだだけなのか?」

「いくら戦艦が強靭でも、1t爆弾を20発も食らえば沈む。魚雷を10本食らえば航行困難になる。まぁ、私が知る限り魚雷を10本も食らって、沈まなかった戦艦は2隻しか知らんがな」

「その2隻とは?」

「日本の大和型だ。今大戦に参戦する大和型の元となった艦だ。2隻とも40本前後の魚雷と、60発以上の1000ポンド爆弾を食らって撃沈されている」

「それは……、凄いのかね?」

「キングジョージ5世級は魚雷7本で沈む。大和型はキングジョージ5世級と、同じ時代に造られた戦艦だが、大体6倍の強靭さを持つ訳だ」

 そこで、海軍参謀が声をあげた。軍縮条約違反ではないのかと。だが、エーマは当時の日本は、国際連盟からの脱退をしており、条約は形骸化していたと説明する。

 つまり、今現在日本帝国が保有するヤマトクラスは、このモンスター・バトルシップの設計改善型と言う事になるのだろう。

 撃沈するのに、魚雷だけでも100本は命中させる必要があると言われ、海軍参謀がふらりと倒れてしまった。それはそうだろう。同型艦が4隻もいるのだ。最低でも、400本の魚雷が必要と言われ、こちらまで頭が痛くなってきてしまう。

「航空攻撃と言えば、今回の演習には登場しなかったが、厳竜にも要注意が必要だ」

「ゲンリュウ?」

「巨大6発爆撃機でな。「ちょっくら、コンビニ逝ってくる作戦」で、ソ連領内を絨毯爆撃したのはコイツだ」

 早速、ゲンリュウのスペックを確認させてもらった。


名称:厳竜5115型

耐久:35000

防御:対56cm砲弾防御

武装:

重水素レーザー2×2門

98連装近接防御機関砲×20基

搭載:

航空誘導弾7×1500発

航空超音速魚雷×200本

120t爆弾×120発

1万t爆弾×24発


 こんなのに、どうやって勝てと言うのだ…。ソ連が一方的にやられた理由が、今よく分かってしまう。

「こいつは音速爆撃機で、高度10万ft以上を飛ぶのだ。迎撃は、ほぼ不可能と言っていいだろう」

「つまり、これが来たら一目散に逃げろと言う事なのか?」

「そうならないために、日本共和国と裏取引したのではないか」

「え!?」

「え?まさか、聞いていないのかい?ひと月たてば、日本共和国と和睦が出来るので、ひと月はここを死守する必要があるのだよ。それに、おそらく厳竜はフランスやアメリカに対して使うだろうから、こちらには殆ど来ないと思うよ?多分…」

 本国がいつの間にか、話を付けてくれた様だが、戦わないと言う選択肢が欲しかったと思わざるを得なかった。

「ちなみにだが」

「うん?」

「ゲンリュウを撃墜するのに、40mm砲弾が何発必要かね?」

 空軍参謀の質問に、エーマは呆れてモノも言えない。そう言いたげな顔をした。

「なんと極端な…。そもそも、そんな極小火力じゃ話しにならん。それこそ、コイツが搭載している1万t爆弾を直撃させれば、撃墜可能。とは言っておくよ」

 聞くだけ無駄な質問だった様だ…。ゲンリュウはこの世界の常識から考えて、撃ち落とすと言う事は不可能と言う事になる。

 ただ救いなのは、シンガポールには飛来してこないだろうと言う事だ。確約できないのは、非常に痛いが仕方ない。

 さて、本題に戻ろう。

 次は、日本帝国艦隊によるフィリピンは、ルソン島攻略の戦いだ。台湾と沖縄からの航空攻撃により、飛行場と戦闘車両に大被害を被り、コレヒドール要塞に立て籠もるも敗北する。

「98式中戦車チニもそうだが、99式特内火艇も脅威でな。M3中戦車だけでなく、M4重戦車でも全く歯が立たんのだ」

「タイプ99Spは、対空自走砲だと報告があるが。それ程、脅威になりえると?」

「ああ。確かに、砲塔は25mm4連装機銃だが、その上面に搭載される4連装噴進砲がな…。これに、対戦車弾誘導弾を装填できるために、殆ど近付けない。そして、こいつは対空自走砲では無く、水陸両用の自走ロケット砲だよ」

 タイプ99Spのスペックがこれになる。


名称:特99式内火艇

耐久:19

防御:対10㎝砲弾防御

武装:

4連装25mm機銃×1基

4連装8cm噴進砲×2基

搭載:

兵員(または戦闘機人)×4名


 耐久度19はかなり多めであり、M4重戦車で14、防御も対7.6cm砲弾防御である。現在我が軍最強の対戦車砲を搭載したT-34/32で、正面から攻撃しても弾かれてしまうほど。と言う事になる。

 米軍最強の対戦車砲は90mm高射砲を改造し、現在M4重戦車に搭載されている砲だが、32ポンド砲よりも劣るため結果は明らかだった。

 しかし、このタイプ99Sp。是非我が軍にも欲しい車両である。水陸両用の文字から分かる通り、渡河能力は当然あるのだろう。雨季のベンガルを移動するのに持って来いだ。

「つまりはタイプ99Spの支援攻撃によって、コレヒドール要塞が陥落した。と言う事だね?」

「コレヒドール要塞陥落の直接原因は、航空戦艦の艦砲射撃だよ。要塞砲の射程外から、好き勝手に撃ち込まれてボカンさ」

 改装されて、更に大口径の強力な砲を搭載したため、艦隊戦には不向きになった航空戦艦だが、対地攻撃にはめっぽう強くなってしまった様だ。しかも、着弾観測機に護衛を付け放題である。

