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お前らいい加減にしろっ(A)  作者: 加賀函館
第4章 マインの詩
53/72

051話

欧州での戦いは、一旦おしまいです

 E-10を中心とした軽快部隊では、中戦車を中心とした英歴連合軍に殆ど歯が立たなかった。

一部の対戦車自走砲は有効だったが、燃料弾薬の補給が滞り始めたため、破棄される車両が増えて行く。

 この現状にDAC司令のロンメル将軍は、ヒトラーに直談判をするために、ベルリンに向かったのだ。

「つまり君は、北アフリカからの撤退をするべきだと言うのか

ね?」

「その通りであります」

 ほぼ無表情だった顔が一気に赤く染まり、執務机を叩いて立ち上がり、ロンメルの前までドスドスと近寄って叫ぼうとした瞬間。横合いから殴り飛ばされる。

「落ち着きなさい、アドルフ」

「ミカド、いきなり殴るのはイタイよ…」

「いきなり怒鳴ろうとしていた貴方に、それは言われたくは無いわね」

 そう言って優しく微笑んで、床に倒れているヒトラーを起こしたミカド・ブラウン。

彼女は、今の現状を考えても、北アフリカからは撤退するべきだとヒトラーに進言したのだ。

通常ならば、聞き入れられる事は無いのだが、彼女の判断で上手く言った事は多く、軍事面でもその知識はいかんなく発揮されている。

「だけれども、北アフリカを失う事は、国民にどう説明すればい

い?」

「面倒を起こしたイタリアになすりつければいいのよ。そもそも、ギリシア侵攻をイタリアが起こさなければ、ファスサやサラメアと事を構える事も無かったし、私達が増援を送る必要も無かったもの」