 完膚なきまでに破壊されたコレヒドール要塞を放置して、島伝いにミンダナオ島に侵攻し、たった2週間でフィリピンが陥落する。

 この島伝い攻略で最も活躍したのが、タイプ99Spが属するトクナイカテイだ。渡河能力だけでなく、20kt程度で洋上航行も可能なため、一種の警備艇としても使用できるだろう。

 そして、島々には戦車が配備されていなかったため、守備隊は早々に降伏するか、全滅するまで戦うかの二択しか選択肢が無かったのだ。

「なっ…20ktで洋上航行可能!?」

 先程、復活したばかりだと言うのに、また驚いている。単体での使用は困難だが、支援体制が整っていれば、厄介な相手となるだろう。

 最悪、損傷しても艇体を破壊しない限り、島伝いに拠点まで戻れてしまうと言う事になる。海軍が健在ならまだしも、演習ではほぼ壊滅状態になり、魚雷艇すら弾薬不足で出撃できない有様になっていた。

 ただ、魚雷艇は非防御なので、返り討ちにあう未来しか見えないと言う、現実がある。

 次は、仏印上陸作戦であった。もう、既にお腹いっぱいな訳だが、続けるしかない。生き残るために…。

 コレヒドール要塞破壊後。日本艦隊は艦隊を再編して、揚陸艦隊を編成していた。そこに、東洋艦隊が攻撃を仕掛けた。編成は、エレノーワ・グリ・アフフィリンド級が6隻に、カイニヨド級が12隻と駆逐艦24隻であった。

 艦隊がバターン半島の影から、マニラ湾に停泊している艦隊への奇襲を行い、輸送艦23隻と巡洋艦3隻、駆逐艦7隻を撃沈する戦果を得た。

 しかし、エレノーワ・グリ・アフフィリンド級5隻が撃沈され、カイニヨド級は全滅。駆逐艦も10隻まで減ったため、一撃離脱することしかできなかったのであった。

「EGAは、そんなに強力な艦では無いからな。日本共和国が開発した兵器の前じゃ、こんなもんだろう」

「では、これに対抗できる艦を所望しようではないか」

「アラハバ…じゃなかった。アラバキ級なら可能かもしれんが、絶対に日本共和国が嫌がるだろうな…」


名称:アラバキ級

耐久:120000

防御:対61㎝砲弾防御

武装:

新型56cm砲×18門

小型レーザー3×80門

誘導弾5×20門

254mmガトリング砲×24門

搭載:水上機×20機


「耐久度が12万で、防御も対61cm対応!?これが、噂に聞く超兵器と言う奴か!」

「昔はそうだったらしいが、今じゃ馬鹿に強いただの戦艦さ」

 これなら勝てる自信があるが、勝ってしまうと和睦が不可能になるため、ある程度は負けていなければならないと言うジレンマ。

 そして、奇襲艦隊は帰路に潜水艦による夜間雷撃を受けて、戦艦1、駆逐艦6を更に失なったのであった。

「では、貴国での超兵器とはどう言った艦なのかね?」

「敢えて、グイーントッシ級と言わせてもら追うか。この艦は、我々エマステイルヴ級しか扱えない艦なのでな」


名称:グイーントッシ級

耐久:80000000

防御:対300㎝砲弾防御

武装:

超兵器100cm超電磁加速砲×160門

過速性ζ粒子砲2×12基

超兵器7重連結超重力砲×1基

35mm近接防御機関砲×1000門


 我々は、口を開けて呆然とするしか無かった。耐久度8千万?対300cm砲弾防御?これが…超兵器か……。

 なるほど、ならば確かにアラバキクラスは通常の戦艦と言えるのだろう。

「この艦隊出撃に対して、空母の艦載機による夜間空襲で、シンガポールの港湾設備が大破。リンガ泊地でも、巡洋艦を中心に被害甚大か……」

「空母の艦載機を陸上に揚げていた事が災いでしたな」

「いや、たまたま撃沈されなかったが、搭載していて撃沈されれば、使えなくなっていたぞ」

 空母には至近弾の破片による被害はあったものの、直接的なダメージは無い。ただし、護衛艦が甚大な被害を受けたために、活動を停滞させるしか無くなってしまっていた。

 また、敵空母が南シナ海に居座ったため、揚陸艦隊攻撃のために艦隊を動かすことさえ困難になっていた。特に、シンガポール防衛に航空戦力が必要なので、艦載機を戻すことさえできなかったのである。

 そして、破竹の勢いでマレー半島を南進した日本軍がジョホール水道を渡航。これに対して、要塞砲で応戦するも、戦闘機人に全く通用しないのだ。

 市街地戦に持ち込んだが、これが裏目に出て早々に無力化されて捕虜になる兵が続出。そのため、殆ど死者がいない状態で、ひと月が過ぎた訳だが、演習の終了条件ではなったため、その後2日で完全に占領されてしまったのであった。

 確かに、ギリギリひと月は持つであろう。もっと積極的に、戦力を大量投入すればいい事は分かったが、それに伴う犠牲者の数が半端無い。もし、これで和睦しようものなら、国民が黙っていないだろうが…。例のアレを使ってくると言う事なのだろうか?非常に、興味深いのも事実であった…。


グイーントッシは登場予定です。大変な事になりそうだなー(白目)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