「しかし…」

「それに、護れる範囲は狭い方がいいわ。今は、ソ連に集中した方がいいもの。それに、イギリスもそうホイホイと動ける訳ではないのでしょう?」

 そう、英国はアジア方面への海軍戦力増強を行う予定であり、それに続く形で陸空の戦力も移動が行われる。

「まぁ、ロンメル将軍には対ソ連戦への転向を理由にDAC軍団ごと転進して頂きましょ」

「ミカドがそう言うならば、それがいいと言う事だね」

「貴方も考えなさいよ…」

 ロンメルはこの御仁のお陰で命拾いしたと感じた。正直、ILL兵があまりにも強すぎるため、無駄な犠牲が増えるだけだと直感していたからだ。

「一つだけ聞きたい」

「どの様な事でしょうか、総統閣下」

「君が戦った印象では、どこの軍が強かったかね?」

「……。率直なところ、ILL…ファスサ兵が最も強かったと申し上げます。あれは人外でしたので…」

 ヒトラーも度々、ミカドが殴り飛ばしているILL兵を見かける

が、そこまで強いのかと思ってはいる。

だが、戦闘報告に上がる状況を見る限り、人の手では対処不能と言えるのだ。

 ヒトラーはロンメルに下がってもよいと言うと、側近の方を見て指示を出した。

その最中にミカドはコーヒーを入れ、休息を取る事になったのであった。


 米国では、日本がハワイ占領作戦を画策していると英国から伝えられ、大混乱していた。

確かにハワイは重要拠点だが、日本にもっと近いフィリピンの方が攻略目標で無い事に、頭をかしげる人間もいた。

 だが、本当に占領作戦がなされた場合。

米国は太平洋における後方重要拠点を失う事となり、一気に西海岸まで撤退するしかなくなってしまうのだ。

 そのため、戦力を別ける必要が出てきたため、大西洋と太平洋の両艦隊で、大論争が勃発。

移動させた空母を戻すか、新造艦を送るか、戦艦はどうするのか、航空戦戦力はどうするのかなど、論議は論議では無くなり既に流血騒ぎにまで発展していた。

 その喧騒を余所に、ニールス・ブルーノック・ブラウンは少将に昇進していた。

その彼にキンメル太平洋艦隊司令長官は、今後の艦隊指揮を任せる事を発表し、後任の育成に注力をする事となった。

「ようやくだな」

「ああそうだな。これからもよろしく頼むぞ、ハルゼー」

 しっかりと握手を交わしたそこに、ニーナ・バレンディア・ブラウン特務少尉がシャンパンを持ってやってきた。

その身は、今日ばかりはドレスに彩られている。以前、ブラウン提督に貰ったものであった。

「これなら、早くに貰い手が決まりそうだな」

「ハルゼー大佐…、その様に言われましても困ります」

 案外着付けが大変だったと漏らすニーナ。

その強調された胸元と、ボディーラインに若い士官の目が釘付けとなっている。

「ここにいたのか、ハルゼー」

 そこに声をかけたのは、ハルゼーの親友のレイモンド・スプルーアンス中佐だった。

彼は、ニールスの姿を認め敬礼と祝辞を述べ、その隣に立つニーナに固まった。

すごい格好をしているものだと。

「良いだろう。良いだろうこの娘は!」

「ハルゼー、父親は私なのだが…?」

「気にするな。それに、レイの息子はまだ若い……。そうだレイ、貴様の息子の嫁にニーナはどうだ?」

「勝手に話しを進めるな!」

 まるでコントである。

その模様に、口元を押さえてはにかむスプルーアンス。

普段は厳しい顔を向けている彼だが、近親者の前では感情を出す方だ。

「結婚ですか?え?え?え?まぁ、そうですか……」

「肝心の本人が、これではどうしようもないのではないのかねハルゼー」

 厳しい顔を向けられたハルゼーは、明後日の方を向いて口笛を吹こうと努力しているが、ゆるんだ口元では全く吹けずにいた。

「それに、息子にはフィアンセがいる。残念だったな」

「ぐむむ…」

 話しはここまでにしようと、ニールスは主役としての役目を負うべく壇上に上がり、挨拶と抱負を述べる。


目標は「日本」であると。


「そうだ、日本の奴らにどちらが上か、目にモノ見せてやろう!乾杯!」

 ハルゼーの機嫌のよい乾杯に、賛同の声と共に乾杯が行われ、太平洋艦隊は対日戦への準備を着々と始めるのであった。


 翌日、英国からの情報を整理するべく、ニーナを含んだ太平洋艦隊情報局所属員全員が呼びだされた。

局長のガナーズ中佐から始まり、全員の自己紹介が終わり、早速作業に取り掛かる事となる。

 現在、判明しているのが次の通りだ。


・日本共和国が、日本帝国と共に攻勢に出ようとしている。

・皇紀2600年観艦式にて、日本帝国の海軍軍備はワシントン軍縮会議時に決められた数のおよそ6倍である。

・日本軍の軍組織に変化があり、人間だけでなく、機械人間(サイボーグ)も相当数配備されている。

・作戦名は「発動!ハワイ占領作戦」であるが、目的地は不明。

ただし、占領作戦の兆しはある。


 以上であった。

 特に、海軍軍備は想定以上に増えていた。

そのため、大西洋艦隊から相当数の艦船を太平洋に回すしか無くなり、大西洋は旧式艦を中心とした編成となっている。

 以前、ファスサがベッファーナ運河の封鎖を行っていたが。

現在は解除され、運航に支障は無かった。

 戦力に関しては、英国側も配備予定であり、北アフリカの戦いが枢軸側の撤退と言う決着を迎えたため、すぐさま次の作戦に移るべきなのだろうが、日本を放置できないため、戦力を抽出してアジア方面に送って来る事になる。

 その中には、ファスサから譲渡された戦力も含まれ、それが日本にとって大きな圧力となると予想されていた。

「シンガポールと周辺の基地機能を拡充して、艦隊を更に派遣できる様にする様ですね」

「……これは、本当なのかね。この数を投入する?嘘だろう…」

「確認しましたが、本当です。それ程、イギリスは対日戦に本気と言う事になるでしょう…」

 当初、戦艦1隻、巡洋戦艦1隻、巡洋艦2隻、駆逐艦4隻を増派する筈だったが、北アフリカの制海権維持をサラメアが担う事となり、余力が出来たためであろうと予測できる。

できるが、この数は……。

 現在は、戦艦12隻、空母6隻、巡洋艦28隻、駆逐艦70隻、潜水艦50隻と大幅に強化されている。

特に戦艦と空母は、ファスサからの譲渡艦であるエレノーワ・グリ・アフフィリンド級戦艦と、チョウ・シナノ級空母であり、大幅な戦力強化が行われていた。

 これに伴い、陸上戦力も強化され、殆ど配備されていなかった戦車が配備され、バレンタイン歩兵戦車、クロムウェル巡航戦車が配備され、それを補佐するようにT-34/17中戦車やT-34/32重駆逐戦車(32ポンド(94mm)砲を固定搭載した駆逐戦車。見た目はSU-100)を配備。

 航空機はスピットファイア戦闘機を中心に、

モスキート攻撃機、ランカスター重爆撃機を配備しており、

十分な戦力配置となっていた。

 これに焦った仏印軍は、英国に装備の増強を要請し、同じような装備を仏印軍も装備する事となったのであった。

「おそらく、日本共和国と繋がっているファスサ側からの情報提供を受けてこの配備数か……。日本側はどれ程を注ぎ込むの

だ…。と、言うよりも、この数で対処せねばならないのであれ

ば、シンガポールが本命で、ハワイはついでなのではないの

か…?そう、思いたくなるな……」

「提督、よくお考えください。今の日本は、日本共和国と、日本帝国の2カ国が存在するのです。この2カ国が別々の目標を目指すことも考えられます」

「そうであったな…」

 今の日本には、第1から第10の10個艦隊が存在している事は判明している。

その中で、大幅な戦力増強となったのが空母戦力である。

合計10隻の大型空母と、30隻前後の小型空母であった。

 戦艦の増強は4隻にとどまっているが、コンゴウクラスが強化されており、その強化具合が不明だった為に、想定外の戦力を割かねばならなくなってしまっていた。

「おと…じゃなかった。ブルーノック提督、敵戦艦の殆どは第2艦隊に配備されているようです。なお、コンゴウクラスは第1艦隊に配属され、空母の護衛として運用しているようです」

「恐れていた事が起きたか……」

 コンゴウクラスは、元が巡洋戦艦と言う高速艦であった。

それを軍縮条約を期に、戦艦に改装していたが、ここで高速艦に戻したと言う事は壊れても日本側としては、痛くも痒くもないからだろうと予想できた。

 いくら旧式化しているとはいえ、日本共和国の技術で強化された艦に、巡洋艦で挑むのは無謀にすぎる。

 軍縮条約が無ければ、レキシントン級が巡洋戦艦として完成していたため、機動戦を行えたであろうが、無い以上は別の方法を考えるしかない。

「バレンディア少尉。君は、どの様にこの艦隊を打ち滅ぼす事が出来ると考察するかね?」

「被害覚悟で、巡洋艦を多数配備した艦隊で出撃して、駆逐艦の接近雷撃で戦艦を撃沈します。航空機には、空母や補給艦の攻撃を行わせ、行動力を奪います」

「補給艦…。マミヤの様な艦が補給艦として随伴すると?」

「それは分かりませんが、そうであっても撃沈できない訳ではないでしょう」

 巡洋艦の数が、勝敗を決めると言ってよいのかもしれない。

特に、初期の戦いではそれは顕著であろう。

あとは、戦時量産艦が増えれば、後に改善するであろうとも。

それでも、ニーナは浮かない顔をする。

「心配かね」

「ええ、多くの命が失われてしまう。それが分かっていながら、話し合いでどうにもならないなんて…」

「……」

 ここで雌雄を決めなければ、後々に大きな禍根となる事は、

分かりきっていた。

特に、民族の隔たりが大きい今でなければ、もっと醜い事が起きるだろう。

 局長のガナーズ大佐が、ニーナに感情に左右されない情報を

集め、犠牲を少なくするべきであると説く。

ただ、日本共和国を実際に感じていない彼だからこそ、そう言えるのかもしれない。

ニーナは、英国で日本共和国に触れる機会が多くあった。

そのため、我々も分からない様な葛藤があるのだろう。

「バレンディア少尉は、日本共和国と触れ合う機会があったからこその理由があると思う。なら、教えてくれないだろうか。日本共和国について、貴官が思った事を」

「はい…」


 それは、例の登場から始まった。突如現れた艦は、ほんの数秒前までは東京湾にいた艦だった。それが、ほぼ世界の反対側にあたる英国に現れた。それは、軍事的常識を、一般常識さえも逸脱した光景だった。

 300mを越す巨艦が、曳き船(タグボート)の補助無く指定の場所に錨を下ろし、停泊した様子や異様なまでの巨影に、誰もが目を丸くしていた。

 見学時にファスサ艦からやってきたガイテナル・トノマツ大佐から受けた警告と、知られざる事実。そして、ノックス・ブラウン提督との出会い。

 ニーナの娘だと言った彼女は、色々と世話を焼いてくれた。昨日のドレスもそうだが、あの情報も彼女がくれたものだった。あの情報を元に、我が国はソ連に有償譲渡(レンドリース)を行い、戦力の増強に役立てる事が出来ていた。

 ブラウン提督に出会う少し前に、第10艦隊司令のクニトキ・ハブ少将にも会ったそうだが、印象には全く残っていないと悔しそうな表情をする彼女。

 当然、印象の強すぎるブラウン提督に塗りつぶされてしまったのだろう。名前だけでも覚えていた事は、僥倖であった。

 日本共和国が配備計画を画策していたイズモクラス巡洋艦は、現状の条約を反映させたっ場合、ビック7と並ぶ16.1インチ(約41㎝)砲を搭載。この16.1インチ(約41㎝)砲は速射砲であり、1分間に最大90発の速射が出来、砲弾の重量は2.2t。通常ならば53㎝砲と同等の攻撃力を持つと説明されたそうだ。

 当然ながら、世界的にこれに対抗できる戦艦は存在しない。

そのため、接近は自殺行為であり、航空機による攻撃か、射程外からの攻撃が有効と言えたが、射程外から攻撃するにもこちらの技術では、射程1000km前後の砲兵器に対抗する手段は、航空攻撃に限定されてしまっている。

 その航空機に対抗する手段も、多数持っており、ロケット弾に誘導機構を備えた誘導弾や、小型砲弾に誘導機能を持たせ、

多数を上空に放ち迎撃するAGGS。射程10万m、最大到達高度60万mを誇る両用砲など……。どう、逆立ちしても敵いそうもない現実を突き付けられてしまったのであった。ハルゼーは意気揚々と答えていたが、元から日本共和国と戦う事は無理である。

 なので、日本帝国と事を構えるだけにすれば、まだ被害はマシになるとも。

 幸い、日本共和国は日本帝国本土防衛の為、艦隊を派遣する事はしないと教えられ、少し安堵もしていた。

「あ」

「どうしたのかね」

「そ、その…。ハブ少将が、

『日本共和国の改黄泉平坂級には、通商破壊を専門とした超丙型巡洋艦と言う艦型も存在する』

と教えてくれました」

 それは、ブラウン提督の我儘で、ポーツマスの街を歩いている時のことだった。故郷にいる妹の為に、土産を買っているハブに出会い、少し話をした時だった。遠目では若く見えたが、当時36歳。現在なら39歳前後と言う事になるだろう。

 顔には多数の切り傷があり、それは父親と喧嘩をした時についたものだと説明されたそうだ。

「あ、でも、(渋くて)格好よかったですよ?」

 少し頬を染めてそう答えたニーナに、頬を引きつるニールス。絶対にハブを殺そうと、神に誓った瞬間だった。

 その後、ハブと共に妹への土産を見た後、ブラウン提督を置いて艦へと帰って来たのであった。その時、お暇様だっこをされて日本共和国の大型運荷艇に乗せてもらった事も。

 ニーナは気付いていないが、ニールスが血涙を流している。

その事に気付いた全員が、頬を赤くしてハブとの思い出を語るニーナに向き、見つめられてはっと我に返ったニーナはその後を続ける。

 バッキンガム宮殿前で起きた流血事件。これは、日本共和国幕僚総長を暗殺しようとした過激派によるものだったが、それを阻止したのはたったの1人だった。山本かなこ海将と言う機械人間(サイボーグ)で、その戦いぶりが新聞となった時にブラウン提督に聞いたところ、彼女が使う機体は日本共和国最強の戦闘機人である、加賀函館級と言う事が分かった。

何でも、レキシントン。ファスサを植民地として持つ国の最強戦闘機人、エマステイルヴ級と同格の戦闘能力を持っているそうだ。

「エマステイルヴ?もしや、今度シンガポール要塞の司令官になるサラメア軍人の事か?」

「おそらくはそうでしょう」

 エーマと呼ばれる彼女は、地中海海戦を指揮した指揮官

であり、北アフリカ反攻作戦の補佐官でもある大変優秀な提督(将軍)であった。

 その彼女が戦闘機人であり、その彼女と同格であると言う事は相当ヤバい相手と言う事になる。

 そもそも、戦闘機人自体がヤバい相手である。それが北アフリカで証明され、ファスサのエルゴニア級は無類の強さを誇っている。

 今の日本帝国には、多数の戦闘機人が配備されている事から、陸軍の大苦戦は想定されるであろう。

 何故、式典が終わったにもかかわらず、幕僚総長がその様なところにいたかは不明だったが、今の状況を考えるに何かしらの交渉が行われた事は確かで、それが失敗に終わった事は明らか

だった。

 その後、戦艦ニューヨークは鹿島に曳航され、アメリカに

帰ってきた訳だ。この時の様子は既に報告書にまとめられ、

誰もが熟読していたため、何も言う事は無かったが、最後に1つだけ知った事があった。

「ブラウン提督との別れは、余りにも衝撃的でした」

「ああ、頭から血を流していたが、大丈夫だっただろうか…。

して、何を知ったのかね?」

「ブラウン提督も、機人だったのですよ」

 後日、ブラウン提督の孫を名乗る女性…、あまりにもそっくりで、見間違えたと思うほどだった。その彼女が、ブラウン提督について教えてくれたそうだ。

 彼女が生まれたのが、西暦1953年。その後、西暦2022年に起きたハワイ海戦で乗艦が撃沈され、歴親沌保存帝国の捕虜となった。なお、その時の怪我が元で人間としての生命の危機に瀕した際に、サイボーグ化されたそうだ。一時期を日本共和国で過ごした後、日本共和国からの要請で別世界の自分の親戚を助ける事になった。そして、今は東アメリカ共和国と言う国に所属していると。山本海上少将が言っていた「ニューヨークに宅急便で送るぞ」のニューヨークは、この東アメリカ共和国所属の戦艦だとも教えてもらったと言う。

 提督と言われるからに、長生きであると思っていたが、

まさか機械人間(サイボーグ)であったとは……。

「待てよ、バレンディア少尉」

 ガナーズ大佐は気付いた。ファスサを管理する国、歴親沌保存帝国と日本共和国が同じ世界に存在する事を。歴親沌保存帝国の強さが示された今、彼らに認められている国である日本共和国

は、とてつもない国と言う事である。

 これなら、彼女の危惧も理解できた。つまり、本当に日本帝国だけを相手にしなければ、国が滅ぶどころでは済まされないと言う事である。


羽生の歳が判明!(もっと前に判明しているよね?って言わないでぇ!)


ちなみに、妹の照子とは腹違いの兄妹です。

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